緊急情報
更新日:2025年11月1日
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教育長の鶴岡です。
令和6年9月30日から展示リニューアルのために休館していた郷土博物館が、このほど改修を終え、令和7年11月8日にリニューアルオープンします。
本市のシンボルとなっている天守閣づくりの建物である郷土博物館は、昭和42年に千葉市郷土館としてオープンし、昭和58年から郷土博物館となり、現在に至っています。その間、何度か部分的な改修が行われておりますが、この度、2026年(令和8年)に千葉開府900年を迎えるにあたり、これまでの展示内容を一新し、市域の原始・古代から近現代に至る歴史を通史として展示いたします。
今回、「『郷土千葉のあゆみ、そのダイナミズムがわかる』博物館への再生」というコンセプトのもと、全体の展示テーマは「陸と海・人とモノを結ぶ『千葉』」とし、原始・古代から近現代まで、陸と海の結節点として繁栄を続けた本市のあゆみがわかる展示とすることを目指しました。
各階の展示内容についてご紹介します。
1階はエントランスと企画展示室(講座室兼用)があります。壁面には、戦後の給食を時代別に比較し、その変化の理由を解き明かすエクササイズ「歴史を楽しく学ぶ千葉介(ちばのすけ)の『虎の巻』」のコーナーがあります。通史展示を楽しむウォームアップとして、皆様も考えてみてください。
千葉介(展示のキャラクター)

1階
※この写真は、イメージです。
以下同様。
観覧の順路は、次に1階からエレベーターで5階に上がります。5階は最上階で、外の回廊に出て周囲の景色を眺めることができます。この市内の展望と床や壁に設置した空撮のグラフィックを合わせて見てもらうことで、現在の本市の位置や地形を確認していただくとともに、歴史年表で大きな歴史の流れを概観していただけるようになっています。
5階
4階に下りると原始・古代の展示となります。原始・古代のチバの様子をイラストで描いた「いにしえチバウォール」や漢字で「千葉」と書かれた現状で最も古いと考えられている木簡のレプリカの象徴展示などがあります。また、日本の在来馬を等身大で再現した模型も展示しています。
4階
3階は中世の展示です。千葉氏500年の興亡の歴史や、ゆかりの地などを映像でわかりやすく紹介する「千葉氏シアター」の他、鎌倉幕府創設に貢献した千葉常胤の活躍や全国に広がった一族、中世千葉のまちなみなどについて展示しています。ご覧いただき、本市の礎を築いた千葉氏について、知ってもらえればと思います。
3階
2階は近世・近現代の展示です。江戸時代に活躍した五大力船を4分の1のスケールで再現した模型を中央に展示して、陸と海の結節点であった千葉の湊(みなと)の賑わいを表現しています。また、大正10年の市制施行時に、千葉駅前に飾られた祝賀アーチが再現され、悲願であった市制実現に沸く町の様子なども合わせて展示しています。
2階
また、全館を通して、二次元コードを読み取ることで、見所スポットの紹介やキャラクターと記念写真が撮影できたり、簡単な資料解説や英語版解説(日・英切替)などを見ることができたりする「千葉介ナビ」という仕組みを設けています。ほかにも土器のハンズオン展示や在来馬、火縄銃を構えての写真スポットなど、楽しんで体験できるコーナーもあります。
このように、展示が一新され、郷土の歴史を楽しみながら学べる博物館になりましたので、ぜひ、お越しいただき、新しい展示をご覧になってください。
このページの情報発信元
教育委員会事務局教育総務部総務課
千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所高層棟10階
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