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更新日:2024年4月11日
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令和6年4月1日から定期接種化されました。
DPT-IPV-Hib(5種混合)予防接種は、ジフテリア(D)・百日せき(P)・破傷風(T)と不活化ポリオ(IPV)とヒブ(Hib)の各ワクチンを混合したワクチン(DPT-IPV-Hib)です。
1期として初回接種3回、追加接種を1回行います。
令和5年度まで4種混合+ヒブワクチンを接種してきましたが、令和6年度からは5種混合を基本とします。(当面の間、4種混合+ヒブワクチンも接種できます)
また、2期として、11~12歳時(小学校6年生)にDT(二種混合)としてジフテリア・破傷風の混合ワクチンを1回接種します。
ジフテリア菌の飛沫感染で、口や鼻に入って発症します。
症状は、高熱、のどの痛みや強い炎症があります。菌の出す毒素によって心筋障害や神経麻痺を起こす場合があります。
国内での発生は年間0~1名程度です。
百日せき菌の飛沫感染で起こります。
百日せきは普通かぜのような症状で始まります。乳幼児はせきで呼吸ができず、せきのあと急に息を吸い込むので、笛を吹くような音がでます。唇が青くなったり(チアノーゼ)、けいれんが起きることがあります。肺炎や脳炎などの重い合併症を起こし、乳児では命を落とすこともあります。
土の中にいる破傷風菌が傷口から体内へ入ることによって感染します。
菌の毒素のために、咬む筋肉のけいれんにより口が開かなくなったり、体がかたくこわばって後弓反張と呼ばれるひどいけいれんを起こしたりすることがあります。重症化すると、日光や音の刺激で全身がかたくこわばり、次第に激しさを増して死に至ることもあります。
ポリオの感染は、ヒトの糞便中に排出されたウイルスが経口又は咽頭から侵入することによって感染します。潜伏期間は4~35日間です。
ほとんどは症状が出ませんが、約5%~10%の人は夏かぜ症候群と呼ばれる軽症の上気道炎又は胃腸炎症状が出て、夏期に流行します。
感染者の1,000人~2,000人に1人に麻痺が出て、一部のものは永久に麻痺が残ります。
ヒブ(Hib)はインフルエンザ菌b型の略称ですが、冬場に流行するインフルエンザとは異なるものであり、細菌による飛沫感染で、肺炎や喉頭蓋炎、敗血症、細菌性髄膜炎などを起こすことがあります。
中でも、脳や脊髄を包んでいる髄膜という膜に感染することによって起こるヒブ髄膜炎は、乳幼児が感染すると治療を受けても約5%が死亡し、約25%が発育障害(知能障害)や聴力障害、てんかんなどの後遺症が残る恐ろしい病気です。
最近はヒブ(Hib)の耐性菌が増えているため、ワクチン接種による予防が効果的です。
体内に免疫ができると、ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・ヒブから感染を防ぐことができます。1期初回で3回接種し、追加接種を1回行なうことにより基礎免疫が終了となります。追加接種後の抗毒素産性能は10年以上続くと言われますが、抗毒素量を防御レベル以上に保つために11~12歳でDT(二種混合)の追加接種を受ける必要があります。
DPT-IPV-Hib接種後の主な副反応は、局所反応で、接種局所の赤みや硬結、腫れが5%以上の確率で見られます。また、発熱、下痢、鼻漏、咳漱、発疹も5%以上の確率で見られます。
稀に生じる重い副反応としては、頻度不明ですが、けいれんが見られるほか、ショック、アナフィラキシー様症状が現れることがあります。
対象者 | 標準接種年齢 | 接種方法 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
1期初回 | 生後2か月以上90か月未満 | 初回接種 生後2か月~7か月 |
それぞれ20日~56日の間隔をおいて3回接種 |
皮下または筋肉内に接種
左記をすべて接種して基礎免疫を終了とする |
1期追加 | 生後2か月以上90か月未満 (1期初回接種(3回)終了後、少なくとも6か月以上の間隔で接種) |
1期初回接種(2回)終了後6~18か月 | 1回接種 |
※同じワクチンでの接種完了が原則ですが、4種混合・Hibワクチンを用いて規定回数の一部を完了した方が、5種混合ワクチンにより残りの回数の接種を行う場合は、医師にご相談ください。
無料。
※予診票は、手元にない場合は市内協力医療機関においてあるものをお使いください。また、医療政策課、各区保健福祉センター健康課にもおいてありますし、下のリンクからダウンロードしてお使いいただくこともできます。
※三種混合ワクチンを接種する場合の予診票はこちら(予診票<三種混合>)(PDF:177KB)をダウンロードしてください(二種混合ワクチンの接種対象者に、二種混合ワクチンの代わりとして三種混合ワクチンを接種することはできません)。
※予防接種は保護者の同伴が必要となります。保護者以外の方が連れていく場合は委任状(PDF:105KB)が必要となります。
※予診票の郵送を希望される方はこちらをご覧ください。
予防接種の実施においては、体調の良い日に行うことが原則です。お子様の健康状態が良好でない場合には、かかりつけ医等に相談の上、接種するか否かを決めてください。
また、以下の場合には予防接種を受けることができません。
千葉市が指定する接種協力医療機関で受けることができます。
協力医療機関は「定期予防接種のご案内」の「実施方法」の中に一覧表へのリンクがあります。
※事前に医療機関への電話による予約が必要です。
定期の予防接種によって引き起こされた重篤な副反応により、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障がでるような障害を残すなどの健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく補償を受けることができます。
健康被害の程度等に応じて、医療費、医療手当、障害児養育年金、障害年金、死亡一時金、葬祭料の区分があり、法律で定められた金額が支給されます。死亡一時金、葬祭料以外については、治療が終了する又は障害が治癒する期間まで支給されます。
ただし、その健康被害が予防接種によって引き起こされたものか、別の要因(予防接種をする前あるいは後に紛れ込んだ感染症あるいは別の原因等)によるものなのかの因果関係を、予防接種・感染症医療・法律等、各分野の専門家からなる国の審査会にて審議し、予防接種によるものと認定された場合に補償を受けることができます。
このページの情報発信元
保健福祉局医療衛生部医療政策課予防接種事業
千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所高層棟8階
電話:043-238-9941
ファックス:043-245-5554
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