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更新日:2016年10月7日

開有富の開墾碑(市地域文化財)

文化財の紹介

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花見川区作新台5丁目、京成電鉄の線路脇にある春日神社の境内に建っている二基の石碑です。江戸時代、当地域から松戸市にかけて幕府の広大な牧場が広がっていました。明治2年以降、新政府はこの牧を廃止するとともに、当該地の大規模な開墾事業を開始しました。このとき開墾や経営のための労働力として、東京の「無産窮民」、特に旧来の知行・俸禄を失った旗本・御家人層やその奉公人たちを移住させることが想定されました。これは東京の治安対策も同時に企図したものでした。これに対して、田畑が不足していた地元からも開墾を望む動きが出てきますが、政府の意図が上記のようなものであったため、その実現にはたいへんな困難をともないました。
明治2年、天戸・花島・三山・田木野井・上飯山満と長作の計6か村で葛飾県役所へ開墾許可願を願い出ました。しかし、牧に馬がまだ残っていたことなどを理由に保留とされます。その後も政府側の対応は芳しくありませんでしたが、三年に及ぶ粘り強い請願運動の末、一部の開墾が許可されました。それがこの長作村字開有富(現花見川区作新台付近)の部分です。当時牧周辺の多くの村々が開墾を望んだにも関わらず、ほとんどが叶わず断念している中にあって、開墾が認められた稀有な事例です。この運動を主導したのが長作村の名主であった中台武左衛門でした。碑は武左衛門の献身的な尽力を讃えたものです。現在、住宅が広がっているこの地域が、先人の弛まぬ努力によって開墾された歴史を持っていることを示す碑で、当地域の成り立ちを雄弁に物語るものです。

文化財データ

名称 開有富の開墾碑
ふりがな かいゆうふのかいこんひ
指定(指定年度) 市地域(平成21年)
区分/種別 記念物 史跡
時代

明治

所在地 花見川区作新台5丁目
所有者 春日神社
公開/非公開 公開

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