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更新日:2020年7月18日
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生産者による出張授業は、地産地消の一環として、生産者と消費者の交流の場を創出し、「食」と「農」に対する理解と関心を深めるために実施しています。
小学校給食への地場農産物の導入日に、その日に使われる地場農産物の栽培方法や流通、千葉市の農業の概要、栄養などについて、生産者、JA職員、農政課職員などが小学校に出向いて説明するとともに、児童と一緒に給食を食べて交流を深めています。
大椎小学校の3年生を対象に、秋冬ニンジンを生産している千葉東部地区(白井・更科・誉田地区など)の生産者が直接出向いて授業を行いました。
実施日 | 平成27年1月20日(火曜日) |
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実施校 |
大椎小学校(緑区あすみが丘6-38)、3年生2クラス(54人) |
使用地場農産物 | 秋冬ニンジン |
給食のメニュー | コッペパン、イチゴジャム、牛乳、鱈のオーロラソースかけ、野菜マリネ、豆乳野菜スープ、みかん ※赤字:キャベツ使用メニュー |
今回の生産者出張授業の題材となる地場農産物は、千葉東部地区(白井・更科・誉田地区など)で栽培された「秋冬ニンジン」です。若葉区・緑区は秋冬ニンジンの産地です。
千葉市で栽培されているニンジンは、大きく分けて11月~3月に収獲される「秋冬ニンジン」とゴールデンウイーク明けから6月下旬にかけて収穫される「春夏ニンジン」があります。今回は千葉東部地区で生産された秋冬ニンジンが、給食では「野菜マリネ、豆乳野菜スープ」に使われました。授業は、3年生2クラス合同で3年生総合ルームに集まって行われました。千葉東部地区出荷組合連合会ニンジン部会長の嶌田薫さんと副部会長の柴裕一さん、JA千葉みらい更科支店の織戸さんに講師をしてもらいました。
嶌田さん、柴さんからは秋冬ニンジンの栽培、収獲から出荷までの仕事、栽培の苦労話、食の大切さなどについて話してもらい、織戸さんからはJA(農協)の仕事や出荷、流通の役割、市場を通して小学校に届くまでを話してもらいました。
千葉東部地区出荷組合連合会ニンジン部会 部会長・嶌田さん(左)、副部会長・柴さん(右) |
JA千葉みらい更科支店 織戸さん 出荷されたニンジンの箱がどのように届けられるかを説明してもらいました。 |
大椎小学校の栄養士の岩館先生からは、ニンジンの栄養と効用について説明がありました。農政課職員からは、千葉市の農業の概要について説明をしました。また授業では、黒板に秋冬ニンジンの種まきから給食に届くまでの過程をパネルにした24枚の写真を貼り付け、栽培や収獲、出荷などについて、掲示した写真や50インチのテレビを見ながら2人の生産者、JA職員及び農政課職員で説明しました。また、実際に使われている秋冬ニンジンの種や肥料、そして当日の朝収獲したばかりの葉付きニンジンを直接児童に手に取って見てもらいました。特に葉付きニンジンは冬の寒さで葉が傷んでいましたが、児童は興味深く観察していました。保護者の見学もありました。
授業の最後に設けた児童からの質問の時間には、即答に窮する質問もありましたが、生産者の嶌田さんと柴さんが答えて下さりさらに理解が深まりました。
大椎小学校・栄養士 岩館先生 ニンジンの効用を紹介 | 秋冬ニンジンの産地は若葉区と緑区です。 | ニンジンの種は種まきしやすいように加工されているね。 |
ニンジンにはこんな肥料を使ってるんだ。 | 寒さで葉っぱが傷んでいるけどニンジンはおいしそう。 |
イオンリテール(株)から市役所で研修中の小出さん スーパーまでの流通について話してくれました。 |
授業が終わったあとには、生産者、JA職員などが3年の2クラスに分かれて、児童と一緒に地元産ニンジンの入った給食を食べながら、質問や歓談をして交流を深めました。授業で学んだ地元産ニンジンをみんなで味わうことができました。
当日のメニュー(野菜マリネ、豆乳野菜スープ他) | 生産者との会食風景(3年1組)。普段とは一味違う給食となりました。 | 給食風景(3年1組) |
給食風景(3年1組) |
生産者との会食風景(3年2組) ほとんど毎給食に登場するニンジンがさらに身近になりました。 |
給食風景(3年2組) |
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