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更新日:2023年3月6日

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特別史跡加曽利貝塚グランドデザインに基づく加曽利貝塚の保存と魅力向上の取組み

加曽利貝塚は、全国に約2400か所ある縄文時代の貝塚の中で、日本最大級の規模を誇る集落型貝塚として知られています。

縄文時代中期から晩期まで約2000年にわたる生活の跡が今も良好な状態で保存されていることや、貝層断面などの野外展示が埋蔵文化財の整備・活用に関して先駆的な存在であることなど、様々な観点から我が国の文化の象徴であるとして、2017(平成29)年10月13日に国の特別史跡に指定されました。

しかし、特別史跡の指定は決してゴールではありません。我が国を代表する遺跡として、これから50年先、100年先まで多くの人々に親しまれ、愛され続ける存在となることを目指す新たなスタートだといえます。

これから未来へ向かって、市民や企業・団体、行政などが協力し、加曽利貝塚の価値を確実に守り伝えていくとともに、その魅力を向上し続ける取組みを主体的かつ持続的に進めていく必要があります。

特別史跡加曽利貝塚の目指すべき姿については、2017(平成29)年1月31日に策定した『史跡加曽利貝塚保存活用計画』で、以下の4つの言葉で表現しています。

 

特別史跡加曽利貝塚の目指すべき姿

  • 縄文文化と貝塚の性格を究明し、調査研究の成果を世界に発信していく拠点
  • 研究成果に基づき、縄文時代の景観と人々の暮らしが体感できる史跡
  • 多くの人が集い、地域交流の中核を担う拠点
  • 人々の長い歴史を学び、自然と調和・共存する持続可能な未来を探る史跡

加曽利貝塚にかかわる人々が同じ目標に向かい、この目指すべき姿を実現するための羅針盤として将来像を描いたものが、特別史跡加曽利貝塚グランドデザインです。

グランドデザインでは、『史跡加曽利貝塚保存活用計画』で示した現在の加曽利貝塚博物館を史跡指定地外に移転する方針を前提として、史跡だけでなくその周辺地域を含めた土地利用の具体的なモデルとイメージ図を提示します。

 

保存活用計画は史跡の中のことを、グランドデザインは史跡だけではなく、

加曽利貝塚の周辺も含めた特別史跡加曽利貝塚の目指すべき将来像を描いているんです!

詳しくは『史跡加曽利貝塚保存活用計画』『特別史跡加曽利貝塚グランドデザイン』のページをご覧ください。

また、これらの計画策定にあたっては、市の附属機関である千葉市史跡保存整備委員会で継続的に審議されています。

様々な分野の有識者の方に、加曽利貝塚についてご議論いただいていますので、こちらもぜひご覧ください。

 

なるほど。グランドデザインで示された加曽利貝塚の目指す将来像の実現のために、個別の計画に沿って整備を進めているんですね。

確かに、加曽利貝塚にこの前行ったら、耐震改修工事をしていたり解説板や園路が新しくなっているのを見ました。

 

そうなんです。耐震改修工事や解説板や園路の改修は、グランドデザインにもとづく「特別史跡加曽利貝塚史跡整備基本計画」の中で早期に対応すべきものとして位置付けられており、短期的整備として行いました。

耐震改修工事を行った住居跡群観覧施設は、発掘調査を行った場所に建てた施設で、発掘調査した遺構(いこう)をそのまま保存したものです。

建設から50年以上に渡って良好な保存状態を保てるよう試行錯誤を繰り返してきましたが、今回の工事ではより良い保存状態と展示環境の両立を図るため、照明のLED化などを行いました。

詳しくは史跡整備のページをご覧ください。

 
加曽利貝塚は文化財としての価値だけでなく、豊かな自然も魅力ですよね!

新博物館整備は進んでいますか?

 

ありがとうございます。

現在、新しい博物館の整備に向けて、基本計画策定を進めているところなんです。

詳しくは新博物館基本計画策定に関するページでご説明しますね。

こちらをご覧ください。

おっしゃるとおり、特別史跡加曽利貝塚には豊かな自然に囲まれた魅力があり、いろいろな楽しみ方ができると思います。

何かご意見ございましたら是非お寄せください!

附属機関の会議は定期的に開催していて、公開の場合は傍聴できます。

開催にあたっては附属機関の会議のページでお知らせしますので、こちらもご覧ください。

 

 

このページの情報発信元

教育委員会事務局生涯学習部文化財課

千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所新庁舎高層棟7階

ファックス:043-245-5992

bunkazai.EDL@city.chiba.lg.jp

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