更新日:2022年12月3日
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「きみは足利義明を知っているか・・・」
戦国時代、千葉氏の名字の地である千葉の地は、関東の台風の目となりました。永正15年(1518)、「関東の将軍」である古河公方家の風雲児足利義明が、房総の武士たちに支えられ、本市の小弓(現在の中央区生実町)で「もう一人の関東の将軍」として自立しました。世にいう「小弓公方」です。義明の行動と滅亡は千葉氏をはじめとする周辺の諸大名に強い影響を及ぼしました。小弓公方は関東の戦国社会の枠組みを変える重要な存在だったのです。
本展では、「千葉市の知られざる歴史」である小弓公方足利義明を初めて本格的に取り上げ、戦国時代の関東における千葉市と千葉氏について紹介します。
→特別展「我、関東の将軍にならん-小弓公方足利義明と戦国期の千葉氏-」あ・ら・か・る・と
令和4年10月18日(火曜日)~12月11日(日曜日)
郷土博物館2階展示室
(1)序 章 知られざる関東の将軍―「小弓公方足利義明」とは
(2)第1章 東国の武王-「関東足利氏」の誕生
(3)第2章 父と子と・・-小弓公方前史、永正の乱の勃発と分裂する公方家
(4)第3章 義明小弓に立つ!!-小弓公方の成立、武田氏の思惑・千葉氏の動向
(5)第4章 下総国相模台に散る-第1次国府台合戦と義明の戦死
(6)第5章 復活の公方家-その後の小弓公方家と喜連川藩の成立
(7)第6章 現代(いま)を駆ける-連綿と続く足利氏の血脈
(8)終 章 総括―「小弓公方足利義明」が千葉市域と関東にもたらしたもの
今回の特別展で展示する資料のうち、一部をここでご紹介します。
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大般若波羅密多教 |
錦絵「北条九代記鴻之台合戦」 |
足利成氏軍機(復元) |
飯香八幡宮蔵 |
当館蔵 |
古河歴史博物館蔵 |
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さくら市指定文化財文禄慶長御書案 |
千葉勝胤肖像(復元) |
古城跡森川内膳正 |
さくら市蔵 |
当館蔵 |
当館蔵 |
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里見義堯蔵 |
南房総市指定文化財足利頼氏座像 |
千葉寺獅子頭 |
正源寺蔵 |
石堂寺蔵 |
瀧蔵神社蔵 |
展示図録を1冊800円で販売しています。
特別展に関連した以下のイベントを実施します。
※参加申し込みは不要です。下記の日時に、当館2階「千葉介常胤像前」に集合してください。時間になりましたら開始します。時間は各45分程度を予定しています。
【実施日程】
11月5日(土曜日) 11時00分~
11月6日(日曜日) 13時30分~
11月12日(土曜日) 13時30分~
11月13日(日曜日) 13時30分~
11月19日(土曜日) 11時00分~
11月20日(日曜日) 13時30分~
11月23日(水曜日・祝日) 13時30分~
11月26日(土曜日) 13時30分~
11月27日(日曜日) 11時00分~
12月3日(土曜日) 11時00分~
12月4日(日曜日) 11時00分~
12月10日(土曜日) 11時00分~
12月11日(日曜日) 13時30分~
※12月3日(土曜日)の実施時間が誤って表記されておりました。
ホームページを見てご来館いただいた方にはたいへんご迷惑をおかけしました。
深くお詫び申し上げます。
小弓公方足利義明と戦国時代の諸相について様々な視点から紹介します。(要予約)
1 日時:10月22日・11月5日・12月3日・(土曜日)14時00分~15時30分(各回共通)
2 会場:千葉経済大学2号館大講義室(2-101教室)
3 演題及び講師
【第1回】
演題:足利氏とは何者か-中世における足利氏の位置付けと戦国期東国の世界-
講師 谷口雄太氏(青山学院大准教授)
【第2回】
演題:戦国時代の軍需物資の確保と調達-木材・鉄・鉛・兵糧を中心に-
講師 盛本昌広氏(中世史研究家)
【第3回】
演題:房総の戦国時代と小弓公方足利義明
講師 滝川恒昭氏(千葉経済大学講師)
※募集は終了しています。
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