風水害対策

 
II 風水害に備える
 
 

4. いざ避難のときには

 

◆正確な情報収集と自主的避難を

ラジオ・テレビで最新の気象情報、火災情報、避難情報を収集しましょう。雨の降り方や浸水の状況に注意し、危険を感じたら自主的に避難しましょう。

◆浸水時の水深に注意

歩ける深さは男性で約70㎝、女性で約50㎝までです。水深が腰まであるようなら無理は禁物です。高所で救援を待ちましょう。

◆安全な避難路を

避難路には広い道路を選び、側溝や水路 に転落しないよう注意しましょう。

また、 河川沿いの道路や橋は危険ですので避けて ください。山沿いの道路を通らなければな らない場合には、土砂災害に注意しましょ う。

◆お年寄りなどの避難に協力を

お年寄りや子ども、病気の人は、早めの避難が必要です。近所のお年寄りや子ども、病気の人などの避難に協力しましょう。

◆車での避難は控えて

自動車での避難は緊急車両の通行の妨げになりますので、特別の場合を除き、やめましょう。

◆動きやすい格好、2人以上での避難を

避難するときは動きやすい格好で2人以上での行動を心がけましょう。

被災後の安全点検

台風や豪雨が去った後は、多くの危険が潜んでいることがあります。 地域ぐるみで協力し合いながら、安全に復旧活動を行いましょう。

●家の中は風通しをよくして乾燥させる。
●浸水の被害にあったら消毒を念入りに。
●落下や倒壊の危険はないか。あればただちに補強や除去を行う。
●断線した電線が家屋などに触れていないか。(棒などで安全な場所へ移す)
●水害を受けたら衛生面に注意。水道水は煮沸し、手の消毒を忘れないように。
●活動時にはけがをしないよう、肌を露出しない服装で。