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更新日:2020年8月18日
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平成24年(2012)は、大賀ハスの開花60周年の記念すべき年であり、これを契機として千葉市の花でもある大賀ハスの系統保存(※)を行うことにしました。この貴重な財産を絶やすことなく、大賀ハスの純粋な種を後世に引き継ぐため、従前より系統保存を行っている東京大学から株を譲り受け、専門家の指導のもと、千葉公園において的確な栽培・管理を行っていきます。
「系統」とは、1.生物各種族の進化の経路、各種族間の類縁関係、2.共通の祖先をもち、遺伝子型の等しい個体群などをいいます。系統保存とは、この「系統」を現状のままに「保存(維持)」することです。
具体的には、交雑した種子で繁殖しないよう、花後の果托を確実に刈り取り、レンコンによる栄養繁殖を厳正に行います。
大賀ハスの系統保存に関する本年3回目の技術講習会を行いました。講習会ポイントは、開花時期の管理の要点です。1.鉢栽培の問題点、2.千葉公園の大賀ハスの開花、3.花ハスの形状と生態などについて、南定雄氏(元東京大学特任専門員)から指導を受けました。3月に植え替えたポット栽培の大賀ハスは、生育良好で蕾が立ち上がり、開花した花も見られました。【講習会資料(PDF:339KB)】
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大賀ハスの系統保存に関する本年2回目の技術講習会を行いました。講習会ポイントは、立ち葉が出る時期の管理の要点です。1.病虫害の防除及び除草、2.追肥などについて、南定雄氏(元東京大学特任専門員)から指導を受けました。3月に植え替えたポット栽培の大賀ハスは、浮き葉の間から立ち葉が出はじめて順調に生育しています。ポットの中の古い葉や傷んだ葉を除去します。その後、ハス池に移動して大賀ハスの生育状況を観察しました。【講習会資料(PDF:161KB)】
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平成25年3月14日(木曜日)10時00分から千葉公園にて、南定雄氏(元東京大学特任専門員)の指導により、系統保存用大賀ハスの植え替え作業を行いました。南氏から「花ハス栽培の年間管理と生育特性」「鉢栽培の方法」などの説明を受けた後、昨年植え付け後、生育の良かったポットからレンコンを堀上げました。堀上げた中から、「腐敗病がなく」、「頂芽、側芽が発達」、「浮葉の芽が伸びた」、良質な種レンコンを選抜します。ポットに土を戻し、石灰、改良土、元肥えを施してよく攪拌します。種レンコンは殺菌剤で消毒した後、伸長したレンコンが競合しないよう頂芽の向きを互い違いして植え付けます。植え付け後、水を張って完了です。
【講習会資料(PDF:355KB)】
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オオガハスの系統保存を市民の方にも観ていただけるよう、千葉公園蓮華亭の一角に系統保存用のプランターを1基設置しました。
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