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更新日:2020年1月14日

「千葉市都市文化賞2015」の受賞作品が決定しました。

本年度は平成27年7月1日から8月31日まで募集を行いました。
応募された中から千葉市景観総合審議会表彰選考部会での選考により、下記のとおり、受賞作品を決定しました。
また、「千葉市都市文化賞フォーラム2015」と題した、表彰式とパネルディスカッションを以下のとおり行いました。
たくさんのご来場をありがとうございました。


「千葉市都市文化賞フォーラム2015

総評

 本年度の千葉市都市文化賞は、「景観まちづくり部門」、「景観広告部門」、「建築文化部門」の3部門に分けて応募を受け、審査をしました。
特に「景観広告部門」に関しては3人の専門審査員が事前調査をした上で最終審査にのぞみました。
しかし審査にあたって、この3部門は「都市文化」に寄与しているかどうかという観点からみると、画然と分けられないものであることが解ってきます。
「都市」と「文化」という社会性をもった文脈の中では、例えば単体の「建築」であっても、野中の一軒家でない限り、当然、近隣景観の中に参加するという意味で「まちづくり」の一端を担っているわけですし、商業建築であれば、「建築」の造形あるいは表層(ファサード)の表現に、その「広告性」(このような言葉がふさわしいかどうかわかりませんが)が宿っているものと考えられます。
かならずしもサイン・看板のたぐいのみを「広告」と狭くとらえるわけにはいきません。(今回、オモテからはまったくサイン・看板のたぐいの広告が見えない店舗さえありました。)
「まちづくり」にしても単に、造り上げられた結果として目に見える物理的存在(ハード)のみが大切なのではなく、それにいたる熱心な「市民の活動」や、短期にその場で開催される「祝祭的なイベント」なども、市民意識を高揚させる「まちづくり」として評価されるべきものであることは当然に思います。
その意味では「時間」という要素も勘案せざるを得ません。
「まちづくり部門」と「広告部門」の頭には「景観」という言葉を冠し、「建築部門」では「文化」という言葉を付け足した理由も、こうした審査側の、よりひろく対象を理解し、評価したいとの思いがあるからです。

 「まちづくりとは何か」「広告とはなにか」「建築とはなにか」は常に、審査会の中で議論する場合の根底にある問いであります。
このような議論を重ねる中で、応募された時点の部門とは異なる部門での受賞という結果になる場合もあります。
そこで、今年の審査会では、上記の理由から初めて3部門にまたがる「グランプリ」という最高賞を設けることにしました。
そして、「景観まちづくり部門」「景観広告部門」「建築文化部門」の3部門、それぞれの部門からみても優れた評価を得た「京葉銀行千葉みなと本部」がグランプリと呼ぶに相応しいとの判断をしました。
各部門すべてにおいて最高点であったわけではありませんが、端正で密度の高い建築デザイン、千葉市内のオフィスビルでは初めてのCASBEE-Sランクの実現、交差点側に四季を感じられる緑やアートワークなどを配したコミュニティガーデンによる、市民に開かれたまちづくりへの参加、さらには日本の伝統文化を繰り返し発信するショーケースなど、千葉市の都市文化への貢献が高く評価されました。

千葉市景観総合審議会
千葉市都市文化賞表彰選考部会 部会長 栗生 明

受賞作品

グランプリ(1件)

 

京葉銀行千葉みなと本部

所在地:中央区千葉港
施主 :株式会社 京葉銀行

設計者:株式会社 日建設計
施工者:株式会社 竹中工務店 東関東支店

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撮影者:(株)エスエス 島尾 望

 

優秀賞(2件)

 

【景観広告部門】千葉駅ビル(ペリエ千葉)ストリートイルミネーション

所在地:中央区新千葉1丁目
施主 :株式会社 千葉ステーションビル

設計者:株式会社 ジェイアール東日本建築設計事務所
        

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千葉市内屈指の繁華街であるJR千葉駅東口に在る 商業施設[ペリエ]は、出店している店舗のサイン掲出が 過剰にならないよう配慮され、ガード下を活用した建物の特性 である、横長の導線を効果的にしています。また夜間には、 巧みな空間のライトアップとアニメーションによる情報発信が、「ペリエ」の存在証明・施設サインの役割を担っています。
従来、商業施設では施設サインとして施設名を大きく表示する手法を取りますが、「ペリエ」は穏やかな色彩をもつ柔らかな光と、リズムが心地よい軽やかなアニメーションがアート作品のようにも見せながら広告情報となる 好例です。
魅力的な広告表現は、景観形成も大きく関わり寄与するものです。

講評 田口 敦子

 

【建築文化部門】南小中台保育園 増築園舎 -Demeter Hall-

所在地:稲毛区小仲台8丁目
施主 :社会福祉法人 南小中台福祉会

設計者:株式会社 意匠院+東海大学 山﨑俊裕研究室
施工者:大塚建工 株式会社

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撮影者:北谷 幸一

 緑豊かな場所にある保育園の建物外観は、コンクリのライトグレイと木のブラウン系、室内は白とブラウンを基調としたシンプルな色使いで構成されています。
そのシンプルな色使いゆえに、建物周辺の木々や緑、土や花々といった自然の色が美しく映え、知らない間に自然の中へと引きこまれていくような気持ちにさせてくれます。大きな開口部から一望できる景色により、落ち葉や紅葉の様子、季節ごとの花の開花など、自然の変化に接することで、子どもたちは様々な気付きの日々を体験していることでしょう。
建物外周は、築山と井水・雨水を活用した滝や小川、スロープ、ペデストリアンデッキ、バルコニーなど、1階から2階へと繋がる立体回遊路となっており、探究心旺盛の子どもたちにとって、遊び方無限大のワクワク空間となっています。

講評 大内 啓子

 

 

入選(5件)

【景観広告部門】EST!PROSSIMO(エスト!プロッシモ)

所在地:中央区新町
施主 :株式会社 エスト・ジャポーネ

設計者:株式会社 クリエイトボックス 
施工者:株式会社 北原装備

  
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 千葉駅からほど近い裏通りにある、イタリアレストラン「EST! Prossimo」。黒と白を基調とした店舗外観の日よけや壁面に、ほど良い大きさで店舗ロゴが配置されている。特に目を魅くのは、店舗名「EST! Prossimo」の文字一つ一つを切りとって縦に並べた屋外内照サインである。切り文字によるローマ字縦組のサインは、表と裏をつくることから敬遠されることが多いが、ここでは、それが逆に印象的なサインとなり、夜間は赤色の光が加わって、裏通りに彩りと活気を与えている。店舗の存在を主張するだけでなく、景観をいきいきとさせる広告として評価された。

講評 菊竹 雪

 

【建築文化部門】旭町診療所

所在地:中央区旭町
施主 :S.T

設計者:田邊 曜 + 木下道郎ワークショップ
施工者:株式会社 辰

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撮影者:新建築写真部 平賀 哲

 住宅地の中にあらわれる少しいびつな妻屋根型のフォルムの白い診療所は、一見冷たく感じられるが、内部に入ると外部空間を取り込みながらふくらむ空間が思いのほか暖かさを感じるものになっている。光をともす夕刻や夜間のほうがこの建物をより魅力的見せるかもしれない。黒ではない濃い藍色の診療所のマークや字が白い壁とのコンビネーションでやさしい雰囲気を作っているのに反し、屋外に設置された金属のオブジェが硬質な印象を与えているのが少し残念だが、この部分が街のアート空間としていろいろなものに変更していく場とすれば、景観まちづくり部門にもエントリーできる魅力ある空間の可能性を感じた。
講評 山﨑 誠子

 

【建築文化部門】スキップガーデン はうす

所在地:花見川区浪花町
            施主 :Y.Y

設計者:株式会社 空間計画提案室                                                                                             施工者:山庄建設 株式会社

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撮影者:早崎 太郎

 敷地境界に高い擁壁を設けて敷地を平に造成することなく、傾斜地形を活用して自然との共生をコンセプトにした住宅で、大中小のボックスを組み合わせたような形態になっている。スキップ状に配置した下の階の屋上をテラスにして、リビングルームからの開放性と眺望を確保している。居住空間としての快適性は、小さなお子さんと若いご夫婦の笑顔から十分に感じられた。ただ、斜面の表土が露出しているので、法面保護と景観性向上のために地被植物を植えると良い。
 講評 八木 健一

 

【景観まちづくり部門】ヘアドゥ千葉店

所在地:中央区新町
施主 :株式会社 デイバイデイ

設計者:株式会社 松井亮建築都市設計事務所

    有限会社 桑子建築設計事務所
施工者:日南鉄構 株式会社

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一見温室のような軽量鉄骨とガラス張りの建築が、美容院の活気をショーケースのように街に表出している。加えて秀逸なのが、一階正面にシマトネリコの生垣を配し、緑をすかして店舗内部と街路空間がつながっていることである。植栽が建築の一部となり、建築が植栽を前提に構成されている。遮蔽でもなく、あからさまな露出でもなく、緑を介してパブリックとプライベートが街並に奥行きを与える様子は、日本の古い町並みにみる前栽と門構えの構成を思い出させてくれる。隣接敷地との関係などに疑問も呈されたが、活気ある街並形成の可能性を示すとして評価された。

講評 三谷 徹

 

 

【景観まちづくり部門】風格を感じる門構えがある沿道の街並み

所在地:稲毛区園王町

 

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 この地区には古くからのお屋敷が多く残っており、長屋門、築地塀、生け垣、石垣等が連なって風格のある街並景観が形成されている。一部の塀や石垣は新素材に替わっているが、形状や色彩は従来の雰囲気を壊さないように気を使っている。
この地域に景観協定のような取り決めがあるとは聞いていないので、居住者各位の個人的な努力によって保全されているものと思われる。そのような意味で、伝統的な景観保全の望ましい事例として評価し、他の類似地域に対しても推奨したい。

 講評 八木 健一

 

 

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