更新日:2026年3月2日

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動画とテキスト(令和7年10月30日)

動画

テキスト

冒頭発言

(市長)
それでは、定例会見を始めます。
本日は発表事項が3件あります。
初めに、ヒューストン市とノースバンクーバー市への公式訪問についてです。
10月19日から25日まで、姉妹都市である米国のヒューストン市とカナダのノースバンクーバー市を訪問しましたので、その概要と成果について報告します。
訪問団は私をはじめ、千葉市議会の松坂議長、千葉市国際交流協会の津村理事長のほか、市議会議員、千葉商工会議所、千葉中央ライオンズクラブの方々など、計22名になります。一部のメンバーの方は、いずれか一方の都市のみの訪問となっておりますが、詳しくは別添の報告書をご覧ください。
次に、今回の訪問で得られた主な成果3点について説明します。
まず、1点目の成果ですが、千葉開府900年の記念事業の一つで、来年実施予定としている高校生を対象としたアントレプレナーシップ教育特別プログラム「CHIBA CITY INNOVATORS ACADEMY」の受け入れに関する調整と関係構築を行うことができたことです。
この点に関しては、次の3つが成果になります。一つ目は、アントレプレナーシップ教育に係る相互協力に関する覚書の締結です。16ページと17ページに記載をしていますが、ヒューストン日米協会との間で、千葉市とヒューストン市のアントレプレナーシップの醸成と次世代の起業家の育成について、相互の協力関係を確立することを約束する覚書を締結し、来年度のプログラム実施に向けて協力関係を形にできました。
二つ目は、ヒューストン大学との関係構築です。7ページをご覧ください。令和8年度に千葉市から派遣する高校生のアントレプレナーシップ研修の受け入れについて快諾をいただくとともに、ヒューストン大学の大学生の千葉市への派遣について今後検討したいとのお話がありました。
三つ目は、プログラムの中で高校生の視察対象候補となる施設との関係構築です。6、8、14、15ページをご覧ください。視察候補先であるヒューストン市役所、在ヒューストン日本国総領事館、グリーンタウンラボ・ヒューストン、ライス大学のスタートアップ企業支援施設があるアイオン地区を訪問し、来年度のプログラムへの協力を依頼したところ、いずれの施設からも高校生を受け入れることに快諾をいただきました。
次に2点目の成果ですが、姉妹都市交流に関して、長年にわたる交流の絆を礎に、今後も両市との友好親善を一層深めていくことを確認することができました。具体的には、9ページから11ページに記載していますが、ヒューストン市長からは訪問を歓迎する「姉妹都市デー」の宣言を行っていただき、将来の両市の友好親善を確認する旨の宣言文書を受贈しました。
このほか、今年の6月に青少年交流プログラムで千葉市を訪問された4名の生徒の方から、ホームステイ中のステイファミリーとの交流、日本文化への理解、そしてプログラムを通じたご自身の成長などについて発表があり、このプログラムが有意義なものであることを、出席者に改めてお伝えする機会となりました。
23ページから28ページに記載されているように、ノースバンクーバー市とは姉妹都市提携55周年の節目の年に当たっていますので、それを記念し、これまで青少年交流等で培ってきた友好関係を礎とし、さらなる交流を発展させることを両市長が確認して、友好関係確認書に署名しました。
最後に、3点目の成果は、市政の課題に対する調査と意見交換の実施です。具体的には3項目あり、外国人住民の地域社会への適応の促進と、みなとのまちづくり、そして文化振興としてヒューストン美術館と千葉市美術館との連携について、意見交換を行うことができました。
今回の訪問を通じて、令和8年度に予定している高校生のアントレプレナーシップ研修について、ヒューストン市、在ヒューストン日本国総領事館、ヒューストン日米協会からご支援を確約いただき、千葉市の高校生が起業家精神やグローバルな視点を十分に涵養できるような、質の高い研修を行うための道筋をつけられたと考えています。
また、両市の市長同士の対面での会談も行うことで、両市間の信頼関係を一層強固なものにすることができたと考えています。
そのほか、両市での視察や意見交換で、私が感銘を受け、印象深かったことを紹介したいと思います。ヒューストン市ではスタートアップや起業を目指す個人や事業者、学生を支援する、いわゆるエコシステムが、寄附や産業界の資金の支えと学術分野との連携協力によって、地域に相当根づいており、活発に活動していました。我々も、市内でのスタートアップのエコシステムの確立に向けて取り組んでおり、その資金規模の大きさ、連携範囲の広さ、日常的に行われていることに感銘を受けました。
また、ノースバンクーバー市では、地区によってはいわゆる移民の割合が40%を超えています。移民は社会サービスを維持するためには不可欠な存在であるという認識が一般にありますが、受け入れに当たって地域での課題もあるということでした。そこで地域に適合させるための取り組みがかなりシステム的に行われているということを感じました。
カナダ政府と州政府が活動資金を賄う形で、NPO等の民間団体が入国前、また直後のサポート、またカナダの文化や生活様式への適合に向けた様々なサポートの仕組みがあるとのことで、言葉、英語学習についても様々な教育の機会を提供しているということでした。また、もともといらっしゃる方々を中心とした地域コミュニティに対しても、共生についての理解を促すための取り組みもかなり行われているように感じました。いわゆる社会統合プログラムが強力に、またシステム的に行われており、生活、雇用、教育の面での取り組みが活発に行われていることを感じました。今後、千葉市を含む我が国でも、外国人住民の方が増加することが見込まれますが、今後に大いに役に立つ具体的な事例を把握することができました。
今後もヒューストン市、またノースバンクーバー市との友好関係を発展させて、継続的な交流、また協力関係の深化を進めていきたいと思っています。
以上が、今回の公式訪問における主な成果の報告です。
続きまして、発表事項の2点目は、下水道のマンホールふたのデザインの決定です。
千葉市では、市民生活に欠かせない重要インフラの一つである下水道について、その役割と老朽化などの課題に対する取り組みなど、市民の皆さまに下水道への理解や関心を深めてもらうきっかけとなることを目的として、デザインマンホールふたを設置しています。今回は、千葉開府900年を記念して、市内在住、在学の高校生、専門学生、大学生を対象にマンホールふたのデザインを公募しました。
募集は「千葉氏」「千葉市動物公園」「千葉都市モノレール」の3部門に分けて行い、昨年12月から今年の2月までの期間に、48作品の応募がありました。一次選考では内部審査により14作品を選定し、二次選考では市民の皆さまによる電子投票とイベント時のシール投票を行いました。その結果、約1,800票の投票を経て、最優秀の3作品を決定しました。作品を応募いただいた皆さまと、投票に参加された皆さまに感謝を申し上げます。
それでは、最優秀賞に選ばれました3作品をご紹介します。
最優秀賞は、こちらになります。来年3月を目途に、中央公園付近、JR都賀駅東口前、千葉公園内の3カ所にマンホールふたとして設置する予定です。いずれも千葉開府900年のロゴが入った、記念すべき作品となり、11月13日に市長応接室で表彰式を行います。当日は、実際に設置するマンホールふたの実物も披露しますので、ぜひ取材にお越しください。
若い世代の創造力が形となり、街の景観に彩りを添えることになりました。今後も市民の皆さまに、下水道への理解と千葉市の魅力をお伝えしていきます。
発表事項の3点目は、幕張新都心での官民連携によるさまざまな冬の賑わいづくりについてです。
幕張新都心の賑わいと魅力向上のために、千葉市では企業や地域の団体、また住民の皆さまと連携したまちづくりに取り組んでいますが、今回、冬の賑わいづくりに向けて、多様な方々と連携した取り組みを行いますので、お知らせします。
まず一つ目は、令和元年度から幕張新都心の冬の賑わいづくりとして続けているイルミネーションイベントの「マクハリイルミ25/26」の開催です。
今回の見どころは、LEDライトが七色に変化することで、幕張新都心の多様性と街の魅力を象徴する「レインボーサークル」と、照明や表面のホログラムシートをリニューアルすることで輝きを増した「レインボードーム」です。今年は「七色の光のハーモニー」をテーマに、幻想的な空間が幕張新都心の夜をこれまで以上に鮮やかに彩ります。
11月14日に点灯式を行いますが、昨年の7月に包括連携協定を結んだメルセデス・ベンツ日本様のご協力により、電気自動車の給電機能を使ってイルミネーションの一部を点灯させる実演を行います。
さらに、11月14日から12月25日までの期間には、昨年も好評だったデジタルスタンプラリーを実施します。海浜幕張駅と幕張豊砂駅周辺のホテルや商業施設を巡ってスタンプを集めると、幕張新都心内で使える宿泊券やお買物券などが当たる抽選に応募できますので、ぜひご参加ください。今回のイルミネーションでは、使用する電力相当のグリーン電力証書を購入し、脱炭素に向けた取り組みも併せて行います。
二つ目は、「スイス・クリスマスマーケットinマクハリ2025」です。
千葉市の姉妹都市の一つであるスイス・モントルー市の冬の風物詩でもあるクリスマスマーケットを、マクハリイルミの期間に合わせて、12月12日から14日まで開催します。ラクレットチーズやシュトーレン、スイスワインなどの販売のほか、ジャズやアルプス民謡の演奏など、スイスならではの心あたたまるクリスマスをお届けします。昨年、ラクレットチーズのお店が大変好評でしたので、増やすとともに、新たにアルプスホルンの演奏体験も実施します。
この時期ならではの、魅力のある幕張新都心にぜひお越しください。
最後に、お知らせです。
千葉市では今年度、「災害時のトイレ対策/携帯トイレ備蓄推進キャンペーン」を展開しています。大規模な災害が発生すると、断水や下水道の破損などにより、トイレが使えなくなる場合があります。特に千葉市は集合住宅の割合が高いので、トイレが災害時に使えなくなる家庭の数も多いと言われていますが、トイレが使えない状態というのは衛生面の悪化にもつながるとともに健康被害を引き起こすおそれがあります。
このため、災害時のトイレ対策、特にご家庭での携帯トイレの備蓄の促進をテーマに、広く情報発信を行っています。本日、市が作成したパンフレットやチラシ、携帯トイレの実物のサンプルを配布しました。お配りしたチラシの二次元コードからは市のホームページ「災害時のトイレ対策」のページを表示することができ、啓発動画もご覧いただけますので、ぜひ日々の備えにお役立てください。
私のマニフェストでも「災害時を想定した平時の備え」を重要事業として位置づけており、今年度キャンペーンを行っています。
11月はトイレへの意識を高めていただく日が続きます。11月10日は「いいトイレの日」、11月19日は「世界トイレの日」ということもあり、そのタイミングに合わせてSNSなどで情報発信も行う予定です。
この機会に、ぜひ、「災害時のトイレ対策」について確認をしていただき、それぞれのご家庭で、また事業所で必要な携帯トイレの備蓄を確実に行ってほしいと思います。
市が実施したアンケートによりますと、災害時の水や食料を備えている方は7割を超えていますが、携帯トイレを備蓄している方は、まだ5割程度にとどまっています。災害時のトイレは、避難所などではマンホールトイレの整備や簡易トイレの手配などができるようにしていますが、ご家庭でのトイレ対策も重要ですので、命と健康を守るための重要な備えとして、ぜひ、この機会にご家庭での携帯トイレの備蓄を進めてほしいと思っています。

質疑応答

(記者)
海外視察の件でお尋ねします。ノースバンクーバー市の中で外国人市民との共生の部分で、先ほど市長からの意見もありましたが、ノースバンクーバー市特有の地域課題や千葉市と共通する課題、例えば、外国人市民と現住の方々との共生に関わる部分などで、特に市長が今後参考になると思われる部分がありましたら教えてください。
(市長)
今、我が国は、入管法などが改正され、外国人住民の方が増えてきている状況です。国は出入国管理が中心で、入国した後の地域社会での生活、日本人住民の方との関係で生じている摩擦や課題について、有効な対策を私はしていないと思っています。現状では地方自治体と民間団体が起きていることに対して後追いで対策を行っているという状況です。ノースバンクーバー市で伺ったのは、政府の施策と併せて地域で社会統合プログラム、カナダの文化、英語の教育、雇用の支援です。雇用を円滑に進めていくための支援がプログラムとして、システム的に行われている点が全く違うと思っています。
やはり、文化が違う方々が一緒に生活するとどうしてもお互いの理解不足から摩擦が生じますが、入国した国の文化、生活様式をしっかり分かってもらう対策が行われていて、また、地域共通の相談窓口があり、困ったことがあったときに相談できることが制度化されているということが違うと思いました。
例えば、学校で、千葉市も外国人の児童・生徒が増え、外国にルーツを持つ児童・生徒で、日本語教育が必要な方が増えてきていますが、市費で対応する方を確保して、日本語の教室などもしています。国費はゼロではないが、十分ではないという状況です。やはり言葉と生活様式を分かっていただいて、地域社会になじんでもらうための取り組みが制度としてしっかり行われているということが我が国との大きな違いではないかと感じ、外国人住民の方が増えていく中でそういった取り組みが不可欠になってくると思います。
(記者)
政府との連携が強固になっている中での政策だと思いますが、既に国に対して要望等もされている中で、今回の視察の経験を踏まえて、さらに具体的な要望という形で国への働きかけと、市の政策の中に落とし込めるものということで、今後も進めていかれる考えでしょうか。
(市長)
先日も政府の視察団が千葉市に来られて、外国人住民の方が勤務されている市内の事業所や日本語教育を行っているNPO団体を見学していただきました。地域になじんでいただくための取り組みというのを、国と自治体が役割分担をしっかり行って、自治体が行う分については、国の財政的な支援策を十分なものにしてほしいと思っています。
既に指定都市市長会として要望を行っていますが、今回具体的な事例も把握できたので、今後につなげていきたいと思っています。
(記者)
ヒューストン市とアントレプレナーシップ教育の相互協力など、具体的な成果があり、スタートアップのエコシステムで非常に感銘を受けたという話がありましたが、姉妹都市と今後経済分野でどのような関係を構築していきたいとお考えでしょうか。
(市長)
姉妹都市提携は半世紀を超えており、友好関係に基づいてさまざまな分野での取り組みが行われています。その一つが、経済分野での人材育成であり、ヒューストン市では、スタートアップ支援の取り組みが非常に地域に根づき、教育機関も積極的に行っており、友好関係の下でそういった機関から、千葉市の高校生を一時的に受け入れていただける確約が取れましたので、まずはそのプログラムが有意義なものになるように内容を詰めていきたいと思います。
また、ヒューストン市では、日本の農産物に対し、高い評価をしていただきましたので、輸出に当たってはさまざまな制約や経費がかかってきますが、日本のフルーツに対する評価、甘さに対して極めて高い評価もありましたので、そういった分野で経済的な取り組みが行えないか、検討していきたいと思っています。
(記者)
農作物は品質が高く評価されたと理解してよろしいでしょうか。
(市長)
その認識があり、基本的には日本食料理店などに出しているとのことでしたが、果物については甘味が全く違うと話している方が多かったのです。市として何らかの対応ができるのか、単発では意味がなく、経費がかかり過ぎるのであれば取引には結びつかないので、まずは物流の実態なども踏まえて、千葉市として取り組みができるか考えていきたいと思います。
(記者)
ヒューストン市ということですよね。
(市長)
はい、ヒューストン市では、日本の食材に対する高い評価を伺う機会が多かったです。
(記者)
来年春に開校する幕張若葉小学校の児童数が、当初推計から大幅に増える見通しがあると聞いています。子育て施策も含め、児童数のピークを迎えた後について、どのように考えているのでしょうか。
(市長)
幕張若葉小学校区内では、当初の見込みより多く義務教育期間を迎えている児童を含む家族の転入が増えていることから、幕張若葉小学校を新設することになりましたが、小学校は児童数のピークに合わせてどのように学校施設を準備していくのかという課題があります。
基本的には、ピークに対応できる校舎の設置、場合によってはプレハブを組み合わせて、教育活動に支障がないようにしていきたいと思っています。プレハブといっても、現在はほとんどプレハブとは思えない建物になります。児童数のピークに合わせた教育環境をしっかり整備していくというのが千葉市の基本的な方針です。
また、千葉市子育て支援策は、ここ3、4年、全国的に子育て支援策の水準が上がってきています。子どもの医療費助成につきましても、ほぼどの市でも高校生まで所得制限なしで対応していますし、千葉市も同様です。どこに居住するかは、さまざまな要因で決められていると思いますが、働く場所との関係や不動産価格、医療や子育ての環境が、総合的に判断されて選ばれていると思います。都市基盤、経済基盤、居住環境が総合的に評価されるものだと思いますので、千葉市としては選んでいただける都市となるように、今後も複数の分野での取り組みを進めていきます。
(記者)
千葉国際芸術祭の集中展示期間は2週間余りになりましたが、反響や来場者数、市長としての受け止めを伺いたいと思います。
(市長)
千葉国際芸術祭2025ですが、これまで本市になかった新しい切り口での市民参加型の芸術祭です。初めての開催でしたが、日が経つにつれて認知度も上がっていると感じており、各紙でも取り上げていただいたことにも大変感謝しています。
休日になりますと、巡るマップを手に市内を回られる方を見かけることが増えてきており、関心は高まっていると思います。
今回は、単に鑑賞だけではなく、その場で創作に参加できる場もありますので、新しいタイプのアーツフィールドについて関心を持ってもらったり、これまでアートが展示されたことがない場所で展示を行うことにより、アートが場所を選ばず、さまざまな場所で創作活動ができるということに気づきや驚きを感じた方も多いと思います。
例えば中央消防署のファサード、正面には樹木希林さんをイメージした火の用心という作品がありますが、広告と行政からの情報発信の在り方を問う作品ではないかと私は思っていますが、それについても高い評価をいただく方が多いのではないかと私は感じています。まだ1カ月程度開催期間がありますので、多くの市内外の方に各フィールドを巡っていただき、各作品の魅力と、千葉市のこれまで気づかなかった魅力や気づきも得られると期待をしていますので、ぜひ足を運んでほしいと思っています。
(記者)
27日に千葉市立高浜第一小学校が弊社の教育奨励賞の優良賞を受賞されたのですが、改めてその取り組みの受け止めや先進性について、市長のお気持ちをいただければなと思います。
(市長)
すみません。出張から帰ったばかりですので、早急に確認をしまして、コメントします。
(記者)
マンホールふたのそれぞれの部門で3つの作品が選ばれたということですが、それぞれについてのご講評をいただければと思います。
(市長)
選定自体は、市民の皆さまに選んでいただく市民参加型のデザイン決定を取らせていただきました。千葉氏部門では、千葉常胤をモチーフにしたもので、高齢になってから活躍をした人物と伝えられており、生涯現役を体現されている方になります。その活躍をモチーフにしながら、オオガハスと月星を見ているということで、千葉氏の活躍を一枚のマンホールふたに集約しており、千葉開府900年にふさわしいデザインだと思いますし、夜空を見ている姿は、将来を見ているようにも感じられ、未来志向の面もあると思います。
千葉動物公園部門については、風太さんをモチーフにしたもので、やはり千葉市動物公園といえば風太さんになります。二十歳を迎えて、人間で言うと80歳を超えていますが、風太さんに代表される動物公園の魅力をしっかりと明るく描いていると思います。
千葉都市モノレール部門は、海外出張でお会いした方の中にも「千葉市といえばモノレール」という方もいらっしゃいました。先進性、未来志向の都市であることの象徴の一つになっていると思いますし、観光資源でもあります。市民の皆さまにとっては日常の移動手段ですが、千葉市の象徴的なものであり、それをモチーフにしながらオオガハス、ポートタワーと、千葉市の魅力を1枚に凝縮したものであることから、多くの方から支持いただいたと思います。
(記者)
市長が北米に行かれたのは、何年ぶりになりますか。また空気感の違いとかまちの変化を感じられましたか。あと、外国人の話が出ましたが、カナダではどの国の人が多いでしょうか。最後に、市の事業の参考にしていきたいというような話がありましたが、具体的に来年度くらいから、始めていきたいというような魅力的な事業がありましたら教えてください。
(市長)
北米は、副市長の最終年度のときにヒューストンで日米経済サミットがあり、それ以来なので7年ぶりになります。カナダは初めての訪問になります。
空気感の違いについて、ノースバンクーバーは初めてになりますが、ヒューストン市は、前回行ったときより夜の人通りが多かったような感じがしました。地区によっては結構治安には気をつけたほうが良いと感じるような場面もありました。
また、経済サミットのときと比べて、スタートアップの取り組みについては企業の方の支援や、起業するときの支援の環境は、今のほうが手厚くなっているような印象を受けました。
それから、カナダでは移民全体がノースバンクーバー市では38%で、ノースバンクーバー市も含むグレーターバンクーバー圏では42%という説明を受けましたが、出身国の内訳は、イランが23%、フィリピンが13%、アメリカが10%で、日本の出身者も1.2%いるということでした。
それと、千葉市として外国人住民を地域へどう適応させていくかということですが、さまざまな面で対策しなければいけないと思います。まず国と地方でどういう役割分担をするのか、政府のほうでも秩序ある外国人施策を行っていくということで、いわゆる社会統合プログラムを念頭に置いたような施策の頭出しがされていると思いますが、その中で地方自治体がどういった役割を果たすべきなのか、指定都市市長会などを通じて提案もしていきたいと思っていますし、今、実際に準備をしているものは、義務教育の過程における外国にルーツを持つ児童生徒で日本語学習が必要な方に対するプレクラスの設置です。今は、学校にすぐ通ってもらい、学校ごとに日本語指導や学校生活のルールを教えている状況ですが、そうしますと各学校が時間を割かなくてはいけません。まず一定期間そういう指導が必要な児童生徒に集まってもらって、集中的に生活言語としての日本語、また学校生活のルール、地域社会で生活していく上で知ってほしいことなどを短期間で集中的に指導するプログラムをつくって、それから在籍校に通っていただく、そのような仕組みを準備したいと思っていて、実現に向けて取り組んでいきたいと思っています。
(記者)
プレクラスは、来年度からとか考えていますか。
(市長)
プレクラスは、人の手当などの準備がありますので、予算編成過程の中で段階的に進めていくのか、準備をしてから開校するのか、その時期について今検討していますので、まだ決定していない状況です。
(記者)
子どもたちが地域の学校で安心して暮らすには、教職員の理解も必要かと思うのですが、千葉市として新たなアプローチや実際にやっていること、今後考えていらっしゃることはありますか。
(市長)
千葉市の教育委員会では、例えば日本語指導のクラスについては長く取り組んできており、通級クラスも取り組んできていて、そこに長く指導に当たっていただいている教員がいます。そうした方の知見を、今までは指導が必要な外国人児童・生徒が限定されていましたが、かなり広がりを持ってきているので、対応が必要な多くの教職員に共有をしてもらう取り組みが必要だと思っています。先般、文部科学政務官にお越しいただいたときにも、経験の長い職員のほうからこういった取り組みが必要ではないかというような意見表明もありまして、今培ってきた経験をシェアし、さらに新しく行わなければいけないことについて理解を深めていって、実際のクラス運営に生かしていきたいと思います。
(記者)
高市政権では、新たに小野田大臣を外国人の担当大臣ということで置いて、力も入れており、ルールを守らない外国人などに対してはしっかり守ってもらうという発言もあります。外国人施策で、国に期待する部分と、千葉市として取り組んでいかなければならない部分を教えてください。
(市長)
これまで政府では、外国人施策については地域になじんでもらう、また納税などの義務、保険料の支払などについて、しっかりルールを守って国内で活動することについて、省庁別に見ていて、政府全体としての方針を組むところがなかったのですが、指定都市長会でも司令塔となるような部署をつくってほしいという要請をしており、今回担当大臣ができたということは非常に大きな前進ではないかと思っています。
どの国でも同じですが、もともとの自国民、ほかから来られている方を含めて、その国のルールを守り、義務を果たして生活するのは当たり前のことですので、そういったことについて、取り組みを進めていくことは重要なことで、国がどこまでやって、自治体がどういう役割を果たすのかについてはしっかり議論をしていかなければならない分野だと思います。
千葉市として、在留制度が変わって、さまざまな地域と国から来られていて、例えば災害情報とか行政情報も多言語で出していますが、増えすぎていて限界を迎えています。そういう取り組みは必要に応じてもちろんやっていきますが、千葉市のごみ出しのルールなどに代表される、生活する上で必要な決まり事や日本語を学ぶ場所をしっかり提供していかなければいけなくて、ノースバンクーバーでは、政府と州政府から活動資金をほぼ国が7割、州が3割と言われていましたが、NPOがシステム的にやっています。今、それに代わることを、自治体と民間団体が手弁当でやっている面があるので、地域統合プログラム的な取り組みを行うことに対して必要な財源と人の手当をぜひしてほしいと思います。
(記者)
ヒューストン美術館にも行かれたということで、参考になりそうな展示の在り方や文化芸術に対する取り組みなどで参考になりそうな部分などがあれば教えてください。
(市長)
ヒューストン美術館の運営について、いろいろ教えていただきました。もちろん入場料収入はありますが、寄附と入場料収入でかなりの経費を賄っていて、運営について、千葉市美術館との違いも感じました。
展示物については、先方のほうから千葉市美術館の浮世絵について高い関心が示されていて、千葉市美術館のコレクションが、国内だけではなくて国外でも一定の評価を受けているということが分かりました。また、千葉市ではありませんが、千葉県内の作家の作品の交換展示もしているというような交流もありましたので、その中で千葉市が今後どういった形で、千葉市美術館の展示をさらにブラッシュアップするために先方からの作品の提供も含めてどういう連携ができるのか、話し合うきっかけができましたので、今後両館でどういう連携ができるのか、検討することも必要だと思っています。
(職員)
ほかにご質問はありますか。
ご質問がないようですので、以上で定例記者会見を終了します。

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総合政策局市長公室秘書課報道室

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