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更新日:2022年9月29日

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令和2年度 千葉市・千葉大学公開市民講座「千葉氏の領域における交通と流通~水と陸でつながる人・モノの中世~」

 千葉市では、2026年の「千葉開府900年」に向けて、市民の皆様に「4つの地域資源」の1つである千葉氏をより深く知っていただき、郷土千葉に愛着を抱いていただくことを目的として、市内にキャンパスを有する千葉大学との共催により、平成30年度から公開市民講座を実施しています。

 今回の講座では、中世の交通や流通という視点から、政治史の中の千葉氏の位置づけや中世考古学の成果をふまえて、千葉氏の領域での暮らしについて考えます。
本来は、昨年度と同様、市民をお招きして千葉大学で講演会を実施する予定でしたが、新型コロナウイルス禍による感染拡大防止の観点から、今年度は講座を収録しインターネット上で配信する形で実施します。収録は、令和2年12月12日に千葉大学西千葉キャンパス文学部棟内で行われました。

講座次第

開会

開催挨拶 山田 賢(千葉大学理事・副学長)

趣旨説明 外山 信司(千葉市立郷土博物館総括主任研究員)

講演1 「内海に臨む都市 千葉-中世水陸交通の視点から-」遠山 成一(東金市文化財審議会会長・敬愛学園高校講師)

中世を通じて、都市としての「千葉」は、各方面に延びる陸路と内海(現在の東京湾)に面する湊を持った陸海交通の結節点となる要衝でした。しかし、近隣地域との関係という視点で語られることは、今まであまり多くありませんでした。今回の講演では、「千葉」と各地を結ぶ水陸交通路について古文書や古地図などから考察することにより、中世の都市としての「千葉」がどのような政治的・経済的役割を持っていたのかを考えます。

講演2 「中世のムラ・城をめぐるモノの動き―遺跡から見る北総地域の物流―」道上 文(船橋市飛ノ台史跡公園博物館学芸員)

千葉の西に位置する船橋は、中世においては千葉氏の領域であり水陸交通の要衝でしたが、古文書などの文献資料がとても少ない地域です。しかし、発掘調査により遺跡から発見された遺構、出土した資料などの「モノ」から見ることで、これまでわからなかった中世の村や館などの様子が少しずつ明らかになってきました。今回の講演では、このような「モノ」を通して見た当時の生活や「モノ」の流通状況について、船橋の事例を中心にお話しします。

クロストーク コーディネーター:久保 勇(千葉大学大学院人文科学研究院准教授)

閉会挨拶 天野 良介(千葉市立郷土博物館館長) 

講座を映像で公開しています

 動画の視聴にあたり、一部映像内の音声に若干ノイズ等がございますこと、ご了承くださいますようお願い申し上げます。

開会、開催挨拶、趣旨説明 (約10分)

講演1 内海に臨む都市 千葉-中世水陸交通の視点から-(遠山 成一 氏)(約1時間15分)

 

 (遠山成一氏講演における迅速図は、「農研機構農業環境変動研究センター 歴史的農業景観閲覧システム」内の「歴史的農業環境閲覧システム」を利用しています。)

講演2 中世のムラ・城をめぐるモノの動き-遺跡から見る北総地域の物流-(道上 文 氏)(約1時間08分)

 

クロストーク、閉会挨拶(約33分)

 

講演録

内容

  • 開催挨拶
  • 趣旨説明
  • 講演1「内海に臨む都市 千葉-中世千葉の水陸交通の視点から-」
  • 講演2「中世のムラ・城をめぐるモノの動き-遺跡から見る北総地域の物流-」
  • クロストーク
  • 閉会挨拶

講演録

こちらからダウンロードできます。(PDF:19,545KB)

 本館での冊子の配布は終了しました。

 

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