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更新日:2020年8月5日
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中央区稲荷町で伝えられてきた近世から近代にかけての文書群です。従来は上宿・上仲・中宿・下宿の四地区持ち回りで保管してきましたが、現在は稲荷神社の宝物殿に保管されています。
稲荷町はもともと千葉寺村の新田で、御達報(ごたっぽ、五田保)と呼ばれていました。古文書の中には「御達報村」の記載も見られますので、一つの独立した集落としての性格を持っていたようです。
文書中には、村絵図(年不詳)の他に黒砂~今井海岸を測量した際の絵図(天保13年(1842年))なども残されています。また神社関係の文書、船鑑札の控など、貴重な海沿いの村の様子を伝える文書も多く含まれています。特に明治になって鉄道ができるまでの当地の舟運の繁栄を示す史料が残っている点は注目されます。なお、稲荷町有文書の内、主要なものについては『千葉市史史料編2近世』に翻刻掲載されています。
いずれも稲荷町という地域を知る上でなくてはならない重要な古文書です。
名称 | 稲荷町有文書 |
---|---|
ふりがな | いなりちょうゆうもんじょ |
指定(指定年度) | 市地域(平成22年) |
区分/種別 | 有形文化財 古文書 |
時代 |
江戸 |
所在地 | 中央区稲荷町 |
所有者 | 稲荷神社 |
公開/非公開 | 非公開 |
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