緊急情報
更新日:2025年4月15日
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お酒を飲むことは、気分転換や健康だけではなく、様々な影響を及ぼします。
私達一人ひとりがアルコールのリスクを理解し、健康に配慮した自分に「ほど良い」飲酒量を知り、お酒と上手に付き合いましょう。
適正飲酒のための啓発ポスター「私とお酒の『ほど良い』関係」1 (PDF:681KB)、「私とお酒の『ほど良い』関係」2(PDF:1,330KB)
アルコールによる健康障害(外部サイトへリンク)(外部サイトへリンク)(e-ヘルスネット(厚生労働省)
20歳代の若年者は、脳の発達途中のため、多量飲酒により脳の機能が落ちたり、高血圧等の健康問題のリスクが高まる可能性があります。
高齢者は、体内の水分量の減少により、若い頃と同等の飲酒量でも影響が強く現れ、骨折・転倒・筋肉減少の可能性があります。
女性は、一般的に男性よりも体内の水分量と分解できるアルコール量が少なく、影響を受けやすいです。そのため、男性よりも少ない量と短期間(男性の約半分)でアルコール依存症や肝臓障害など影響が大きく現れます。
アルコールを分解する働きの強弱は、個人差が大きいです。分解酵素の働きが弱いと、顔が赤くなったり、動悸や吐き気などの反応が起きることがあります。※分解酵素の働きの強弱は遺伝子により、日本人では働きが弱く、動悸等の反応を起こす人は41%程度。
出典:厚生労働省「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」
自分の体質や課題、普段飲んでいる量と分解時間を知ることで、「ほど良い」付き合い方を知るきっかけになります。
お酒の強い弱いは、アルコールの代謝能力によって異なります。
アルコールの代謝のほとんどは肝臓で行われ、アセトアルデヒドは、お酒を飲むと顔が赤くなるなどの「フラッシング反応」や二日酔いの原因物質になり、2型アルデヒド脱水素酵素(ALDH2)により酢酸に分解されます。日本人にはALDH2という酵素の働きが弱く、少量の飲酒でフラッシング反応を起こす人が多いと言われています。
ALDH2のタイプを判定することで、自分の体質を知ることができます。
STEP1:絆創膏やガーゼに消毒用アルコール(70%)を染み込ませる。
STEP2:上腕部の皮膚のやわらかいところに貼る。
STEP3:7分後にテープをはがし、皮膚の色を確認。
STEP4:STEP3からさらに10分後、もう一度、皮膚の色を確認して反応を見る。
判定結果
1.皮膚が赤くなっている:少量の飲酒で顔が赤くなる体質
2.皮膚が赤くなっていない:少量の飲酒で顔が赤くならない体質
少量の飲酒で顔が赤くなる人は、悪酔いの原因となるアセトアルデヒドを分解するALDH2という酵素の働きが弱いか欠損しているため、アルコールに弱い体質です。
パッチテストの注意点
【飲酒習慣スクリーニングテスト:AUDIT(外部サイトへリンク)(国立病院機構久里浜医療センター)】
AUDIT(Alcohol Use Disorders Identification Test)は、WHOによって開発された問題飲酒者のスクリーニングテストで、AUDITは全部で10項目の設問から成り、各項目の合計点(最大40点)で飲酒問題の程度を評価します。
国立病院機構久里浜医療センターのホームページ内でテストが受けられます。
【アルコールウォッチ(外部サイトへリンク)(厚生労働省)】
アルコールウォッチは、純アルコール量と分解時間をはかることができるツールです。
WEB上のチェックツールから、飲酒したお酒の種類と量を、ドラッグ&ドロップ選択することで簡単にチェックできます。
出典:公益社団法人アルコール健康医学協会
アルコールの依存で悩まれているご本人・家族などの皆さまへ千葉市こころの健康センターで、各種事業を実施しています。
酒類の販売者は、年齢確認が法律で義務付けられています。
(妊娠中・授乳期・体質的にお酒を受け付けられない人は、飲酒そのものを避ける必要があります)
このページの情報発信元
保健福祉局健康福祉部健康推進課
千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所高層棟5階
電話:043-245-5794
ファックス:043-245-5659
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