地震対策

 
IV 避難の知識
 
 

4. 避難所での過ごし方

 

自宅を離れて避難所で生活するのはとても不自由なことです。慣れない場所での共同生活がストレスや過労を引き起こし、体調を崩してしまうこともあります。災害時こそ、高齢者や子どもなどに気を配り、助け合いの心でできるだけ気持ちよく生活できるよう心がけましょう。

車中泊での注意点

新潟県中越地震でクロ一ズアップされたのが、車の中で避難生活を送る「車中泊」の問題です。避難所と比べてプライバシーの確保ができ、暖かく過ごすことはできますが、長時間狭い空間にじっとしていることによる「エコノミークラス症候群」や、換気の配慮を忘れることによる「一酸化炭素中毒」などの危険があります。もし車中泊をしなければならない場合は、以下の点に注意しましょう。

エコノミークラス症候群対策

●できるだけ体を動かすようにする。

●座ったままでも、足の指やつま先を動かすなど足の運動をする。

●十分な水分をとる。

●ゆったりとした服装で過ごす。

一酸化炭素中毒対策

●寒くても、定期的に窓を開けて換気する。

●ほかの車と十分な距離をとって駐車する。

●エアコンは外気を入れながら動かす。

「避難場所」と「避難所」について

法律的な定義はありませんが、千葉市では次のように扱っています。

【避難場所】 避難場所とは、学校の校庭や公園、緑地、広場などで、災害時に自宅等が危険な場合に、一時的に避難する場所として市が指定しているオープンスペースをいいます。
  ○避難場所:
○広域避難場所:
主として近隣の住民が災害から一時的に避難するためのオープンスペース
主として広域火災などから身の安全を守るための、広域的な避難のためのオープンスペース
 
【避 難 所】 避難所とは、学校の体育館、コミュニティセンター、公民館など、災害時に自宅等での生活が困難な方を一時的に収容、保護する施設として市が指定した建物をいいます。学校などは、避難場所、避難所の双方に指定されています。

市内の避難場所・避難所

「ちば案内マップ」でご確認ください。
ちば案内マップ