千葉市基本計画を策定しました!
策定に向けた取組
計画の概要
計画の特徴
- 千葉市の特性を活かした計画
まちづくりに携わるすべての主体が共有し、磨き上げて未来に引き継ぐべき「千葉市の特性」を明らかにし、まちづくりに活かします。
- 中長期的な未来を見据えた計画
将来にわたり持続可能な都市経営を図るため、10年後に実現したい姿を「みんなが輝く 都市と自然が織りなす・千葉市」と定めています。
また、2040年を展望した社会変化や将来リスク、SDGsの「誰一人取り残さない」といった視点等を踏まえ、この10年間に重点的に推進する政策及び分野目標を位置付けています。
- みんなで共有し、みんなで取り組むまちづくりの計画
多様な主体がサービス提供や課題解決の担い手として、より一層関わっていくことを目指し、「まちづくりを進める力」を位置付けています。
また、策定段階における様々な市民参加の取組みを通じて、多様な主体が未来の千葉市に馳せる夢や思いを伺い、計画に積極的に反映しました。
- 地方創生を進める計画
総合的かつ戦略的なまちづくりを進めるため、「千葉市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン・総合戦略」を継承・統合し、分野横断的かつ重点的に取り組む「未来のまちづくりに向けた戦略的視点」を位置付けました。
計画の構成
基本計画第1章(PDF:300KB)(別ウインドウで開く)
計画体系・計画期間
基本構想・基本計画・実施計画の3層から構成される総合計画のうち、恒久的な都市づくりの基本理念などを示す基本構想に基づいて中長期的なまちづくりの方向性を示す10年間(計画期間:令和5~14年度)の計画です。

基本計画第2章(PDF:1,011KB)(別ウインドウで開く)
千葉市のあゆみ
これからのまちづくりを考える前提として、千葉市の成り立ちや発展の過程など、縄文から現在の大都市に至るまでのあゆみを振り返ります。
千葉市の特性
これまでのあゆみの中で築き上げられた「千葉市ならでは」の特性を、未来に引き継いでいくべき「5つのまちの宝」として明らかにします。

基本計画第3章(PDF:3,190KB)(別ウインドウで開く)
現在の千葉市を取り巻く状況
(1)人口の動き
- 市の総人口は安定的に増加していますが、自然増減(出生数と死亡数)は平成26年以降マイナスとなり、社会増減(転出入)のプラスにより、人口が維持・増加しています。
- 千葉市の人口を支えてきた、市の以東、以南の地域では既に人口減少が始まっているため、周辺都市までを含めた人口維持・増加を考える必要があります。
(2)人の流れ
- 市民の通勤先は、市内が過半数(約59%)を超えており、昼夜間人口比率も市全体で98.1%と首都圏政令市で最も高く、職住近接の環境が整っています。
(3)経済と産業の動向
- 千葉市の地域経済循環率は87.2%と首都圏政令市の中で相対的に高く、市内で経済が循環しています。
- 産業構造は概ねバランスが取れていますが、第3次産業の比重がやや高く、製造業がやや低くなっています。
2040年を展望した重要な社会変化
(1)人口の変化
- 総人口は2020年代前半をピークに減少に転じる見通しです。
- 年少人口(15歳未満)及び生産年齢人口(15歳以上65歳未満)が減少する一方、高齢者人口(65歳以上)は2045年頃まで継続的に増加する見通しです。

(2)災害等のリスクの増大
- 地球温暖化に伴う台風被害の激甚化や海面上昇などの気候変動リスクの増大が懸念されるとともに、首都直下地震の切迫性や新たな感染症などのリスクが想定されます。

(3)テクノロジーの進展
- AIをはじめとするテクノロジーの発展が加速し、幅広い分野で社会実装が進むことで、本格的なデジタル社会の到来が見込まれます。

(4)持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて
- 2030年までの「誰一人取り残さない」持続可能な社会の実現に向けて、多様なステークホルダーと連携・協力が必要です。
基本計画第4章(PDF:1,436KB)(別ウインドウで開く)
みんなで目指す未来の千葉市
より豊かな千葉市の実現に向けて、千葉市の特性や中長期的な社会変化を踏まえ、多様な主体が共有し、ともにまちづくりを進めるための指針として、みんなで目指すべき10年後の千葉市の姿を次のとおり定めます。
みんなが輝く 都市と自然が織りなす・千葉市

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【みんなが輝く 都市と自然が織りなす・千葉市に込めた思い】
- 市の特性である「自然」、「利便性・ゆとり」、「拠点性・交流」を活かし、都市の活力と自然の潤いが織りなす、新たな価値が生まれるまちを目指します。
- 本市に住まい、活動する人々誰もが、一人ひとりの個性を活かし自分らしく活躍できるとともに、多様な主体がつながり連携しあうことで、未来に向けて輝き続けるまちを目指します。
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未来のまちづくりに向けた戦略的視点
「みんなが輝く 都市と自然が織りなす・千葉市」の実現に向けて、千葉市の特徴を活かし、未来志向のまちづくりを進めるため、分野横断的かつ重点的に取り組むべき戦略的視点を定めます。
(1)100年先に引き継ぐ 持続可能なまちづくり
- 縄文から受け継ぐ「自然と共生する」精神を活かした、SDGs達成に向けた取組みの推進
- みんなの力を活かした、災害に強い、安全・安心なまちづくり
(2)ゆとりを生み・活かす 創造的なまちづくり
- 職住近接を活かしたゆとりある暮らしづくり
- 市民が快適な暮らしを実感できるスマートシティの推進
- 成熟社会を豊かにする次代を担うひとづくりと文化芸術・スポーツのまちづくりの推進
(3)世界とつながる 多様性を活かしたインクルーシブなまちづくり
- 市民一人ひとりが属性に関わらず自分らしく活躍できる地域社会づくりの推進
- 「誰一人取り残さない」セーフティネットの構築
- 市民の懐の深さとオリンピック・パラリンピックのレガシーを活かした共生社会づくりの推進
(4)都市機能の集積を活かした 地域経済・社会の活性化
- 挑戦都市としての矜持を持ち、次の時代のトレンドを創出
- 雇用・商業・観光の拠点として、圏域の中心的な役割を果たすまちづくり
- 地域特性を活かした広域連携の推進
目指すべき都市構造
千葉市の礎である豊かな緑と水辺と共生しつつ、多様な社会経済活動が活発に営まれることで、人口減少等が進行しても安心して暮らし続けられる「千葉市型コンパクト・プラス・ネットワーク」を実現します。
また、実現後の姿のイメージを、本市独自の資源を想起する言葉を紡いで次のとおり表現します。
このイメージを多様な主体と共有することで、市民が強い誇りと愛着を持ち、自らもまちづくりに積極的に参加する魅力あるまちを創ります。
千葉市型コンパクト・プラス・ネットワーク
~下総大地の緑風、東京湾の浜辺、人々が行き交う”ちば”に住まう~
目指すべき区の姿
各区の特徴を最大限に活かし、伸ばすことによって、各エリアの充実を目指します。
そして、その特徴を区域を越えて波及させることで、エリア間の交流を生み出し、市全体の魅力と活力の向上へとつながるまちづくりを進めます。

まちづくりを進める力
- 既存の公共私の役割分担を不断に見直しながら、まちづくりに関係する多様な地域の担い手の相互連携を強化・促進し、みんなでまちづくりを進めます。
- 多様な主体が、地域の課題を「ジブンゴト」と捉え、互いにアイデアを出し合いながら主体的に課題解決に挑戦できる環境を整備し、まちづくりに参加したくなるきっかけをつくります。
- 千葉県と千葉市の共通課題の解決や、それぞれの行政サービスの向上と効率化に向けた県市間の連携強化を進めます。
また、本市と関連の深い圏域全体の持つ特徴や多様性を活かしながら、圏域全体の活力向上を推進します。
基本計画第5章(PDF:156KB)(別ウインドウで開く)
将来にわたり持続可能な行財政運営
- 行政改革推進指針や中期財政運営方針などと連携し、行政運営の効率化や財政の健全性の維持・向上を図りながら、持続的発展に向けたまちづくりを推進します。
- 質の高い行政サービスを持続的に提供し、多様な行政ニーズに応えるため、行政のデジタル化を推進します。
また、資産経営とまちづくり双方の視点を含む経営的な視点に立った公共施設の適正管理を進めます。
- 本市の現状や将来展望について市民との積極的な情報共有を図るなど、透明性の高い行財政運営を進めます。
計画の進行管理及び評価
- 本計画に基づく実施計画(計画期間:3年)を策定し、着実にまちづくりを推進するとともに、取組みの効果を高めるため、データに基づき、進捗状況の管理及び評価を実施します。
- 実施計画においては、毎年度行う進捗管理により、事業の達成状況を把握することで改善を図ります。
また、データを活用しながら社会変化や施策推進上の課題を把握し、施策の検証、機動的な意思決定を行うことで、迅速に必要な施策に取り組みます。
- 実施計画の終了時に行う政策評価では、取組みの進捗状況や市民の実感などを踏まえ、基本計画のまちづくりの評価と課題の抽出を行い、取組みの改善につなげます。
基本計画第6章(PDF:1,318KB)(別ウインドウで開く)
まちづくりの基本方針に沿った政策に応じて取り組む分野を「まちづくり総合8分野」として整理し、分野間の連携を図りながら、総合的かつ計画的なまちづくりを推進します。

千葉市基本計画(本編)
【全体版】
千葉市基本計画(概要版)
千葉市基本計画の主なポイントをまとめた説明動画を制作しました。
総論偏と各論編のそれぞれ10分程度の動画ですので、ぜひご視聴ください!
総論偏
各論編
動画のスライドデータを以下からダウンロードできます。
計画の実現に向けて(実施計画の策定)
基本計画に基づく具体的な事業内容を示す「実施計画(計画期間3年)」を策定し、社会経済状況の変化等に柔軟に対応しつつ、持続的発展に向けたまちづくりを進めてまいります。
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