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更新日:2021年9月6日

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9月、長月に入りました(今回、少々長文です)

『天災は忘れたころにやってくる』『歴史は繰り返さないが、韻を踏む』

こんにちは。中央区長の藤代です。中央区の皆さまには、新型コロナウィルスの感染拡大防止に向けて、引き続き「新しい生活様式」にお取組みいただき心より感謝申し上げます。

今日は9月1日、「防災の日」。
1923(大正12)年9月1日午前11時58分、関東大震災は発生しました。この震災を忘れず、災害に対する備えをしっかり行おうと、国は1960(昭和35)年に9月1日を「防災の日」として制定しました。またこの日は、立春から数えて210日目、暦の上で「二百十日(にひゃくとおか)」と呼ばれており、この時期に台風が多く、災害が発生しやすいことも、理由のひとつといわれています。

私たちの生命や財産に重大な影響を及ぼす災害、我が国はこれまで様々な災害に見舞われてきました。そして最近では「これまでに経験したことのない災害」という言葉を良く耳にするようになっています。
 本市でも直近の災害でいうと令和元年の台風15号・19号は「これまでに経験したことのない台風」であり、中央区内でも被災された方が多くいらっしゃいました。また、本年7月2日の大雨による土砂災害警戒情報発令、8月初旬の台風10号、翌週の大雨など、風水害が途切れることなく発生している印象があります(「コロナ」もまさにこれまでに経験したことのない災害の一つと言えるでしょう)。

冒頭の「天災は忘れたころに…」、このフレーズ、皆さんもどこかで聞いたことがあるのではないかと思います。寺田寅彦によるこの言葉、「平生からそれに対する防御策を講じなければならないはずであるのに、それが一向に出来ていない」と80年以上も前から言われているようです。
そして「歴史は繰り返さないが…」(『トムソーヤの冒険』を書いたマーク・トウェインの言葉のようです)、人々の営みの結果である「歴史」と自然がもたらす「災害」では少し(結構?)違いがありますが、全く同じ出来事として起こるものではなくとも似たような事態は起こり得る、とすれば、どんな時も警戒は怠るべきではない、過去の似たような出来事を振り返ることが参考になるはず、ということをこの言葉は教えてくれているように思います。

残念ながら災害を完全に避けるということはかなり難しい、あるいはできないかもしれませんが、これまでの経験を踏まえて被害を最小限のものとするために「備える」ことは、行政は当然のこととして、地域・家庭・個人、それぞれの単位で可能です。
この時期に地域でも数多く開催されている避難訓練、現在は、コロナ禍にあるため実施や参加が難しいという話も伺っていますが、災害の種類(風水害や地震)に応じてどういった対策が必要なのか、自分たちの地域のハザードマップなどを含め様々な情報が、千葉市や千葉県、首相官邸、国土交通省などの防災に関するウエブページ等でも確認できます。

皆さんは今、
・家具の置き方:工夫していますか?
・食料・飲料などの備蓄:3日分以上の用意はしてありますか?
・非常用持ち出しバッグ:準備できていますか?
・安否の確認方法:決めていますか?
・避難場所や避難経路:災害(風水害・地震)ごとに検討していますか?

今一度、災害が発生する前に、もしも発生したとき、さらに発生後一定の期間が経過したのち、自身が何をどうすることが適当か、正しい知識情報に基づきシミュレーションしておくことをお願い、おすすめいたします。

まだまだ暑い日もあったりしそうですが、さまざまなところで少し違った様子も感じられます。中央区でも少し奥に入った谷津田では稲刈りも進み始めました。季節の変わり目、健康には十分ご注意ください。そして、日々、災害への備えもお忘れなきようお願いいたします。

参考

・首相官邸(災害に対するご家庭での備え)(外部サイトへリンク)

・国土交通省(防災ポータル)(外部サイトへリンク)

・気象庁(キキクル)(外部サイトへリンク)

・千葉市(防災ポータル)

・千葉市地震・風水害ハザードマップ(WEB版)

・千葉市が発令する避難情報(新しい5段階の警戒レベル)

・千葉市中央区(防災マップ作成の取り組み)

 

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