千葉氏 > 千葉氏関連情報 > 過去の講座・イベント > 令和4年度千葉氏公開市民講座「鎌倉幕府成立史における千葉氏と北条氏」【千葉市】
更新日:2023年5月26日
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今年は大河ドラマで武家政権成立期が取り上げられ、この時代への関心が非常に高まっています。
千葉常胤は鎌倉幕府成立に貢献し、頼朝から篤く信頼されました。頼朝嫡男源頼家の年少時の儀式に、常胤と千葉一族が多く関わっていることからそれが窺えます。しかし、2代将軍となった頼家の時代に「13人の合議制」が発足した時、頼家と関係の深い千葉一族はその成員に選ばれませんでした。
一方、頼朝死後の鎌倉幕府史は北条氏の権力掌握の歴史であるとも言えます。北条氏は幕府での地位と勢力を確固なものにするため、ライバルとなる有力御家人を滅ぼしていきました。幸いにも千葉氏は生き残り幕府内での地位を守ましたが、北条氏はライバルたちを滅ぼす過程で千葉氏の拠点である房総半島にも進出します。このように鎌倉時代史は、北条氏を中心に展開されたとも言え、当時の千葉氏の動向を明らかにする上で、北条氏との関係を無視できません。
今年度の千葉氏公開市民講座では、千葉氏と北条氏との関係を中心に、同時代における千葉氏の位置付けや果たした役割について紹介することで、千葉氏への興味・関心の深化を図っていきたいと思います。
令和4年6月25日(土曜日)13時30分~16時
千葉県文化会館小ホール
講師:岩田慎平(神奈川県愛甲郡愛川町郷土博物館主任学芸員)
講演概要:
昨年「北条義時ー鎌倉殿を補佐した二代目執権」(中央公論新社)を上梓した気鋭の北条氏研究者である岩田氏に、近年の研究動向を踏まえ、北条氏側の視点から千葉氏についてアプローチしていただきます。これにより鎌倉幕府の政治動向という広い視点から、千葉氏や千葉氏が生きた時代について理解を深め、千葉氏と北条氏の関係性を紐解くことにより、従来とは異なる千葉氏像を示すことができると考えます。
この市民講座の講演録と資料を以下公開しています。
講演録(開催あいさつ、講演、質疑応答)(PDF:661KB)
千葉市立郷土博物館
100名(応募多数の場合は抽選) 募集は終了しています。
無料
令和4年6月1日(水曜日)~令和3年6月10日(金曜日)
応募多数の場合抽選
必要事項をご記入の上、令和4年6月1日(水曜日)から6月10日(金曜日)までの間にお申し込みください。
往復はがきに以下の内容(必須)をご記入の上、令和4年6月10日(金曜日)当館「必着」でご郵送ください。(1人1通)
往信用はがき
返信用はがき
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