千葉氏 > 千葉氏関連情報 > 過去の講座・イベント > 公開市民講座「千葉氏とアイデンティティ」【千葉市】平成31年2月9日
更新日:2020年3月22日
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千葉大学けやき会館で公開市民講座「千葉氏とアイデンティティ-軍記物語の語るもの、近代の人々のいとなみ-」を開催しました。
千葉大学大学院人文科学研究院久保准教授、四天王寺大学源教授に登壇していただきました。久保先生には明治時代から構想が始まり大正15年(1926)におこなわれた「千葉開府800年記念祭」などの記録をもとに、近代の旧千葉町や千葉市の人々が新しい町をつくりあげていくにあたって「千葉氏」という存在をよりどころとしていた歴史をお話しいただきました。
源先生には平家物語の異本の一つ『源平闘諍録』についてお話しいただきました。『源平闘諍録』は平家物語の異本でありながら、源平合戦譚よりも千葉氏の歴史や由緒を語ることを重視する点が非常に特徴的です。そのため、成立には千葉氏周りの人物が大きくかかわっていると考えられています。今回は『闘諍録』内の特徴的な記述などをもとに、『闘諍録』制作者が盛り込んだ千葉氏のよりどころとなる歴史やなぜこのような平家物語異本が当時の千葉氏にとって必要だったのかをひもときました。
当日は雪の中非常に多くの方にお集まりいただきました。ありがとうございました。
左:久保先生 右:源先生
「千葉氏」をよりどころとした人々の<歴史>-「千葉町」から「千葉市」へ-
講師:久保勇氏(千葉大学大学院人文科学研究院・准教授)
「源平闘諍録」が語る千葉氏のアイデンティティ
講師:源健一郎氏(四天王寺大学人文社会学部・教授)
平成30年度千葉市・千葉大学公開市民講座講演録(PDF:6,384KB)
平成31年2月9日(土曜日)13時00分~16時15分
千葉大学西千葉キャンパス けやき会館大ホール
講演1
久保 勇 氏(千葉大学大学院人文科学研究院・准教授)
「千葉氏」をよりどころとした人々の<歴史>ー「千葉町」から「千葉市」へー
講演2
源 健一郎 氏(四天王寺大学人文社会学部・教授)
「源平闘諍録」が語る千葉氏のアイデンティティ
主催:千葉大学・千葉市・千葉市教育委員会
後援:千葉興業銀行・千葉日報社
千葉市立郷土博物館
Tel:043-222-8231
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