緊急情報
更新日:2020年5月15日
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平成27年8月、市の鳥「コアジサシ」が検見川の浜で営巣し、無事巣立ちを迎えました。成長の様子を記録しましたので、ご覧ください。
コアジサシの保護対策として、ボランティアの皆さんと一緒に検見川の浜に保護柵を設置しました。
あとはコアジサシがやってくるのを待つだけです。
保護地にコアジサシが営巣しやすいように草刈りをしています。
営巣保護地の周囲をロープで囲い、立ち入り禁止の看板を立てました。
一つがいの営巣が確認されましたが、繁殖に失敗したようで、親鳥の姿も卵も見られなくなってしまいました。残念・・・
今年はもうだめかと思っていたところに、コアジサシ営巣の情報が!
一つがいの営巣が確認されました。
卵を抱く親鳥の様子(写真:箕輪義隆氏撮影)
波打ち際には、100羽ほどのコアジサシが集まってきています。どこか別のところで産まれた幼鳥とその親鳥のようです。浜辺では、コアジサシの様子を写真に収めようと、連日、カメラを持った鳥の愛好家のみなさんがシャッターチャンスを狙っています。先日、営巣したコアジサシはまだ抱卵中です。
浜辺に集まってきたコアジサシ
営巣確認から2週間ほどたちましたが、まだヒナはかえりません。ここのところの異常な暑さでゆで卵になってしまわないか心配です。
2羽のヒナを確認しました。ゆで卵にはなっていませんでした。すぐ近くにシロチドリも営巣しています。
産まれたヒナの様子(写真:箕輪義隆氏撮影)
コアジサシ一家の様子(写真:箕輪義隆氏撮影)
愛好家達に見守られながら、ご近所のシロチドリ(ヒナ3羽)と一緒に順調に育っています。シロチドリのヒナの方が成長が早いのか、コアジサシのヒナが時々いじめられています。
2羽の兄弟は性格が違うようで、1羽は、巣を離れて動き回りたくてしょうがない様子です。もう1羽は、すぐに親鳥の下に隠れてしまいます。
コアジサシの親子(写真:箕輪義隆氏撮影)
ご近所のシロチドリの親子。暑いのか、日陰に隠れています。屋根の上が親鳥、下がヒナです。
まだ飛べませんが、巣があった場所から、歩き回るようになりました。どこにいるのか見つけるのが大変になってきました。
歩き回るヒナの様子
ヒナが産まれて約3週間たちました。ついに、ヒナが飛び立ちました。巣立ちです!
猫やカラスといった外敵に襲われることもなく、2羽とも無事に巣立ちを迎えました。
ときどき浜辺の方に出ていき、上空を飛びまわっています。
まだ、親鳥と違って茶色い色をしていますが、これから、飛ぶ練習をして、南へ飛び立っていきます。
飛ぶヒナの様子(写真:箕輪義隆氏撮影)
浜辺の上空を飛ぶヒナの様子(写真:箕輪義隆氏撮影)
南半球への長い旅の準備のため、生まれ育った検見川の浜から飛び立ちました。
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環境局環境保全部環境保全課自然保護対策室
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