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更新日:2023年5月26日

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令和3年度 千葉市・千葉大学公開市民講座「千葉氏・禅宗・東アジア-中世房総をめぐる新たな視座-」

令和3年度千葉市・千葉大学公開市民講座

 千葉市では、2026年の「千葉開府900年」に向けて、市民の皆様に都市アイデンティティの1つである「千葉氏」をより深く知り、郷土千葉に愛着を抱いていただくことを目的として、市内にキャンパスを有する千葉大学との共催により、平成30年度から公開市民講座を実施しております。今年度は「千葉氏・禅宗・東アジアー中世房総をめぐる新たな視座ー」というテーマで実施いたします。

 千葉氏が活躍したのは、日本史の時代区分でいえば「中世」という時代です。これまでも「武家」としての千葉氏のさまざまな歴史上の事績について紹介されてきました。しかし、この「中世」という時代において、アジアという空間の中で房総半島や千葉氏を位置付け、把握する試みは十分でなかったと言えましょう。さらに、千葉氏の別の一側面、つまり一族の「知性」について、東アジアとの関わりという面から考えていくことも必要でしょう。
本講座では、中世・房総・千葉氏という時代・空間・人について「東アジア」という広い視座から捉え、また中国文化の受容という視点から「禅宗」と千葉一族の関わりについて具体的に明らかにしていきます。

本講座の受講にあたっては、事前の電子申請もしくは往復はがきによる申込みが必要です。※申込みの受付は終了しています。

講座概要

日時

令和3年12月11日(土曜日)13時00分~16時15分

※新型コロナウイルス感染症の拡大状況によっては、後日オンデマンド配信となります。

場所

千葉大学西千葉キャンパス けやき会館大ホール

内容

講演1 「中世東アジア世界の中の房総・千葉氏」山田 賢(千葉大学人文科学研究院・教授)

中世の千葉氏は、水上交通を媒介として房総の広い地域に影響力を持っていたばかりか、列島各地域をつなぐさらに大きなネットワークを保持していたと考えられています。
こうした千葉氏の発展、それを可能にした列島の状況の背景には、東アジア世界全域に及ぶ歴史的変動があったのではないかと考えられます。さまざまな研究成果を俯瞰しながら、中世東アジア世界の中の日本列島、日本列島の中の房総について考えてみたいと思います。 

講演2 「千葉一族・臼井氏と五山文学」川本 慎自(東京大学史料編纂所・准教授)

戦国時代の鎌倉の禅宗寺院では、水墨画に漢詩を記した「詩画軸」という作品が盛んに作られます。その漢詩を作った禅僧たちの師弟関係をさかのぼると、道庵會顕というひとりの僧にたどりつきます。実はこの道庵は、千葉一族・臼井氏の出身でした。
道庵がどんな人物だったのか、そしてどうしてその一門から学僧を輩出することになったのか、臼井氏や中世の印旛沼周辺の文化的環境とあわせて考えてみたいと思います。 

主催・後援

主催:千葉市・千葉大学・千葉市教育委員会

後援:千葉日報社 

当日の様子を映像で公開しています。

※動画中、音声に若干のノイズ等がございますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。

 

動画(総時間:2時間52分12秒)中の講演等のおおよその時間は以下のとおりです。

0時間00分59秒~0時間07分15秒 開催挨拶 久保 勇(千葉大学 大学学長特別補佐生涯学習担当)

0時間07分20秒~0時間08分47秒 趣旨説明 外山 信司(千葉市立郷土博物館 総括主任研究員)

0時間10分45秒~1時間08分28秒 講演1「中世東アジア世界の中の房総・千葉氏」山田 賢(千葉大学 人文科学研究院・教授)

1時間08分29秒~2時間14分23秒 講演2「千葉一族・臼井氏と五山文学」川本 慎自(東京大学 史料編纂所・准教授)

2時間14分35秒~2時間46分17秒 クロストーク コーディネーター:池田 忍(千葉大学 人文科学研究院・教授)

2時間46分18秒~2時間52分0秒 閉会挨拶 天野 良介(千葉市立郷土博物館 館長) 

講演録

内容

  • 開会挨拶
  • 趣旨説明
  • 講演1「中世東アジア世界の中の房総・千葉氏」 
  • 講演2「千葉一族・臼井氏と五山文学」
  • クロストーク
  • 閉会挨拶

ダウンロード

こちらからダウンロードできます。(PDF:9,605KB)(別ウインドウで開く)

 ※当館で本講演録の冊子を、1人につき1冊、無償(部数に限りがあります)で配布中です。

申込方法 ※申込みの受付は終了しています。

 電子申請もしくは往復ハガキでお申し込みください。お申し込みの際にいただいた個人情報は、本講座以外に使用いたしません。

※新型コロナウイルス感染症の拡大状況によっては、会場での実施をとりやめ、後日オンデマンド配信となりますのでご了承ください。

※応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。

1 電子申請 

必要事項をご記入の上、令和3年11月1日(月曜日)午前0時00分から令和3年11月26日(金曜日)午後23時59分の間にお申し込みください。

 

2 往復ハガキ

往復ハガキに以下の内容(必須)をご記入の上、令和3年11月1日(月曜日)から令和3年11月26日(金曜日)の間に当館「必着」でご郵送ください。

(往信用ハガキ)

  • 講座名
  • 申込者氏名(フリガナ)
  • 郵便番号
  • 住所
  • 年齢
  • 電話番号

返信用はがき

  • 返信用の宛先

募集用チラシ

こちらからダウンロードできます。(PDF:4,705KB)

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