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更新日:2016年10月7日
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中央区にある寒川神社の例祭の中で行われる行事です。その由来は中世に遡ると伝えられており、『千葉妙見大縁起絵巻』や『千学集抜粋』などにも千葉妙見(現千葉神社)の祭礼の中で「御浜下り」が執り行われていたことが記されています。当時の祭礼は千葉町と寒川村の一体的な祭りで、「千葉舟」と「結城舟(別名寒川舟)」という舟形の山車を曳き出すなど、大規模に行われていました。この祭りは江戸時代の記録にも度々登場し、二基の「大舟」の上では神楽が奉納されたといいます。また、「御浜下り」は寒川の人々がつとめる役とされており、「妙見様が海に入らないと漁がない。」という言い伝えがあるほど、漁業に支えられた当地域の生活に密着した行事でした。
戦後になって、寒川神社が神輿を新調したのをきっかけに、「御浜下り」は寒川神社の例祭として行われるようになり、出洲海岸にあった大鳥居をくぐって海中渡御が行われていました。しかし昭和30年代後半に出洲海岸は埋め立てられ、「御浜下り」も一時中断しました。昭和43年から平成10年までは千葉港に御座船を出して船渡御を行っていましたが、往年の御浜下りの復活を望む声も少なくありませんでした。そこで寒川氏子青年会を中心に復活を検討し、平成12年「御浜下り」を復活させました。現在も、以前と同様に毎年8月20日の夕方に行われます。神輿は高張提灯に導かれ千葉ポートパークの砂浜に設けられた斎場に安置され、お祓いを受けた後に、氏子青年会の担ぎ手により威勢よく海に入ります。その後、浜に上がったり海に入ったりを3回繰り返し、禊を行います。氏子青年会の方々のたいへんな努力と多くの関係者の温かい協力によって復活したこの祭りは、現在では地域の大きな行事として定着しつつあります。
名称 | 寒川神社の御浜下り |
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ふりがな | さむがわじんじゃのおはまおり |
指定(指定年度) | 市地域(平成21年) |
区分/種別 | 民俗文化財 無形 |
時代 |
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所在地 | 中央区寒川町 |
所有者 | 寒川神社氏子青年会 |
公開/非公開 | 公開 |
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