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更新日:2019年4月2日

       

「千葉市都市文化賞2018」の受賞作品が決定しました。

本年度は平成30年8月1日から10月31日まで募集を行いましたところ、60点のご応募がありました。
多数のご応募をいただきましたことを、心よりお礼申し上げます。
応募された中から千葉市景観総合審議会表彰選考部会での選考により下記のとおり受賞作品を決定しました。
また「千葉市都市文化賞2018」表彰式を平成31年3月27日に執り行いました。

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(↑後列受賞者、前列選考委員及び主催者による記念写真)

総評

本年度の応募作は、景観まちづくり部門17件、景観広告部門26件、建築文化部門17件、3部門合わせて60件でした。
ただし、3件は2部門にわたっての応募となっていました。
これらは現地審査で、どちらの部門が相応しいかを判断することにしました。
書類審査で16点に絞込み、一日かけて現地審査を行いました。
その中で目にとまった作品に「ブラウシア」があります。
景観まちづくり部門の作品です。
大型マンションの住民みずからが、「植栽改修5ヵ年計画」を作成し、不満であった植栽環境の整備にあたっているのです。
改修された、目隠しを兼ねた街路沿いの植栽は、樹種も多様で見ごたえがあり、美しいものとなっています。
感心したのは、計画立案から、施工、そしてメンテナンスにいたるまでを、小さな子どもたちから、高齢者までが一緒になって熱心に、しかもとても楽しそうに作業を行なっていることです。
計画初期に整えられた中庭は、砂利敷きであったのを人工芝に変更することで、子どもたちが安全に遊べる場所として活用され、中心に植えられた高木にはイルミネーションが飾られています。
こうした住民の、楽しみつつ、一体となって実行された景観整備の成果は、外部の人々にも良い影響を与えていきます。
道行く人々はこの景観に癒され、喜びを与えられ、元気づけられています。
ここでは、マンションでは培いづらいと言われている「コミュニティ」が確実に育っていることが見て取れました。
「まちづくりのレジェンド」と呼ばれている由布院温泉・亀の井別荘社長の中谷健太郎さんは、まちづくりは観光につながるとして、こう言っています。「地域の住民がまず楽しむことが重要。その土地の楽しい暮らしそのものが観光になる。」さらにつづけて、「真のまちづくりは、そこに住み、暮らす人たちの願いや想いが高まり、共有化されて、それが形となって初めてできあがるもの、つまりは「物語」の世界なのである」と。
「ブラウシア」の住民活動は、まさにこうした「景観まちづくり」の「物語」となっています。
「物語」と言えば建築文化部門でも、「このゴルフコースは、あのジャック・ニクラウスが設計し、垂直に林立する杉林は20年前に植林したもので、木の間越しに見え隠れするプレーヤーが、クラブハウスからワイドビューで見える」(東京クラシッククラブ クラブハウス)
「住宅街、道路につながり、置き行灯に照らされ、建築化された路地を行き、暖簾をくぐると、そこは食べログランキング一位の名店」(たかおか と かいぶち)など、受賞作はどれも記憶に残り、語るに足りる「物語」があります。
つまるところ「都市文化」とは、「都市」において「人間」が紡ぎ出す「物語」であると言えそうです。
(栗生 明)

受賞作品

優秀賞(8件)

【景観まちづくり部門】ブラウシア

所在地:中央区千葉港 団 体:ブラウシア管理組合 
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住民が5年をかけてつくりあげた100mに及ぶ植栽空間です。既存の目隠し優先の単調な緑から,四季折々の植物が咲く楽しく明るい緑のベルトができています。木柵も設置されていますがプライバシーの確保のために,数センチ単位で検討したそうです。集合住宅の大規模改修は,植栽については管理の負担を減らすために,現状維持以下の見直しぐらいしかおこなわれません。集合住宅にお住まいの方に,ぜひみていただきたい事例です。
(山﨑 誠子)

 

【景観まちづくり部門】MAKUHARI NEIGHBORHOOD POD

所在地:美浜区若葉3丁目  団 体:幕張新都心若葉住宅地区街づくりグループ

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 これから開発が行われる湾岸のニュータウン予定地の空き地の中心に置かれた「小さな容器」と「さや」のような形状をした様々な人々のアクティビティを受け入れるすり鉢状のランドフォームの公園がここではワンセットになっています。PODは「容器」や「さや」のような入れ物の意味があり、ここはさながらサヤエンドウから豆が飛び出している様な楽しげな場所になっています。これから醸成されるであろう新入居者と地元住民が集う居場所の風景がすでにそこにはありました。コミュニティデザインの新たなアプローチとして興味深く今後を見守りたいと思います。
(霜田 亮祐)

 

【景観まちづくり部門】「THE SURF OCEAN TERRACE」前の海岸通り

所在地:美浜区磯辺2丁目 施 主:株式会社ディアーズ・ブレイン
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千葉市では官民連携事業として、稲毛海浜公園公園内に民間活力を導入した海辺の活性化施設の整備を進めています。その一環として平成28年にオープンした「THE SURF OCEAN TERRACE」のベーカリー前は、三浦半島から東京湾を一望できる眺望を楽しめる様に、外部にもかかわらずゆったりと寛げるソファーやテーブルが置かれ、多くの人で賑わっていました。海辺の魅力を堪能でき、賑わいを創出するけん引役となる上質なしつらえは、海岸通り景観形成の可能性を示す例として評価されました。
(菊竹 雪)          

 

【景観広告部門】千葉港ウォーターフロントの施設サイン群

所在地:中央区中央港1丁目

団 体:千葉市みなと活性化協議会

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千葉港を臨むウォーターフロントに、近年複数の商業施設、結婚式場が開業し、市民や観光客を集めて心地良い憩いの空間になっています。
商業施設「Ocean Table」「K.S HARBOR」、結婚式場「AMANDAN SAIL」「THE MEETS MARINA TERRACE」等いずれの施設も、揃って現代的で洗練されたタイポグラフィによる施設サインを展開し、サイズ、設置位置に配慮しながら、魅力的な街並みの形成に寄与していることが高い評価を受けました。また、この地域を海の玄関口広場として碇形のモニュメント「PORT OF CHIBA」が建てられ、この地域一帯のイメージのシンボルとなるものであり、施設サインと共に評価されました。
(田口 敦子)

 

【建築文化部門】東京クラシッククラブ クラブハウス

所在地:若葉区和泉町
施 主:株式会社東京クラシック
設 計:有限会社無有建築工房
施 工:株式会社松村組 東京支店
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撮影:(左写真)新建築社写真部 (右写真)絹巻 豐
かつて幾つかのゴルフ場設計を経験した私は、クラブハウスは奇をてらうのではなく、周囲の景観に溶け込んで「さりげなく際立つ」デザインが望ましいと思っています。
このクラブハウスは屋根の形状を背景の樹林に調和するようにデザインされ、外壁には木材やレンガなどの自然素材を多用して環境との融和を図っています。ロビーやレストラン内のインテリア素材にもカラマツを使用し、窓越しに展開する景観との調和が秀逸です。
(八木 健一)

 

【建築文化部門】たかおか と かいぶち

所在地:中央区登戸1丁目
施 主:株式会社高岡企画
設 計:OOOarchitecture

施 工:株式会社鎌田工務店
株式会社アカンプリッシュ

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2軒の高級和食店のセットで、「千葉の食文化を培う」というオーナーの意向で「たかおか」の方は以前にも応募されましたが、新たに「かいぶち」が細い街路を挟んで計画され、今回はこの2軒が連携して路地空間を演出するというコンセプトで応募されました。店内にも「路地」というコンセプトを踏襲し、落ち着いた雰囲気づくりに成功しています。特に夜間の都市景観に潤いを与えており、正に「こだわりの美学」と言えます。
(八木 健一)

 

【建築文化部門】やはぎの家

所在地:中央区矢作町
施 主:T・J
設 計:星設計室
施 工:株式会社中野工務店
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撮影:Nagaishi hidehiko
真っ白でスタイリッシュな外観に、一際大きな木の玄関扉が、温かみと穏やかさを与えています。また、夜になると室内の明かりが周辺を美しく照らし、昼間とはまた違った素敵な表情を醸し出してくれます。
屋内は長く連続した部屋と、用途別の部屋同士が、プライバシーが保たれながら繋がることで、リズミカルな印象を与えていますし、部屋の中から一望できる景色は、時や季節の移り変わりを味わえる気持ちの良い空間となっています。
(大内 啓子)

 

【建築文化部門】千葉市貝塚Y邸/Salon LUMINOUS

所在地:若葉区貝塚町
施 主:Salon LUMINOUS/K・Y
設 計:岩堀建設一級建築士事務所
施 工:岩堀建設株式会社
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撮影:平井 広行
分譲住宅地の外周部の旗竿敷地に建つ店舗併用住宅です。敷地の西に位置する森を借景とするように、西側に大きな開口部・吹き抜け・テラスを取り、地形の起伏に呼応するように床のレベルが変わるなど、自然と一体となったダイナミックな空間構成になっています。対照的に、住宅地側の路地からはRC壁と植栽による端正な佇まいとなっています。森と一体となった良質な住環境は今後の千葉市の郊外居住の理想モデルであると高く評価します。
(松浦 健治郎)

 

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