更新日:2022年10月26日
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京成幕張駅のすぐそばに昆陽神社があります。ここにまつられているのは、江戸時代の中頃、幕張(千葉市花見川区幕張町)の地でさつまいもを試作した青木昆陽です。
昆陽が飢饉を救うために広めたさつまいもは、やがて各地で栽培され、市内はその一大産地となりました。さつまいもは江戸に運ばれて、人々の身近な食べ物として親しまれました。また、江戸時代の末には、さつまいもを原料としたデンプン製造業が起こり、デンプンを原料とした食品やアルコールなどの製造は、戦前の千葉を代表する産業でした。
なお、実際に昆陽が幕張にいたのは、ごく短い期間だったことがわかってきました。それなのに、なぜ昆陽は「芋神様」として今も人々に敬愛されているのでしょうか。
本展では、昆陽の実像や千葉市とさつまいもとの深いかかわりについて紹介します。
令和4年8月30日(火曜日)~10月16日(日曜日)
郷土博物館2階展示室
プロローグ 幕張とさつまいも
第1章 「芋神様」青木昆陽の実像
第2章 江戸時代のさつまいもと千葉
第3章 千葉における近代のさつまいもとデンプン製造業の発展
エピローグ 甘藷先生の置き土産-青木昆陽が千葉に残したもの-
展示概説はこちらからダウンロードできます(PDF:1,084KB)
※展示概説は会場でも配布しています。
企画展の展示資料リストはこちらからダウンロードできます(PDF:313KB)
※展示資料リストは会場でも配布しています。
また、一部を画像でご紹介します。
青木昆陽肖像画 (千葉市幕張公民館蔵) |
青木昆陽墓 (東京都目黒区瀧泉寺墓地) |
青木昆陽甘藷試作地の碑 (千葉市花見川区幕張町) |
デンプン工場従業員前掛け (千葉市立幕張小学校蔵) |
内国勧業博覧会褒賞証 (個人蔵) |
参松工業 千葉工場 (当館蔵) |
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