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更新日:2020年7月18日
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生産者による出張授業は、地産地消の一環として、生産者と消費者の交流の場を創出し、「食」と「農」に対する理解と関心を深めるために実施しています。
小学校給食への地場農産物の導入日に、その日に使われる地場農産物の栽培方法や流通、千葉市の農業の概要、栄養などについて、生産者、JA職員、千葉酪農農業協同組合職員、農政課職員などが小学校に出向いて説明するとともに、児童と一緒に給食を食べて交流を深めています。
あやめ台小学校の3年生を対象に、生乳を生産している土気地区の生産者が直接出向いて授業を行いました。
実施日 | 平成26年9月19日(金曜日) |
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実施校 |
あやめ台小学校(稲毛区園生町446-1)、3年生2クラス(51人) |
使用地場農産物 | 牛乳 |
給食のメニュー | 黒糖ロールパン、牛乳、サツマイモのミルクスープ、磯和え、プルーン ※赤字:牛乳使用メニュー |
今回の生産者出張授業の題材となる地場農産物は、千葉市内で生産された「牛乳(生乳)」です。千葉市は酪農が盛んで緑区・若葉区を中心に乳牛を飼育している生産者がいます。
市内産生乳を含む牛乳が、給食では「通常の牛乳、サツマイモのミルクスープ」に使われました。授業は、3年生2クラス合同で学年活動室に集まって行われました。千葉酪農農業協同組合組合員で生産者の石井敏明さんと千葉酪農農業協同組合の林参事に講師をしてもらいました。
石井さんからは乳牛の飼育、生乳ができるまでの仕事、生産・飼育の苦労話、いのちの大切さなどについて話していただき、林参事からは生乳が牛乳工場で加工されて牛乳になることなどを話していただきました。
千葉酪農農業協同組合組合員 生産者 石井敏明さん 土気地区で乳牛を飼育し、牧草も育てています。 |
千葉酪農農業協同組合 林参事 出荷された生乳が加工されて牛乳になる過程を説明していただきました。 |
あやめ台小学校の栄養士の菊地先生からは、牛乳の栄養についてクイズ形式で説明がありました。農政課職員からは、千葉市の農業の概要について説明をしました。また授業では、黒板に乳牛の飼育や乳牛から生乳ができたり、牛乳に加工されて給食に届くまでの過程をパネルにした24枚の写真を貼り付け、同時に50インチのテレビを見ながら生産者、千葉酪農農業協同組合職員及び農政課職員で説明しました。また、実際に使われている乳牛のエサや牛の個体を識別するための耳標、そして当日の朝搾ったばかりの生乳のサンプルを直接児童に手に取って見てもらいました。牛のエサ及び搾りたての生乳と牛乳との違いをみんなよく観察していました。保護者の見学もありました。
授業の最後に設けた児童からの質問の時間には、難しい質問もありましたが、生産者の石井さんが丁寧に答えて下さりさらに理解が深まりました。
あやめ台小学校・栄養士 菊地先生 牛乳の効用を紹介 | 「稲毛区でも昔は乳牛が飼われていました」 | 牛の耳には番号のタグが付いています。 |
牛はこんな草を食べてるのね。 | 搾りたての生乳ってどこが違うのかな? | 牛乳について色々な質問がありました。 |
授業が終わったあとには、生産者、JA職員などが3年の2クラスに分かれて、児童と一緒に牛乳を使った給食を食べながら、質問や歓談をして交流を深めました。毎給食ごとに飲んでいる牛乳ですが、授業で学んだ後みんなで味わうことができました。
当日のメニュー(牛乳、サツマイモのミルクスープ他) | 生産者との会食風景(3年1組)。生産者と一緒に牛乳を飲んだり、食べたりしました。 | 給食風景(3年1組)。講師の生産者に授業中にはできなかった質問ができました。 |
給食風景(3年1組) | 給食風景(3年2組) | 給食風景(3年2組) |
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