火災対策

 
I 火災の予防と対応
 
 

5. 消火器と消火について

 

◆消火器の基礎知識

●安全ピンのはずし方はメーカーにかかわらず共通です。
はずし方の確認をしておきましょう。
●火災の種類によってラベルが異なります。
どの火災に適した消火器か確認しておきましょう。

普通火災用

油火災用

電気火災用

●使い方を読むだけでなく、防災訓練などに参加し、実際に動作してみることが肝心です。
●高温多湿を避けて設置します。さびついたり変形したりしているものは専門業者に点検を依頼しましょう。また、一度安全ピンを抜いた場合(噴射していない場合)も同様です。
●消火剤の交換時期は5~8年と言われていますが、最近販売されている消火器には交換時期を表示しているものもありますので、確認してください。

◆消火器を使った消火方法

消火器の使い方
   

1.安全ピンを抜く

  2.ホースをはずして火元に向ける   3.レバーを強く握って噴射する
→ →
消火のコツ
   
1. 自らの安全を考え、逃げ口を背にして消火にあたる
2. 立ち上がる炎や煙に惑わされず、火元を見極め、火元を消すように噴射する
3. 消火器ではいったん火が消えても、再び燃え出すこともあるので、念のため水をかけて完全に消しておく

※消火器の場所を確認しておこう
火災の際に、消火器がどこにあるのか分からないようでは困ります。
どこに設置してあるのか、普段から確認しておきましょう。

◆消火器以外での初期消火の方法

バケツリレーによる消火訓練
   

火災が起きた際に、必ずしも消火器が近くにあるとは限りません。
防災訓練では、近隣で協力しあって消火活動を行うバケツリレーも試してみましょう。バケツの水でどれだけの消火効果があるのか、身をもって体験することができます。

※バケツ以外のものも試してみよう
実際の火災では、バケツリレーをするだけのバケツがすぐに集まるかどうかわかりません。そこでバケツの代わりに、洗面器やゴミ箱、鍋などの食器、スーパーの袋など、身の回りにあるものでどんなものが消火活動に使えるか、さまざまなものを試してみるのもよいでしょう。