緊急情報
更新日:2022年9月21日
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若い女性では「やせ」の割合が高く、エネルギーや栄養素の摂取不足が心配されます。
自分自身の健康や、将来妊娠した時に赤ちゃんが健やかに発育するためには、健康的なからだづくりが大切です。
過度なダイエットは危険です。今の食生活を振り返ってみましょう。
BMI(BodyMassIndex)は、身長と体重から算出される肥満や低体重(やせ)の測定に用いられる指標です。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
例)身長160cm、体重50kgの人のBMIは、50kg÷1.6m÷1.6m=19.5
低体重(やせ) | 18.5未満 |
ふつう | 18.5以上25.0未満 |
肥満(1度) | 25.0以上30.0未満 |
肥満(2度以上) | 30.0以上 |
※日本肥満学会の肥満度分類
エネルギー不足や栄養バランスの偏りによる「やせ」は、本人の健康だけでなく、将来生まれてくる子どもの健康にも大きな影響をもたらします。
適正体重の維持とバランスのとれた食生活をめざしましょう。
「やせ」には次のようなリスクがあります。
貧血の原因の多くは、鉄が不足することによる鉄欠乏性貧血です。鉄はもともと体内で吸収されにくいため、ダイエットや偏った食事の多い生活をする人に不足し、だるい・疲れやすい等の症状をもたらします。日々の食事の中でたんぱく質、ビタミン、ミネラルを十分にとり、バランスの良い食事を心がけることで予防・改善につながります。
鉄が多く含まれている食品:レバー、赤身の肉、大豆製品、あさり、小松菜など
無理なダイエットや偏った食生活で、女性ホルモンのバランスが乱れて月経周期の異常、無月経に陥ることもあります。
無月経が長く続くと、将来不妊症になるリスクが高くなります。
やせた女性が妊娠出産に至ると、母体から十分な栄養を受けられないため、生まれる赤ちゃんも小さくなります。
小さく生まれてきた子どもは、エネルギーを溜めこみやすい体質であるため、成人後に生活習慣病(高血圧・糖尿病など)にかかりやすいと考えられています。
骨のもととなるカルシウムは、日本人に不足しがちな栄養素です。思春期~20代までに十分に摂取し、骨密度を高め、骨を丈夫にしておくことが大切です。また、ビタミンⅮやビタミンK、たんぱく質の摂取も必要です。栄養不足の状態では、骨密度の十分な貯金ができません。また、女性ホルモンは骨密度を維持する働きもあるため、無理なダイエットによる女性ホルモン不足がさらに骨密度を減少させます。
カルシウムが多く含まれている食品:牛乳・乳製品、大豆製品、小松菜、小魚など
ビタミンⅮが多く含まれている食品:サンマ、サバ、鮭、鶏卵、干ししいたけなど
ビタミンKが多く含まれている食品:ほうれん草、ブロッコリー、わかめ、納豆など
食事バランスガイド(1日に「何を」「どれだけ」食べたらいいのかをコマの形とイラストで表しています。)
https://www.city.chiba.jp/hokenfukushi/kenkofukushi/suishin/shokuikujoho.html
妊娠前から妊娠初期に、葉酸をしっかりとることで赤ちゃんの神経管閉鎖障害の予防につながります。
妊娠を希望する女性は、緑黄色野菜を積極的にとり、サプリメントも上手に活用してしっかり葉酸をとりましょう。
※神経管閉鎖障害とは、胎児の神経管ができる時に起こる先天異常で、無脳症・二分脊椎・髄膜瘤などがあります。
妊娠中の食事について、気をつけたいことなど
https://www.city.chiba.jp/hokenfukushi/kenkofukushi/suishin/ninsin-shokuiku.html
このページの情報発信元
保健福祉局健康福祉部健康推進課
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