千葉氏 > 千葉氏関連情報 > 過去の講座・イベント > 公開市民講座「武家政権成立期の東国武士の心性~「貴種」頼朝と千葉一族~」【千葉市】
更新日:2023年5月26日
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今回の講座では、武家政権成立期の東国武士の心性に焦点を当てます。
千葉氏をはじめとした当時の東国武士たちは、反平家の兵を挙げるも敗れて房総に逃れてきた、源氏の嫡流としての源頼朝を武家の棟梁として受け入れつつも、時には既存の宗教的・政治的権威と衝突しながら在地領主として着実に成長していきました。
これらの事実の背景にある東国武士の「心性」をとおして当時の武士の在り方について考えていきます。本講座が、千葉開府900年に向け、千葉氏をはじめとした当時の東国武士への理解を深める機会となれば幸いです。
令和3年6月26日(土曜日)13時30分~16時30分
千葉県文化会館小ホール
講師:外山信司(千葉市立郷土博物館 総括主任研究員)
講演概要:千葉常胤の五男、国分胤通は香取社領(香取神宮の神領)や摂関家領大戸庄の地頭となりました。そして武力と地頭職を背景に、宗教的・政治的権威を顧みず、様々な軋轢をひき起こしながら在地領主として成長していきます。国分胤通をとおして鎌倉幕府成立期の武士の在り方を考えます。
講師:金玄耿氏(東京国立博物館アソシエイトフェロー)
講演概要:1180年、源頼朝が挙兵した時、三浦義明が「われは源家累代の家人で、幸いにその貴種再興のときに逢った」と述べたことが鎌倉時代末期の歴史書『吾妻鑑』に書かれています。ここでいう「貴種」は何を意味するのでしょうか。そもそも、当時「貴種」と呼ばれるような武士は存在していたのでしょうか。「貴種」というキーワードで、千葉氏や三浦氏などの武士たちが頼朝の存在をいかにして受け入れたか、内乱当時の武士社会の様相を考えます。
この市民講座の講演録と資料を以下公開しています。
講演録(開催挨拶・趣旨説明、講演1、講演2)(PDF:1,024KB)
千葉市立郷土博物館
80名(応募多数の場合は抽選) 募集は終了しています。
無料
令和3年5月25日(火曜日)~令和3年6月11日(金曜日)
※市政だより令和3年6月号掲載のご案内では受付は6月1日(火曜日)からとなっておりますが、上記の期間中に申込まれた方につきましては、応募多数の場合の抽選を含めて諸事平等に取り扱いますので、ご了承ください。
必要事項をご記入の上、令和3年6月11日(金曜日)までにお申し込みください。
往復はがきに以下の内容(必須)をご記入の上、令和3年6月11日(金曜日)当館「必着」でご郵送ください。
往信用はがき
返信用はがき
こちらからダウンロードできます。(PDF:3,242KB)(別ウインドウで開く)
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