更新日:2026年3月19日

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動画とテキスト(令和8年1月6日)

動画

テキスト

冒頭発言

(市長)
それでは、令和8年の初めの定例記者会見を始めます。
新年、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。
本日は発表事項が3件あります。
1点目は「2026(令和8)年の千葉市はここに注目!」です。昨年は、スポーツとアートが市民お一人お一人のさまざまなバックグラウンドや世代を超えて心を一つにする、まさに共通項となったと感じています。まちづくりを前に進める大きな推進力をいただいた1年でした。アルティーリ千葉のB1昇格、またジェフユナイテッド市原・千葉の17年ぶりのJ1復帰、バレーボールでは、ネーションズリーグが行われ、千葉ドットさんが新しい体制で始動されました。
また、「千葉国際芸術祭2025」も開催され、日常の風景の中に新しい価値が生まれてきたと思っています。
また、スポーツを通じたまちづくりへの期待が一層高まってきた年であったと思います。マリンスタジアムの再整備基本構想の策定や、アルティーリ千葉の新しい本拠地の構想も動き始めてきています。そのほか、動物科学館、郷土博物館、BOTANICA MUSEUMなどのリニューアルオープンも重なり、知的好奇心をますます高める公共施設の活用が進んだ年であったと思います。
今年の出来事で、現在、固まっているものについて、主なものをご紹介していきたいと思います。
まず、新しくオープンするものとして、新年度から4月1日に千葉市立幕張若葉小学校が開校します。千葉市内では、20年ぶりの新設小学校となり、現在、人口が増えている幕張新都心若葉住宅地区に開校します。
また、同じく4月1日、新年度から、北谷津に建設し、稼働準備を行っている新清掃工場が稼働します。令和3年度から整備を進めてきており、地元の皆さま方にご理解とご協力をいただき、稼働を始めることができる状態です。ご協力に改めて感謝を申し上げます。
また、併せて下水道の関係で、汚泥固形燃料化システムが運転開始します。これは、下水道の処理をする過程で生じる汚泥を資源化する施設で、これまでは資源化せずに焼却をして、最終的には埋め立てを行っていたものを、その過程で生じる燃料化物を有効利用することで、温室効果ガスを削減し、また、焼却に要していた経費の節減効果も出るものです。
秋頃、(仮称)幕張海浜病院が開院します。海浜病院の老朽化が進んでおり、移転・開院することから、現在、工事を行っているものです。まだ日程が確定していませんが、秋頃に予定どおり開院するということで、準備を進めています。
海浜病院は、これまで小児・周産期医療の強みがある病院でしたが、その強みを維持しながら、高齢社会に不可欠な整形外科、肺がん治療が可能な呼吸器・内科・救急科などを充実させ、地域医療体制の強化を図っていきたいと考えています。
そして、千葉開府900年記念事業です。本日からこのテーブル前のロゴを「ち」から「千葉開府900年」に変えていますが、今年は年間を通じて、千葉開府900年記念事業を展開していきます。
2026年、令和8年は、1126年に千葉常重が、現在の緑区大椎町から中央区の亥鼻付近に本拠を移して、そのタイミングを、千葉のまちが開かれてから900年の節目の年ということで捉えています。千葉開府の日は6月1日としていますが、これに合わせて6月に記念式典、また、YohaSのタイミングに合わせて記念まつりを行います。
11月につきましては、千葉商工会議所が今年から行っている「夢のわ」とタイアップして連携する形で、千葉のこれまでと、今と、これからに思いをはせていただけるような記念パレードを展開していきたいと思います。
そのほかにも記念事業を多々実施していきますが、市民の皆さま、企業団体をはじめ、千葉市で生活し、活動するすべての方々とともに盛り上げていきたいと思います。
そのほか関連事業として、千葉市美術館で月星をテーマにした企画展や、かんぽ生命様と共催で、8月に1,000万人ラジオ体操祭を開催します。このラジオ体操祭は、30年前にZOZOマリンスタジアムで開催した経緯があります。当時は、政令市移行をお祝いし、これから千葉市を発展させていこうということで、当時、記念事業的に行ったものと承知していますが、30年ぶりに改めて、全国規模のラジオ体操イベントを開催します。千葉市はラジオ体操が盛んな地域の一つですので、そういった意味からも、全国規模のイベントを開催します。
また、郷土博物館では、特別展やまちの発展を紹介する映像制作などの歴史関連事業も展開していきます。
こうした記念事業を通じて、900年に及ぶ千葉の歩みを振り返りながら、市民の皆さまに千葉市に対するさらなる誇りと愛着を育んでいただきたいと思います。
また、記念事業のほかにも、今年は将来の千葉市の都市基盤を形づくる事業の具体化が進んでいく年にもなります。中心市街地では、市民会館の移転の具体像を決めていかなければなりません。併せて中央公園プロムナードの再構築についても、さらに議論を深めて、具体像をつくっていきます。
幕張新都心に関しては、この場でも何度もご説明していますが、マリンスタジアムの形式を、今年度末を目途に定めて、基本計画などに入っていきたいと思います。
また、アルティーリ千葉の新しい拠点の構想も具体化が進んでおり、将来の千葉市の都市基盤を形づくる主要な事業の具体化が進む年になっていきます。
新湾岸道路についても、都内とのネットワークを強化する意味で、将来の重要な都市基盤と捉えています。昨年、国から概略ルート案が公表され、それに対する理解を広げていく、また市民の皆さまからご意見をいただいて、整備効果の高い事業を、ご理解を得ながら具体的に進めていく時期にきています。
以上、千葉市の今年の主な出来事を簡単にご紹介させていただきました。未来へつなぐ確かな一歩を踏み出す、そうした節目の年にしていきたいと思います。
続きまして、発表事項の2点目です。
千葉市食のブランド「千」第6回の認定品の決定です。市内の食の関連産業のさらなる活性化と、競争力強化を目的として、令和2年度に千葉市食のブランド「千」を創設し、これまで認定品を決定してきましたが、今回が第6回目の認定となります。認定証の授与式と認定品販売会を開催しますので、お知らせします。
まず、第6回の認定品の特徴としては、千葉市の歴史ある産品や、千葉市の歴史にちなんだ名品が認定され、千葉県の特産物を使用した加工食品も、創意と工夫にあふれるものが多数認定されたと考えています。
農産品は、ぐー農園さんの「寒締め赤根ほうれん草」、ファームサポート千葉合同会社さんの「竹炭さつまいも」、株式会社MoWGさんの「有機葉物野菜シリーズ」、土気からし菜生産組合さんの「土気からし菜 とけからちゃん(生葉)」の4品です。
加工食品は、ファームサポート千葉合同会社さんの「土気からし菜キムチ」、プレジール株式会社さんの「千葉県産の梨(秋満月)を使用したフルーツブーケ」、株式会社ワークストア・トウキョウドゥさんの「千葉応援グルメ「肉味噌担々P」」、株式会社菊園さんの「房州御成街道」、タンジョウ農場さんの「ブルーベリー酢」、株式会社千葉産直サービスさんの「とろイワシ缶シリーズ」、下田ふれあい交流施設管理運営組合さんと土気からし菜生産組合さんの「農家直伝 とけからちゃん漬物」、有限会社シバさんの「チキンカレー -since1985-」の8品で、農産物と合わせて12商品を認定しています。
認定証の授与式は、2月15日日曜日の13時30分からイオンモール幕張新都心グランドモール1階の「グランドコート」で開催します。
併せて、2月14日、15日の10時から18時まで、第1回から第6回の認定品を合わせた販売会も実施することにしています。そのほか、味噌づくりや土気からし菜の漬物づくり、フルーツブーケづくりなどの体験イベントを予定しており、詳細につきましては、インスタグラムで発信しますので、こちらもご覧ください。
なお、認定事業者様への取材ですが、2月15日の認定証授与式終了後の15時から16時まで時間を設けますので、生産者の皆さま、加工食品を作られている皆さまの直接のお声をぜひ取材いただきたいと思います。いずれも生産者の思いがこもったこだわりのあるものですので、ぜひ、生の声をお聞きいただければと思います。
認定品が一堂に会する機会にもなりますので、ぜひご参加をお待ちしています。
最後に、昨年12月19日に発表した「千」の認定品を使用したフレンチのシェフによる、フルコースの特別デモンストレーションレッスン「千葉市食のブランド「千」プレミアムガストロノミー in 丸の内」についてです。こちらは東京會舘クッキングスクールの深町亨シェフの監修の下で、「千」の認定品を使用し、前菜からデザートまでのフルコースを実演・試食いただく限定イベントとなっています。1月31日土曜日の13時30分から、ABCクッキングスタジオさんの丸の内グラウンドで開催します。私も「千」の認定事業者の皆さまと一緒に参加する予定です。
現在、参加者の募集を行っており、お申し込みは1月12日までとなっています。まだ間に合いますので、ぜひ、ABCクッキングスタジオさんのホームページからお申し込みいただきたいと思います。当日は、ABCクッキングスタジオさんの公式チャンネルで、YouTubeのライブ配信を行いますので、こちらもぜひご覧いただきたいと思います。
食のブランド「千」は、千葉市の「食」・「食文化」を未来に残していく、つないでいくために、持続可能性を追求して、社会課題解決への取り組みを行う事業者の皆さまの商品・サービスを認定するブランドです。この機会に、市民の皆さまには、このブランドをより一層知っていただき、実際に認定を受けた商品に触れていただいて、事業者の皆さまの思いを感じ、また、実際に食べ、応援していただければと思います。
発表事項の3点目、最後になりますが、「千葉市美術館開館30周年企画展「ロックフェラー・コレクション花鳥版画展 北斎、広重を中心に」」の開催についてです。
千葉市美術館では、1月17日から3月1日まで、葛飾北斎、歌川広重を中心とした浮世絵師たちによる花鳥版画を紹介する企画展を開催します。この展覧会は、アメリカのロックフェラー家の一員であるアビー・オルドリッチ・ロックフェラーが収集した花鳥版画のコレクションを展示するものです。このコレクションは、米国の名門美術大学である「ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン」付属の美術館に収蔵されているもので、約700点に及ぶ世界的にも大変貴重なものです。
花鳥版画はその名前のとおり、花や鳥を描いたもので、浮世絵師の葛飾北斎や歌川広重が手がけたことで、江戸時代の末に流行したものです。アビー・ロックフェラー氏は、花鳥版画に特化して収集されており、コレクションとして非常に価値のあるものです。
このロックフェラー・コレクションが日本で展示されるのは35年ぶりで、厳選した163点をご紹介します。このうち110点が歌川広重によるもので、中には記念切手の図案ともなった「月に雁」のほか、伊藤若冲による日本初公開の作品も含まれます。
千葉市美術館は浮世絵を多く所蔵しています。これまでも多くの浮世絵展を開催してきましたが、その豊富な実績を基礎にし、開館30周年を記念して、特別に貴重な作品をお借りして大規模な展覧会を行うものです。
海外での浮世絵の流行に伴い、花鳥版画の大半が海外に流出し、国内で多くの作品を見ることが難しい状況ですが、今回、優れた作品を鑑賞できる貴重な機会になります。ぜひ、足を運んでいただきたいと思います。
会期前日の1月16日14時から記者の皆さまへの披露説明会を行います。内容や主な展示作品の見どころなどにつきまして、担当の学芸員からご説明させていただきますので、ぜひご取材いただいて、PRにご協力いただけますと幸いです。
私からは以上です。

質疑応答

(記者)
今年、千葉市として、市で抱える課題も踏まえて、一番進めていきたいこと、実施していきたいことをお伺いできれば幸いです。
(市長)
一つだけと言われると非常に厳しいですが、何点かお話ししたいと思います。やはり千葉開府900年の記念すべき節目の年を迎えますので、年間を通じて、千葉市のまちの発展、変遷を振り返っていただき、未来の千葉市の将来像を、ぜひ市民の皆さま、事業者などの皆さまと共有して、どのような街にしていくのか共有していくような取り組みをしていきたいと思っています。その中で、記念行事などでは、まちの発展などを振り返るような中身になっていくと思いますが、ぜひ関心のある記念行事に実際にご参加いただいて、千葉市のこれまでの発展と、変遷の状況、また将来の千葉市の在り方について、思いをはせていただければと思います。
政策的な面では、年明け早々にも物価高騰対策をまとめていきたいと思っています。12月議会では、先行して子育て応援手当1人2万円について予算化しており、既に振り込みのための作業を行っているところです。政府から昨年以上の交付金が来ていますので、これを念頭に置いた食料品の高騰対策、また事業者向けの対策について、これまでも実施している内容を踏まえつつ、新しく国や県が行うものもありますので、全体として効果的なものになるように、今、事業の中身の検討を急いでいます。早急に取りまとめて、議会に諮り、実施していきたいと思います。
もう一つは、冒頭でも申し上げましたが、千葉市の将来の都市基盤になるプロジェクトについて、具体像を固めていく年になると思っています。先ほどはマリンスタジアム、アルティーリ千葉の新アリーナ整備、市民会館の移転、中央公園プロムナード、新湾岸道路などを申し上げましたが、卸売市場のリニューアルについても時期が来ていますので、どのようなものにしていくのか、完成自体は10年後20年後になるものもありますが、今この段階でどのようなものが千葉市の都市基盤として必要なのか、それぞれの具体像を決めていく時期にかかってきています。900年の歴史の中で、先人が挑戦をし、選択をした積み重ねが今の千葉市の状況になっていると思いますので、今バトンを受け継いでいる我々として、未来への責任を果たすべく、これからの都市基盤の具体像についてしっかり検討していく1年にしたいと思っています。
(記者)
千葉市の人口は2025年12月1日時点で、推計ですが98万7843人ということで、100万人の節目も近づいてきたと思います。改めて人口政策についてお伺いできればと思います。
(市長)
千葉市の人口につきましては、ご質問の中で触れていただいたとおり、12月1日現在で98万8000人に迫る状況で、昨年も増加しました。今、最終集計をしていますが、恐らく12月1日現在の状況というのが昨年の状況に近いと思っています。中身ですが、産まれる方が減り、亡くなる方が増えているという状況で、自然減ではありますが、その自然減を補って、さらに全体としてプラスに転じるほどの転入超過の状況です。人口減少の波が全国を覆う中で、依然人口が緩やかな増加ですが、増加基調にあるということは非常にありがたい状況であり、都市の機能を維持していくには、一定の人口規模が重要ですので、今後も転入された方が何を評価して千葉市に転入されてきたのかも伺いながら、都市機能、また都市機能の中にある水辺と緑の環境を磨いていく必要があると思います。
ただ、増加基調はずっと右肩上がりに行くとは思っていません。日本全国どこでもそうだと思いますが、いずれトータルで減少していく局面に入っていくことは避けられないと思います。ですので、100万人に達するということが、あまり千葉市の持続的な成長を考えたときに、私はターゲットとしての意味はそれほど大きくないと思っています。人口減少局面が来たとしても、都市機能をいかに維持して、公共インフラを安心安全なものにしていくのかということについて、今時点からしっかりと戦略を練って、必要な事業に必要な予算付けをしていくことが重要だと考えています。
(記者)
食のブランド「千」についてお伺いします。令和2年度から始まったブランドだと思いますが、ここまでブランドを育ててきて、今後どのようにこのブランドを活用して、千葉市の食のポテンシャルですとか、そのようなものにつなげていきたいか、市長の考えを改めて伺いたいと思います。
(市長)
千葉市の食のブランド「千」の特徴として、多品種少量の生産物、また各種の加工食品が、非常に豊富な千葉市の産地の状況、加工業界の状況を踏まえて、その中で特に質の高いものについて、市民の方、市外の方に知っていただくことで、千葉市で作られているものはクオリティが高いという評価をいただきたいということで進めてきたブランドです。
現在、一定程度の認定品が集まってきた状況ですが、まだまだ売場や認知度が高くない状況だと思っています。新しい認定品について、質を高めるための支援も続けていきますが、多くの方に知っていただく、またセットで販売することでより魅力的になる商品の組み合せがあると思っていますので、販路の拡大についてさらに力を入れ、市外の方にも広く知っていただくための取り組みを強化していきたいと思います。先ほど申し上げたABCクッキングスタジオさんと連携して行う事業は、非常にたくさんの生徒の方がご登録されており、多くの方がご覧になる動画のチャンネルがありますので、その中で関心のある方に訴求して、その方から口コミで広がっていくような効果も狙っていきたいと思います。また、12月に発表しましたが、カタログギフトの販売を開始しています。お歳暮の時期にということで12月に発表しましたが、年間を通じてお使いいただける商品になっていますので、そのようなもので、販売促進にも力を入れて、千葉市全体の産地のクオリティの高さを知っていただけるような取り組みを強化していきたいと思います。
(記者)
千葉市の今年1年の出来事をご紹介いただきましたが、千葉市に限らず、国内、世界の中で、社会的・経済的に市長が関心をお持ちの今年の出来事について教えていただけますでしょうか。
(市長)
市にも関係があることですが、この物価高騰の影響が、市民生活、事業活動のみならず、千葉市も含めて自治体の運営に大きく影響を及ぼしています。同じ予算があったとしても、建築資材単価、労務単価なども上昇しており、例えば、同じ金額で造れる道の長さは、恐らく短くなってきていると思います。そうした中で、実際に税収自体は伸びていますが、物価高騰の影響を受けた歳出の伸びには追いつかない状況で、税収が物価の伸びに応じてくるのは数年かかると考えています。その間の予算編成にどう対応していくのか、今、新年度予算に向けて庁内での議論を深めていますが、ここ2、3年の物価高騰を踏まえた予算編成、財政運営が非常に厳しくなっていますので、その対応についてしっかりと議論し、議会、市民の皆さまに対して、説明をしていかなければならないと思います。
そして海外のことですが、私は自治体のトップですので、海外情勢についてそれほど詳しいわけではありませんが、世界あちこちで膨張主義が大きくなってしまっていると思います。日本を含めた安全保障環境がどのように左右されていくのか、また世界と日本はつながっていますので、物価高騰への影響も懸念されます。世界の出来事がどのように千葉市に影響していくのか、昨年以上にアンテナを高くして、状況の変化をしっかり捉えて、市政運営に支障がないように進めていかなければならないと思います。
(記者)
東京都との税制格差というのが言われていますが、千葉に限らず神奈川、埼玉もそうですが、東京都に税が集中していて、子育てや社会福祉、医療の分野では、東京都がかなり手厚くしていますが、千葉市として、どのようなところが一番格差だと感じるのか、今後このようにしていきたいという点をぜひ教えていただきたいです。
(市長)
今の税制には、私は課題があると思っていて、東京都には企業に関連する税が集中していると思います。その一つとして法人事業税が挙げられます。また、実際問題として都内では地価がかなり高騰していますので、そのまま固定資産税収入に反映してきています。今、非常に都内に税が集まりやすい状況があります。今の税収の偏在とは若干違いますが、税収の帰属の適正化、これは今回の税制改正で、銀行預金の利息に対して、地方税が課税されますが、その帰属先の是正が盛り込まれました。これは高く評価しています。預金者の住所地ではなくて、支店の所在地に地方税が納入され、東京都内支店も多いですし、千葉市民の皆さまも、事業者の皆さまも、都内の支店に口座を設けられていると思いますが、本来、ほかの自治体に帰属すべきものが東京都に納められていました。それが今回是正されるということで、預金者の住所地である都道府県に対して納税されて、それが市町村に交付金で来る制度が設けられることになりますので、これは帰属の適正化ということで進展があったと思います。
偏在是正については、企業関係税のことを申し上げましたが、東京都に税が一定程度集まるのは、私は致し方ないと思っていますし、むしろ必要な面があると思います。なぜかというと、東京都は首都ですので、首都にふさわしい都市基盤、道路や、さまざまな交通基盤などを整備しなければなりません。それを賄うために一定の地方税が集まるのは、それはそうだと思いますが、それを超えて、個人給付、世帯給付に、ほかの自治体の行革の努力では追いつかないほどの税収が集中し、基本的にどの地域にお住まいになったとしても平等に受けられるはずのサービスに大きな格差が出ているのが現状だと思います。
給食、高等学校の授業料、医療費、すべて無料なのが東京だと思います。ですので、そうした基礎的なサービスに大きな格差が生じているのは問題です。その基礎的なサービスは、国税によって賄われている部分もありますが、地方税で基本的に賄われています。そこに我々の行革努力だけでは改善できない、解消できない差が出ていて、税収に大きな差が出ている中では、税制度そのものを是正して、どの自治体にお住まいであったとしても、一定の基本的なサービスは受けられる、そうした環境づくりにふさわしい税財政制度が必要という意味において、今後、具体的な検討を国にはしていただきたいと思っています。
(記者)
千葉市で、もし税が東京のように潤沢にあれば、ここを一番先にやりたいというところはどのようなところでしょうか。
(市長)
予算編成は非常に厳しくなっていますので、今も行っている子育てや、地域福祉で行っている制度を維持することも非常に難しい状況です。どの程度の効果額が千葉市にもたらされるかというのは、議論がこれから始まりますので分かりませんが、税制改正が仮になされて、効果額が出るという状況になったときには、今の制度をどう維持していくのか、やりたくても保留している事業もありますので、その中で優先順位などもしっかり議論させていただいて、市としての単独事業にどのような選択を組み合わせていくのか検討していきたいと思います。
(記者)
税格差で一番、千葉が東京都と格差があると感じられている点はなんでしょうか。
(市長)
かなりあります。昨年、私は総務省の研究会にヒアリングで呼ばれ、現状をご説明したのですが、一番の課題だと思っているのは保育料の減免の範囲だと思います。それだけではありませんが、東京都では0歳が全員無料になっています。あと児童手当は、都が同額を振り込んでいますので、大きな金額的な差も出ていますし、不公平感にもつながっていると思います。そのようなことが是正されるような、地方税制度に近づけていっていただきたいと思います。
(職員)
ほかにご質問はありますか。
ご質問がないようですので、以上で定例記者会見を終了します。

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