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更新日:2024年9月6日
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フェスのまち蘇我実行委員会は、野外音楽フェスを活用し、さらなる蘇我の魅力を発見し情報発信するとともに、地域コミュニティの活性化を目指す団体です。25人の事務局と35人の学生ボランティアが活動しています。体験ツアー部会、環境整備部会、地元地域連携部会で構成され、来訪者に提供するマップの作成や地域の方にフェスを体験していただくツアーを5日間実施するなど、蘇我のまちに愛着を持ってもらうための活動を行っています。
春の「JAPAN JAM」、夏の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」は、蘇我スポーツ公園での開催が定着しつつあり、全国各地から多くの皆さんがこのまちを訪れ、全国に発信されています。今、若者を筆頭に多くの住民が地元地域での同イベントの開催を喜び、まちの活性化につなげられないかを模索し始めています。そこで、フェスのまち蘇我実行委員会は野外音楽イベントを受け入れ、楽しむだけでなく、主催者や地域の諸団体、機関、人と連携しながら、同イベントを活用したまちの活性化に取り組むことで、地域づくり、人づくりにつなげていきたいと考えています。
令和6年8月10日、3日目を迎える「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」体験ツアー(以下「体験ツアー」という。)を取材しました。蘇我中学校区の小中学生とその家族、1000人以上の応募があり、抽選の結果、5日間で約400人の方々が体験ツアーに参加しました。主にガイドを担当するのは学生ボランティアです。参加者は受付で「ぼうけんノート」というマップをもらい、約2時間のツアーがスタートします。
取材班もグループに同行し、体験ツアーに参加させていただきました。ロッキンの歴史がわかる掲示や雪が降るクールスポット、音響が会場外に漏れない技術など、時にはクイズを用いながら、ロッキンの裏側情報を子どもも大人もわかるよう工夫しながら説明してくれました。また、受付で配られた「ぼうけんノート」は、群馬県出身の学生ボランティアさんが中心となり、みんなで考えながら1ページ1ページ作成されたそうです。どこか某有名モンスターゲームを連想させるような作りとなっていて、子どもの興味を引くようなとても素晴らしい内容です。千葉市出身じゃない方も、蘇我の魅力を伝えたいと尽力されていると知り、胸を打たれました。
ぼうけんノート | 1ページずつ凝った内容です | 広げると地図になります |
今回担当いただいた学生ボランティアさんは、春の「JAPAN JAM」から参加されているそうで、ベテランのガイドぶりでした。なぜ参加したのかと聞いたところ、「実はフェスにはあまり興味はなかったが、地域活性化に関心があり参加を決めた。仲間を見ていても、地域活性化とフェスへの興味がある人の割合は半々ぐらい。小さな子どもたちもフェスを楽しんでいることや音の響きなど地域に配慮して開催していることを地域の方々に知ってもらえて嬉しい。参加された方から『来年はチケットを買って参加します』と言ってもらえた時、ガイドをやってよかったと感じた。」と話してくれました。
体験ツアーに参加された方は、「近くで開催されているけれど、ハードルが高くて参加できなかった。ここにどんなスポットがある、次の時間にはどのアーティストが出るなど、ガイドを聞きながら会場中を周って体験できるのは嬉しい。とても満喫している。」とおっしゃっていました。
キッチンカーを案内する様子 | 次のアーティストも教えてくれます |
フェスのまち蘇我実行委員会の皆さんが参加者の方をお見送り |
体験ツアー終了後、副委員長の二宮さんにお話を伺いました。「学生ボランティアが本当によく活動してくれている。千葉市出身ではない学生も多いが、蘇我やこの活動に魅力を感じて力を尽くしてくれている。ここを第二の故郷と思ってくれたら嬉しい。フェスのまち蘇我実行委員会には活動のモットーがある。『正しさよりも楽しさを、わくわくすることを。』地域活動はまず担い手が楽しむことが大事。蘇我周辺では2万5千世帯以上が住んでいるが、今回参加できたのは約400人。まだまだ活動は始まったばかり。これからもみんなが楽しいと感じる活動を続けていきたい。」と熱意をもってお話される姿が印象的でした。
体験ツアーに参加して何よりも感じたのが従事しているスタッフがいきいきしていることです。「これをやったら楽しそう!」というアイデアが、仲間を動かし、地域の活性化につながる大きな取組みへ発展していく、モデルケースのような活動だと思います。活動が定着化し、同じ事業を継続していくことも大事ですが、新しいアイデアが事業化していく過程を、大学生を始めとした若者のボランティアが経験できることは貴重な機会ですので、ぜひ新しい「やってみたい!」を大事に、様々な活動を展開していってほしいと思います。さらには、蘇我がたくさんの人に愛される、活気あふれるまちになっていくことを願っています。
このページの情報発信元
中央区 地域づくり支援課
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