更新日:2025年9月22日

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動画とテキスト(令和7年7月10日)

動画

テキスト

冒頭発言

(市長)
それでは、定例会見を始めます。本日は発表事項が2件あります。
初めに「公立保育所・認定こども園への紙おむつのサブスクリプションサービスの導入」についてです。
現在、公立保育所と認定こども園で、児童が使用する紙おむつ、おしりふき、廃棄用のビニール袋については、保護者の皆さまに、児童の名前を記入し、持参いただいて、個別に管理を行っています。保護者によっては、紙おむつ等に記名する手間が生じ、毎朝持参しなければならないという負担があります。
また、保育者にとっても保護者からお預かりした紙おむつ等を児童ごとに管理・使用して、預かっている枚数の中で使用するという労務上の負担コストが発生しています。今回、保護者の負担軽減と保育者が子どもと向き合う時間を増やすために、今年度から公立保育所等で「紙おむつのサブスクリプションサービス」を順次導入していくこととしました。
千葉市の子育て支援策の柱は、現役世代の子育てと仕事の両立ができる環境づくりを進めていくということで、待機児童ゼロを主軸とした取り組みを行っています。保育園の通園に関しての負担を軽減することも重要であり、忙しい子育て世帯の時間を生み出すということも大切だと思っています。こうした観点で、これまでも使用済みの紙おむつを持ち帰りではなくて保育所での廃棄や、3歳以上のお子さまへの主食の提供、これまでは副食しか出していませんでしたが、昨年から完全給食の提供に取り組んでいます。今回、保護者負担を軽減するさらなる支援策として、効果が大きいと考えられる紙おむつのサブスクを導入することとしたものです。
サービスの具体的な内容ですが、保護者の皆さまに、毎月定額の利用料を事業者にお支払いいただくことで、事業者から紙おむつ、おしりふき、そして廃棄用のビニール袋が直接保育所に届いて、使い放題で利用できるサービスです。紙おむつ等は事業者から保育所に配達されますので、保護者は記名や持参の負担がなくなります。また、保育所では紙おむつ等の管理が一元化され、個別に管理する負担が軽減されることになります。
今回のサービスの導入ですが、ご利用については任意で、利用しないという場合には、引き続き家庭から記名した紙おむつ等をご持参いただくことも可能です。
導入の時期は、現在50カ所ある公立保育所等のうち、令和8年4月に民営化を予定している神明保育所を除く49カ所について、順次導入していきます。今年度は、11月1日から27カ所で、令和8年度の途中から22カ所で導入する予定です。各保育所等の導入時期については、お配りしている別紙に記載のとおりです。
サービスを提供する事業者については、十分な実績があり、保護者と児童にとって満足度が高いことに加えて、保育所側の負担軽減が確実に実現できる事業者に決定できるように、丁寧なプロセスを取って選定を行っていきたいと考えています。
まず、参入を希望される事業者の皆さまから企画提案を募集し、サービス内容や実績等について、幼児教育・保育部の職員と保育所長が書類審査を行い、3者を上限に候補事業者を選定します。企画提案の募集については、本日7月10日から開始し、募集要項等の詳細は、市のホームページに掲載しています。
次に、選定した候補事業者の中から、さらにそれぞれの保育所において、保護者の皆さまによる投票を実施し、保育所ごとにサービス提供事業者を1者決定した後に、当該サービス提供事業者が提供する2カ月間の無料お試し期間を活用して、保護者と児童のニーズにサービスがマッチしているか確認いただくとともに、保育所での運用方法を検証し、本格運用に向けた円滑な移行を図っていきます。
詳しい導入スケジュールについては、資料の5に記載のとおりです。
忙しい子育て世帯において、保育所へ持参する荷物の準備は大きな負担になっていると考えています。仕事と子育てが両立できる環境をつくっていくためにも、こうした保育所における保護者負担の軽減を図る支援策は重要なことだと思っていて、今回の事業実施に向けてしっかりと取り組んでいきたいと思います。
最後に、夏の行楽シーズンが近づいてきましたので、市内のおでかけスポット・イベントをご紹介します。
学校は再来週から夏休みを迎えます。ご家族、ご友人とこの夏をもっと楽しめる千葉市のお勧めスポットやイベント情報をご紹介します。
はじめに、今年、初開催となる注目のイベントとして、昨日から、千葉ポートアリーナを舞台に、世界3大大会の一つである「バレーボールネーションズリーグ2025千葉大会」が開催されています。市民招待には1万2,000人を超える市民の皆さまからご応募いただき、関心の高さを実感しています。
これから行われる12日土曜日の女子日本対ポーランド戦、18日金曜日の男子日本対ブラジル戦は、市役所1階でパブリックビューイングを開催する予定です。多くの方にポートアリーナに足を運んでいただき、日本代表はもちろんですが、世界のトップレベルの選手の皆さまのプレーにぜひとも熱い応援を送っていただきたいと思います。
次に、「千葉開府900年記念ラジオ体操」です。7月25日金曜日に千葉公園の芝庭において、来年迎える千葉開府900年を記念し、「2025年度夏季巡回ラジオ体操・みんなの体操会」を開催します。
ご参加いただいた方には記念品をプレゼントするほか、体操会の終了後は、ちはなちゃんやモノちゃん、ジェフィなどの千葉市ゆかりのキャラクターとの記念撮影会などのイベントも開催する予定です。体操の様子は、国内外に放送される予定ですので、ぜひご参加いただき、千葉市の元気な姿を国内外に発信できればと思います。当日は私も参加します。ぜひ、皆さまも芝庭まで足を運んでいただき、一緒に体を動かしてはいかがでしょうか。
続いて、「千葉国際芸術祭2025」です。先月、総合ディレクターの中村政人さんをはじめ、参加アーティストと一緒に全体概要を発表した「千葉国際芸術祭2025」ですが、9月の中旬から始まる集中展示・発表期間に向けて、市民の皆さまと作品を一緒に制作するワークショップを市内各所で開催していきます。7月と8月に参加できるイベントを別紙にまとめています。完成が楽しみなイベントばかりですので、市民参加型の新しい芸術祭を、ぜひ一緒に盛り上げていただければと思います。
次に、開館30周年の節目を迎える千葉市美術館のイベントのご紹介です。今年、年間を通じて企画展を行っていますが、ご好評をいただいている「江戸の名プロデューサー 蔦屋重三郎と浮世絵のキセキ」展が、いよいよ7月21日までの会期となっています。大河ドラマで注目を浴びている蔦屋重三郎の仕事を中心とした珠玉の浮世絵コレクションをお見逃しないようにご覧いただきたいと思います。私も2度観覧していて、大変納得感のあるプログラムだと思います。大河ドラマのシーンを思い浮かべながら、作品を巡ることができますので、ぜひご覧いただきたいと思います。
そして、その後8月2日土曜日からは「千葉市美術館と現代美術」を開催します。これまでの千葉市美術館での現代美術の歩みと、草間彌生さん、河原温さん、中西夏之さんなどの重要なコレクションを通じてご紹介していきます。その後も開館30周年を記念した特別な展覧会が続きますので、ぜひご期待ください。
続いて、毎年恒例となっている夏の風物詩とも言えるイベントのご紹介です。
まず、稲毛海浜公園プールです。今週末から稲毛海浜公園プールがオープンします。今年はナイトタイムエコノミーの取り組みとして、「いなぷー流水夜祭」を開催します。こちらは屋台グルメ、和太鼓の演奏など、夏祭りのにぎわいを体感していただける新感覚のナイトイベントになっていますので、ぜひお出かけください。
次に、「幕張ビーチ花火フェスタ2025」です。こちらは国内最大級2万発の花火を打ち上げる「幕張ビーチ花火フェスタ」を今年も開催します。有料観覧席も残り僅かになってきましたので、お急ぎいただき、夏の夜空を彩る満開の花火をぜひご堪能ください。
続いて、「サマーソニック2025」です。ZOZOマリンスタジアム・幕張メッセでは、日本の3大フェスの一つである「サマーソニック」が今年も開催されます。国内外から約13万人のお客さまをお迎えし、多様なジャンルのアーティストがパフォーマンスを繰り広げますので、ぜひご覧ください。
続いて、「千葉の親子三代夏祭り」です。中央公園周辺で今年も千葉市の真夏の風物詩「千葉の親子三代夏祭り」を節目の50回目を迎えた形で開催します。メインの親子三代千葉おどりをはじめとして、よさこい鳴子踊り、また、迫力のあるみこしや山車、ステージイベントや屋台など、家族や友人と楽しめるイベントが盛りだくさんですので、ぜひ、見どころをあらかじめ確認した上で、会場までお越しいただきたいと思います。
続いて、「ジャパンビーチゲームズフェスティバル」です。今年も稲毛の浜で日本最大級のビーチスポーツの祭典が開催されます。スラックラインやビーチテニスのトップ選手のプレー観戦、ビーチバレーボールやフレスコボールなど気軽に参加できる体験会が開催されますので、千葉市の夏、また人工海浜の素晴らしさを満喫していただければと思います。
最後になります。地域でもさまざまなイベントが開催されます。8月30日土曜日には「ベイタウン夏祭り」が行われるほか、各地域で自治会等の主催による夏祭りも多数開催されます。私も、毎年時間の許す限り参加させていただき、いろいろお話を伺って、地域の課題なども教えていただいているところです。今ご紹介した大きなイベントだけではなく、お住まいの地域のイベントにもぜひご参加いただき、地域のつながりを深める一つのきっかけにしていただければと思います。
私からは以上です。

質疑応答

(記者)
先日7月7日に七夕空襲から80年を迎えました。今、国際情勢でも戦争が起きていますが、改めて市長の平和に対する思いをお伺いできればと思います。
(市長)
戦争の被害、悲惨さについては、今を生きる私たちが語り継ぎ受け継いでいかなければ未来につなげていくことができないと思います。極めて緊迫する国際情勢でありますが、絶対に戦争を起こしてはならないという気持ちを市民お一人お一人が持たなければ、以前のようなことになりかねません。こうしたことから、地域で展開していく平和事業については、極めて重要な意義があると思っています。
今年、戦後80周年を迎えたタイミングで、デジタル平和資料館をウェブ上に開設しました。当時の戦災の体験者のインタビューなども改めて再構成し、ウェブ上で公開していますので、ぜひ年代を問わず、市民の皆さまにご覧いただいて、平和の尊さを改めて感じていただきたいと思います。次の世代に継承する責務をしっかりと果たしていきたいと思っています。
(記者)
マリンスタジアムの再整備についてお伺いしたいのですが、先日、構想案が発表されましたが、その中で移転先のメッセ駐車場の代替スペースについて案が示されました。これについて県との話し合いはどうなっているのか、現状と、今回の案について県から理解を得られているとお感じになっているか、その辺りも含めてお伺いできればと思います。
(市長)
大きな方向性と詳細を詰める作業はそれぞれ段階的に進めていかなければいけないと思っています。代替地をGブロックとすることについては、事前に県と協議をした上で、発表するということについて合意をいただいていると考えています。具体的な、Gブロックを代替駐車場候補地とした上で、詳細的にスケジュールをどうするのか、どのような機能を持たせるのか、車両をどのように回していくのかについては、今後も県と協議をしながら、また、幕張メッセの皆さまとも協議をしながら詳細を詰めていくものと理解をしています。
(記者)
紙おむつのサブスクリプションですが、すごく良い取り組みだと思っています。このような細かいところから働くお母さんたちの手間が少しでも省けると便利だと思うのですが、もっと早くから実施してもよかったのではないかと思いました。今回、市長の公約にも入っていたかと思いますが、今までなかなかできなかった障壁のようなものはあったのでしょうか。
(市長)
保育所の通園に関する保護者の方と保育者側の負担の軽減については、さまざまな観点でこれまで検討しています。例えば、私が市長に就任して間もない頃に行ったのが、おむつの持ち帰りをやめて、保育所で廃棄をする取り組みです。そして、1期目の後半には、これまで行っていなかった給食の主食提供を行って完全給食にするということを実施しています。これはまだ現在進行中のところがあります。一度に複数のことを行いますと、現場も混乱します。これまでの仕事の仕方のプロセスも変わりますので、段階的に現場のご理解をいただきながら進めていきたいと思っています。そうした観点で順次実施しているとご理解いただければと思います。
(記者)
おむつや主食というのは保育園にとってすごく大切なことだと思うのですが、今後、また保育園でこういうことを考えているというのが何かあるのでしょうか。
(市長)
今のところは主食提供を全ての園で実施すべく順次進めていくこと、今回、新たに始めるおむつのサブスクの円滑な導入、これらは数年かけて行っていきます。また、これから始めることについては、保護者の皆さま方からのご意見や、保育所側からの提案があれば、しっかりと検討して、できるものがあれば実施していきたいと思っています。
(記者)
参議院選挙がいよいよセカンドウィークに入っていますが、市長は今後どこかに応援演説に行かれるご予定等ありますでしょうか。
(市長)
今のところ具体的な予定はありません。私は市長選で複数の政党の関係者からご支援をいただき、市政を運営する上で1期4年間の中でも複数の政党、会派から協力、連携をして市政を進めてきましたので、そういった方々から支援の要請があれば、公務の日程なども考慮し、対応を検討していきたいと考えています。
(記者)
今回の参議院選はさまざまな争点がありますが、市長が考える争点、そして千葉市として国にこのようになってほしいという思いとともに、今回の参議院選挙をどのように考えていらっしゃいますか。
(市長)
争点は幾つかあるかと思いますが、最も大きいのは、現在の経済情勢を踏まえた物価高騰対策と、中長期的に社会保障のサービスの水準をどの程度にして、それを支える負担をどう分かち合うのかということの二つをどう両立するのかということだと思っています。減税や給付金などさまざまありますが、特に消費税減税については、私は慎重に検討する必要があると思っています。減税をして、仮に行政サービスを落とさないとすると、代わりの財源が必要になりますが、代替財源が所得税や、社会保険料に求めるとなると、やはり現役世代の負担の増加になります。代替財源なしとなれば、何かしらの行政サービスの水準をおのずと下げなければならないことにもなり、そこの議論は見えにくいと思います。短期的なメリットや、経済の厳しさに対応する対策が重要ではありますが、中長期的な財源になっているものもあるため、どうバランスを取るのかが最大の争点の一つではないかと思っています。
(記者)
特に国と行政でいろいろ手続きなどもありますが、以前に質問させていただいた給付金については国が出すよと言ったものの、現場の自治体に事務負担がかかっているというのはすごく大きく、国と自治体との差があると思います。国に対して自治体からこういうところは変えてほしいと特に思うところは、どのようなところでしょうか。
(市長)
今おっしゃられた給付金について、複数の政党が公約で掲げておられますが、新たな給付金を仮に実施するとなった場合に、給付の仕方、事務をこれまでは自治体がほとんど全部行っていましたが、自治体頼みの人海戦術で行う方法ではなくて、例えばマイナンバー制度といった行政のシステムが整ってきて、公金受取口座なども登録が進んでいますので、そうした既存のシステムや法制度を改めて整えて、国が一元的に行えるようなシステムを、今回はつくっていただきたいと思います。その旨は、先日私も出席した指定都市市長会議でも緊急決議していて、既に関係大臣には、担当市長から要請をしています。
それからもう一つ、東京一極集中の現状を踏まえ、税源配分の偏在是正をしていただきたいと思っています。これも指定都市市長会議では毎回議論になっていますが、個人給付のサービスに、本当に埋め切れない差が生じていて、これはあってもなくてもいいサービスではなくて、基本的なサービスだと思っています。これは東京以外の自治体、政令市も一般市も道府県も含め、一般的な行革努力だけでは捻出できない財源だと思っています。東京は首都ですので、都市基盤として都が行わなければならない、ほかの自治体よりも手厚くやらなければならないものがありますので、その分税収が集まることは理解できます。しかしながら、例えば、給食や保育料についても第1子から無料にすることや、海外留学した家庭には一律90万円など、そういった個別給付の世界において、ほかの自治体が努力ではどうしてもできない、埋め切れないサービスが次々に出ている中、これは税源の偏在があり、それが原因となって、そういったサービスができている東京都とそれ以外の自治体という構図になっていると思います。そういった偏在を是正する取り組みについては、しっかり政府として考えていただきたいと思います。
(記者)
千葉国際芸術祭について伺います。現状、制作などは始まっていると思いますが、芸術祭の盛り上がりについて、市長としてどのように感じているのか。また9月から集中展示が始まるかと思いますが、最も注目しているアートプロジェクトがあれば教えてください。
(市長)
大変難しい質問だと思っていて、1回目ですので、これから盛り上げていかなければならないと思っています。毎年やっている親子三代夏祭りは、毎年この時期にいつ、どこでやるというのは市民の皆さまはイメージできていると思いますが、第1回目の国際芸術祭のため、周知は力を入れていきたいと思います。
意識的に、人が集まる駅などで「ち」の文字が目に入ることが多くなってきたと思います。非常に注目されるロゴやキャッチコピーをつくっているため、まず関心を持っていただき、どのようなことを行っているのか、公式ホームページに誘導していければと思います。
何がお勧めかというのは、私もまだ全てのプロジェクトについて把握し切れていないと言いますか、これから一緒につくり上げていくもので、それぞれのプロジェクトが魅力あるものになっていくと思います。私もそれぞれのプロジェクト、取り組みをこれから実際に伺い、ホームページなども確認しながら、私なりのお勧めをしっかりと答えられるようにしていきたいと思います。アーツフィールドは30カ所ぐらいあると総合ディレクターから聞いていますので、ぜひ市民の皆さまも自分のお気に入りのプロジェクトを見つけていただき、いろいろな参加の仕方もありますので、参画していただければと思っています。
(記者)
昨日から千葉ポートアリーナにて、バレーボールネーションズリーグが始まり、チケットの売上げも好調だそうで、女子、男子ともにほぼ完売、特に女子が結構懸念されていたみたいですが、かなり多くの方々が来場される予定で、改めて市がこういった大規模スポーツイベントを誘致することの意義、将来的にどのような意味合いを持たせられるのかということを教えてください。
(市長)
こういった国際的な、大規模なスポーツイベントの誘致にはいくつかの背景があると考えていて、市も積極的に取り組んでいます。一つは経済的な効果です、国際的なスポーツイベントを実施していただくことで、市内に非常に多様な経済需要が発生し、地元企業との取引なども生まれてくると思います。また、宿泊される方もたくさんいらっしゃいます。ネーションズリーグを誘致するにあたっては、先行的に開催していた都市の調査も行い、相当遠方から多くの方がお越しになり、連泊をするという傾向がほかのイベントよりも高いと思っていて、市内の宿泊需要にも非常に良い影響があると思います。
また、国際イベントであるため、開催することで千葉市がそういった国際イベントを開催する能力があるホストシティとしての力があるということを内外に示すことができますので、これから続くこうした大規模なイベントの誘致にもプラスに働くのではないかと思っています。
スポーツの観点で言いますと、やはり世界最高水準の試合を目の前で直に見られる機会があるということです。スポーツ観戦の中でも非常に価値あるものを自分の住むまちで見られるというメリット、またスポーツに触れることで、自分もやってみたいと思う方も増え、バレーボールを始めたいという若い方もいると思いますので、スポーツの裾野を広げて、広い意味での健康づくりなどにもプラスに働くのではないかと思います。
そして、なによりも千葉市というまちに対する誇りと愛着を生むことにもつながってくると思います。今回、佐藤淑乃選手が日本代表女子チームに登録されて、昨日は19得点と、主軸として大活躍をされ、私も会場に伺ったのですが、大きな声援も飛び、非常に場内が沸き立っていたと思います。高校まで千葉でバレーボールをされ、今、日本代表としてポートアリーナに戻ってきてくれたということで、千葉から世界に向けて活躍をされる地元出身の佐藤選手の応援をぜひ、市民の皆さまにもお願いしたいと思います。
(記者)
市民招待が定員1,800人のところ、1万2,000人の応募があったということで、市民の方にも関心を持たれている一大イベントだと思います。今週末もパブリックビューイングがあるので、ぜひ市民の方へのメッセージを教えてください。
(市長)
私たちのまち、千葉市でまさに世界最高水準の国際大会が行われていますので、ぜひ注目をいただいて、そして千葉出身の佐藤選手が日本代表として出場されますので、千葉から世界に向けて活躍されている佐藤選手の活躍をぜひ市民の皆さまで後押ししていただければと思います。
(記者)
紙おむつのサブスクについて、私も上の子が保育園に通っていた頃は一生懸命おむつに名前を書いていたので、本当に良い取り組みだと思います。ほかの自治体で既に導入されているところもあるかと思いますが、例えば他県ではこの辺りで導入がされているとか、あるいは千葉県では率先した取り組みであるとか、その辺りを教えていただけますか。
(職員)
例えば、政令市ですと、現在7自治体で導入されているので、千葉市は8自治体目という形です。これはあくまで公立保育所として導入しているという形になりますので、全国的に、各民間園さんはそれぞれ導入を順次されているところが多いという印象です。
また、千葉県内でも、浦安市や市川市、習志野市で公立保育所において導入されています。
(記者)
参議院選挙の関係で、先ほどのご質問の中で、今後の演説予定は現在のところはないというお答えだったかと思いますが、先日、豊田俊郎さんのSNSには、東京事務所のほうに神谷市長がいらっしゃっていただいたが、会えませんでしたというような書き込みがありました。そういった形で豊田さん以外のところに激励というか、事務所に足を運ぶといった事例はこれまでもあったのでしょうか。
(市長)
今、豊田候補が千葉市内で使われている事務所は、私が市長選挙で使った事務所であり、その関係もあり、事務所の方とお話をさせていただきました。
(記者)
特に自民党候補だからとか、以前そういった縁があって訪問したというよりは、どちらかというと地縁というか、事情によるものでしょうか。
(市長)
事務所の引き継ぎなどもしましたので、その関係でお伺いしたということです。
豊田候補については、市政運営を行う上で非常にご協力をいただき、いろいろアドバイスをいただいていることを付け加えさせていただきます。
(記者)
紙おむつのサブスクの関係で、実際に市にこれまで保護者や現場から届いた要望の声などありましたら教えていただきたいです。また導入による期待の部分で、子どもとより向き合う時間を増やすということで、現在、管理者の手間がどれくらい生じているのか、もし市に届いていたらお願いしたいです。
(市長)
市長への手紙で、サブスクをやってくださいというのはもちろんありますが、すごくたくさん来ている状況ではないです。私は対話会や市長と語ろう会、子育て世代の方との意見交換会を政務で行うこともあります。そうしたときに、私立の保育園などで行っているのに、なぜ公立でやらないのかということも言われることもありました。市長就任以来、先ほど申し上げたおむつの持ち帰り、主食をなぜ提供しないのか、おかずだけ出してなぜご飯を持っていくのか、おむつのサブスクをやっているところがあるのに、なぜ千葉市はやらないのかなど、いろいろなところで言われていました。市のほうでも工夫し職員の方にもご理解いただくことで、こうした先導的に行われている取り組みが市でもできるのではないかということは大きな課題意識を持っていました。
子育て支援の柱として経済的負担の軽減はもちろんですが、仕事と子育てを両立できる環境づくりというのが、経済的負担の軽減と併せて重要ですし、さらにそれよりも重要なものではないかと思っています。待機児童のゼロなども重要な柱として進めてきたのですが、通園に際して生じる負担について軽減をして、子育て世帯の時間を生み出していくということも極めて重要な達成目標ではないかと思っています。さまざまなところからいただいたご意見で、実現できることから順番に、現場の混乱がないように、また、現場で実際に保育にあたられている職員の皆さまのご理解を得ながら、順次進めてきたということです。
(職員)
ほかにご質問はありますか。
ご質問がないようですので、以上で、定例記者会見を終了します。
(市長)
ありがとうございました。

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