千葉市立加曽利貝塚博物館 > 調査研究 > 調査 > 【終了しました】令和7年度 加曽利貝塚発掘調査について

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更新日:2025年11月29日

令和7年度 発掘調査について

千葉市では、特別史跡加曽利貝塚の第3期調査として、57年ぶりに北貝塚の本格的な発掘調査を、令和5年度から継続して実施してきました。
このたび、第3期調査の3年目にあたる今年度の調査を9月17日(水)から開始しますので、お知らせします。
令和5・6年度の調査では、縄文時代後期(今から約4,000年前)の所産と推定される無数の柱穴群や大量の遺物(縄文土器・石器・土偶など)が見つかりました。「中期(今から約5,000年前)の北貝塚」というこれまでの位置付けに再考を迫られている中、今年度の調査は北貝塚における後期集落の実像に迫る特に重要な調査になります。

調査期間

令和7年9月17日(水)~11月29日(土)各日 9:00~16:00
※日・月曜日、祝休日を除く
※猛暑・雨天等の場合は調査休止。調査休止の場合は、加曽利貝塚博物館ホームページの「発掘調査日誌」で周知します。

調査場所

特別史跡加曽利貝塚 北貝塚 500㎡(下記位置図赤枠範囲)

発掘調査地点
発掘調査地点(:調査地点)

発掘調査地点(拡大)
発掘調査地点(拡大)

現地の様子(発掘調査地点矢印方向から)
現地の様子(上記発掘調査地点図の矢印方向から)

調査内容

遺構の分布確認
柱穴群の精査
令和5年度の調査で確認した、調査区西側の柱穴群について一部掘削・精査を行い、遺構の時期や性格を明らかにします。
遺物集中地点の精査
令和6年度の調査において、調査区東側で検出した縄文時代後期の遺物が集中する地点(「遺物集中地点」と仮称)の掘削と精査を行い、柱穴群やその他遺構の有無と広がりを確認します。
旧調査地点の再発掘

昭和37(1962)年の第1次調査第2地点の再発掘を実施します。当該地点は、当時の発掘調査で、縄文時代後期(今から約4,000年前)の竪穴住居跡や5体の埋葬人骨が検出されており、集落の変遷を把握する上で重要な地点です。令和5年度から継続して調査を行っています。
 

昭和37年の人骨調査風景(1)
昭和37年の人骨調査風景(1)

昭和37年の人骨調査風景(2)
昭和37年の人骨調査風景(2)

見学者への対応

調査は常時公開しています。また、学芸員による現地ガイドや現地説明会を開催します。

学芸員(発掘調査担当職員)による現地ガイド「フィールド・トーク」
開催日時
調査期間中における発掘実施日の14:00~14:15
※調査休止日、雨天中止の場合を除く
内容
調査成果の説明
【終了】発掘調査現地説明会(令和7年度調査成果の速報)
発掘調査現地説明会は終了しました。
開催日時
11月29日(土)10:00~15:00(最終受付14:30)
内容
(ア)遺跡の説明、調査の目的の説明
(イ)調査成果の説明

※学芸員による現地ガイド、現地説明会はいずれも参加費無料・事前申し込み不要でご参加いただけます。

発掘調査現地説明会」ページ

情報発信

加曽利貝塚博物館ホームページおよび現地掲示板で情報を発信します。

発掘調査日誌

発掘調査日誌」ページで発掘調査の様子を発信します。(随時更新)

現地掲示板  ※毎週更新
設置場所
 発掘調査地点付近の園路
掲示内容
 (ア)発掘調査の目的、概要
 (イ)前週までの調査成果
 (ウ)今週の調査予定

 

このページの情報発信元

教育委員会事務局生涯学習部文化財課加曽利貝塚博物館

千葉市若葉区桜木8丁目33番1号

電話:043-231-0129

ファックス:043-231-4986

kasorikaiduka.EDL@city.chiba.lg.jp

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