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更新日:2016年10月7日
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俳人であった藤代三市(俳号・遠近庵)の三回忌に、妻の藤代市産らが建てた追悼碑です。三市は上飯山満村(現船橋市飯山満町)の名主で、小金牧の牧士でもあった完(宍)倉家から検見川村の藤代家に養子に入りました。三市は周辺の村々で俳諧を指導していたようですが、病にかかり耳が不自由になってからは、俳諧のみを事として遁世的で放浪する生活を送りますが、門人たちからは尊敬を集めていたようです。
妻である藤代市産は幼くして学問を好み、広く和漢書を学んでいて、地域では博識者として名高く、書も巧みでした。夫の死後、自宅に家塾を創立し、近郷の子弟約3,000人を教育したことで知られています。特に塾生の内女子が約4分の1に及んでおり、当地域における女子教育の先駆的な事例として高名です。この追悼碑はこの地域が文化的、教育的にも先進的な地域であったことを示すもので、当地域の成り立ちを知る上でたいへん貴重なものであるといえます。
名称 | 遠近庵三市の追悼碑 |
---|---|
ふりがな | おちこちあんさんいちのついとうひ |
指定(指定年度) | 市地域(平成21年) |
区分/種別 | 記念物 史跡 |
時代 |
江戸 |
所在地 | 花見川区検見川町1丁目 |
所有者 | 宝蔵院 |
公開/非公開 | 公開 |
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