子どもの交通安全
子どもが日々成長していく姿を見るのは、とても楽しいものです。
成長とともに行動範囲が広がっていくと、子どもは家の中から外へと出て行きます。その際、交通ルールを守る習慣を身につけていないと大変危険です。交通ルールを守って行動しなくては安心して道路を歩くことは出来ません。
ここでは、交通事故から子どもを守るために、保護者の皆さんが知っておいていただきたいポイントをご紹介します。
道路遊びはとても危険です
道路で遊んでいませんか?遊ばせていませんか?
・ボール遊びやキャスターボード、キックスケーター等に夢中になっていると、周りの音が聞こえなくなったり、周りの車や人、自転車などが目に入らなくなったりして、とても危険です。
・車には、ドライバーから見えづらい死角があり、近くで遊ぶととても危険です。
道路遊びはとても危険です(千葉市作成啓発チラシ)(PDF:426KB)
子どもの特性のポイント
- ひとつのものに注意が向くと、周りのものが目に入らなくなる
幼児が道路の反対側にいるときは、急に走り寄ってくることがあるので、絶対に声をかけないようにしましょう。
- あいまいな言葉は良く理解できない
「危ない」「注意しなさい」といった言葉で言い聞かせるだけでは不十分です。実際の場面で、何が危険か、なぜ危険なのかを具体的に繰り返し教えることが大切です。
- 物陰で遊ぶ傾向がある
子どもはちょっとした物かげや車のかげで遊ぶのが大好きです。
車のかげで遊ぶ姿を見たら一声注意しましょう。
- 大人のまねをしがち
子どもは大人のまねをします。まず、大人が交通ルールを守り、子どものお手本となりましょう。
- 保護・監督をしっかりと
幼児や小学校1・2年生程度の子どもは、交通安全の必要な能力が未発達なので、さまざまな交通場面で正しい判断、安全な行動を期待することはできません。
道路では、子どもから絶対に目を離さないようにしましょう。また、道路を歩くときは、子どもの手をしっかり握りながら、大人が車道側を歩きましょう。
- 道路の歩きかた
歩道がある道路では歩道を歩きます。
歩道がない道路では、道路の右端を歩きます。
- 道路の横断のしかた
- 信号機のある横断歩道の場合
信号が「青」になったら、手を上げて、右見て、左見て、もう一度右を見て、車が来ないことを確認してから渡ります。青になったからといってすぐに飛び出すと、横断途中の車がいる可能性があり危険です。
「青」信号が点滅しているときは、次の「青」になるまで待ちましょう。横断途中で「青」信号が点滅をはじめたときは、早足で渡りましょう。
交差点で横断待ちをしているとき、歩道の端に立っていると、左折してくる車に巻き込まれる危険がありますので、一歩下がって待つようにしましょう。
- 信号機のない道路を横断する場合
手を上げて、右見て、左見て、もう一度右を見て、車が来ないことを確認してから渡りましょう。車の多い道路は少し遠くても横断歩道を渡るように教えましょう。道路の斜め横断は危険です。
駐車している車や、渋滞で停止している車の間から道路を横断することは、駐停車車両のかげになり走ってくる車が見えません。また、車からも歩行者が見えないので、大変危険です。
- 自転車の乗りかた
自転車は漕ぎはじめに力がいるので、乗り手はいちいち停止することを嫌いますが、「止まれ」の標識のある交差点では必ず一旦停止して、左右の安全を確認してから渡りましょう。信号機のある交差点では信号に従ってください。狭い道から通りに出るときは必ず一旦停止するように注意してください。
二人乗り、手離し運転等危険な運転はしないように注意しましょう。
夜間はライトをつけ、夜光反射材を付けるようにしましょう。
自転車は車の仲間です。自転車・歩行者道を通行するときは、歩行者に注意しながら、ゆっくり走りましょう。
「子どもの歩行中の交通事故防止」に係る啓発チラシ
九都県市(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、相模原市)における歩行中の交通事故発生状況を調査したところ、死傷者のうち7歳(小学校1~2年生)が際立って多いことから、九都県市共通の子どもと保護者に向けた啓発チラシを作成しました。
・「子どもの歩行中の交通事故防止」に係る啓発チラシ(子ども向け)(PDF:2,272KB)
・「子どもの歩行中の交通事故防止」に係る啓発チラシ(大人向け)(PDF:840KB)
幼児や児童などが交通ルールを学ぶことを目的とした、美浜区打瀬にある市の施設です。