千葉氏 > 千葉氏関連情報 > 千葉氏関係 講座・イベント > 令和4年度 千葉市・千葉大学公開市民講座「酒天童子の物語と千葉氏ー逸翁本『大江山絵詞』をめぐってー」
更新日:2022年11月23日
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※募集は終了しました。
「酒天童子」(酒吞童子)の物語は室町・江戸時代を通して広く流布した鬼退治譚で、現代でもよく知られています。当話の源流に近い作品が逸翁(いつおう)美術館蔵『大江山絵詞(おおえやまえことば)』で重要文化財に指定されています。現在は『逸翁本(いつおうぼん)』と称されていますが、同本は明治20(1887)年まで香取神宮の大宮司家(だいぐうじけ)(千葉県香取市)に所蔵され『香取本(かとりぼん)』と呼ばれていました。
まず、『逸翁本』の内容と成立に関する問題について、詞書を中心に日本文学研究の立場から解説し、武士の存在意義などについても考えていきます。また、講師の鈴木哲雄氏は『酒天童子絵巻の謎-「大江山絵詞」と坂東武士』(岩波書店、2019)で、逸翁本が千葉氏によって制作され伝来した可能性を提示されました。源頼光をはじめとする武士たちが都に災厄をもたらした酒天童子を退治する物語と「千葉氏」との繋がりについて考えます。
本講座では『逸翁本』をめぐる、「千葉氏」にとっての物語と歴史の問題について考えていきます。
本講座の受講にあたっては、事前の電子申請もしくは往復はがきによる申込みが必要です。
令和4年12月10日(土曜日)13時00分~16時15分
千葉大学西千葉キャンパス けやき会館大ホール
『大江山絵詞』の詞書に関する注釈研究から、成立に関わるいくつかの問題点について取り上げます。武力に加え「辟邪の力」によって武士が異形の存在を討伐した物語であること、後代に源氏一族の神話化を担う作品として流布したこと等についても概説します。
『続日本の絵巻』などに載る逸翁本『大江山絵詞』(酒天童子絵巻)の絵の見どころをスライドで紹介した上で、『逸翁本』の伝来と坂東武士、千葉氏との関わりについてお話しします。『逸翁本』の制作に千葉氏が関わったという私の仮説や別の考え方などを紹介しつつ、『逸翁本』の成立や特徴について考えていきます。
150名
※応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。
主催:千葉市・千葉大学・千葉市教育委員会
後援:千葉日報社
電子申請もしくは往復ハガキでお申し込みください。お申し込みの際にいただいた個人情報は、本講座以外に使用いたしません。
※応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。
必要事項をご記入の上、令和4年11月1日(火曜日)から令和4年11月22日(火曜日)の間にお申し込みください。(外部サイトへリンク)
往復ハガキに以下の内容(必須)をご記入の上、令和4年11月1日(火曜日)から令和4年11月22日(火曜日)の間に当館「必着」でご郵送ください。
(往信用ハガキ)
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