更新日:2024年4月30日

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BCG予防接種のご案内

BCGは牛型結核菌を弱毒化してつくった生ワクチンです。
接種方法は、ワクチンを滴下した後、管針法といってスタンプ方式で上腕の2か所におしつけて接種します。
接種したところは、日陰で乾燥させます。(10分程度で乾きます。)

病気の説明

主に、結核菌を吸い込むこと(空気・飛沫感染)で感染する全身感染症です。
わが国の結核患者はかなり減少しましたが、まだ毎年1万人以上の新しい患者が出ています。
結核に対する免疫はお母さんからもらうことができないので、生まれたばかりの赤ちゃんも感染することがあります。
さらに、乳幼児は特に結核に対する免疫が弱いため、全身性の結核や結核性髄膜炎になり、重い後遺症を残す可能性があります。
BCGは、結核性髄膜炎や粟粒結核など小児の重篤な結核の発病予防や、その他の結核の発病予防に有効です。

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定期予防接種として受けられる期間と接種回数

生後~1歳未満の間に1回

標準的な接種時期

生後5か月~生後8か月になるまで

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接種会場

集団接種で実施しています。
4か月児健康診査と一緒に対象日の前月に個別に通知をしています。

なお、接種する会場は、お住まいの区の保健福祉センターです。
案内された日に接種することができない場合は、事前にお住いの区の保健福祉センター健康課にご連絡ください。

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接種費用

無料。

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持ち物

  1. 母子健康手帳
  2. 住所、年齢、氏名が確認できるもの(健康保険証等)
  3. 予防接種番号シール(すでに予診票に貼っている方は不要です)

ここがポイント!

  • 母子健康手帳は必ず持っていきましょう
    持参しないと定期予防接種は受けられません。
  • 保護者が一緒に行きましょう
    定期予防接種は保護者同伴が原則です。
    事情により保護者が同伴できない場合は委任状(PDF:105KB)(別ウインドウで開く)が必要となります。

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BCGを接種する際の注意事項

事前に個別送付されるBCG接種のお知らせをよくお読みください。

下記1~3のいずれかに該当するお子さんは、BCG接種を受けることができません。

  1. 生まれてから今までにBCG接種を受けたことがあるお子さん
  2. 免疫機能に異常のある疾患を有する方、また免疫抑制を来す治療を受けているお子さん
  3. 予防接種や外傷等などによりケロイドが認められるお子さん

  • 家族に結核患者がいて接触があった場合など、結核に感染している疑いのあるお子さんは、BCG接種の前に保健所感染症対策課(別ウインドウで開く)(電話:043-238-9974)までご連絡ください。
  • アトピー性皮膚炎などでステロイド剤を使用しているお子さんは、BCG接種の前にかかりつけ医に、接種前後の軟膏の使用方法についてご相談ください。
  • 決められた場所以外に接種することはできません。
  • 母子手帳を必ず持参してください。持参しない場合は接種を受けることはできません。

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接種にあたっての注意事項

予防接種の実施においては、体調の良い日に行うことが原則です。
お子さんの健康状態が良好でない場合には、かかりつけ医等に相談の上、接種するか否かを決めてください。
また、お子さんが以下の状態の場合には予防接種を受けることができません。

  1. 明らかに発熱(通常37.5度以上)をしているお子さん。
  2. 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかなお子さんや、急性で重症な病気で薬を飲む必要があるお子さん。
  3. その日に受ける予防接種の接種液に含まれる成分で、アナフィラキシーを起こしたことがあるお子さん。
    「アナフィラキシー」とは、通常接種後約30分以内に起こるひどいアレルギー反応のことです。
    汗がたくさん出る、顔が急に晴れる、全身にひどいじんましんが出るほか吐き気、嘔吐、声が出にくい、息が苦しいなどの症状に続きショック状態になるような激しい全身反応のことです。
  4. その他、かかりつけ医が不適当な状態と判断した場合。

※上記の1~4にあてはまらなくても、接種時に医師が接種を不適当と判断した時は、予防接種を受けることができません。

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接種後の正常反応

種後10日頃に接種部位に赤いポツポツができ、一部に小さい膿ができることがあります。
この反応は接種後4週間頃最も強くなりますが、その後はかさぶたができて接種後3か月までに治り、小さな傷あとが残るだけになります。
自然に治るので、包帯やバンソウコウをはったりしないでそのまま清潔に保ってください。
ただし、BCG接種の跡がジクジクしたまま1か月経っても改善しない場合は、細菌感染を併発していることがありますので、かかりつけ医の受診をお勧めします。

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注意すべき反応(コッホ現象)

結核に感染している乳児にBCGを接種すると、接種後1、2日から遅くても10日までに、BCG接種をしたところが赤くはれたり、針あとが化膿して白い膿(うみ)を持ったりします。(コッホ現象)。

このような反応が見られたときは、結核感染の可能性があり、検査をする必要があるため、すぐに保健所感染症対策課(別ウインドウで開く)(電話:043-238-9974)までご連絡ください。

経過がわかるように接種部位の写真を撮っておいてください。

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副反応

まれに、接種後4~6週後、多くは3か月以内に、接種をした側のわきの下のリンパ節が腫れることがあります。
通常、様子をみてかまいませんが、ときに大変大きく腫れたり、化膿して自然にやぶれて膿が出たりすることがあります。
このようなときは医師に相談してください。

その他まれな副反応として、皮膚結核様病変や骨炎、さらにまれな副反応として全身播種性BCG感染症の報告があります。

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予防接種を受けた後の一般的な注意事項

  1. 予防接種を受けたあと30分間は、医療機関でお子さんの様子を観察するか、かかりつけ医とすぐ連絡をとれるようにしておきましょう。
    急な副反応がこの間に起こることがあります。
  2. 接種後、4週間は副反応出現に注意しましょう。
  3. 接種部位は清潔に保ちましょう。入浴は差し支えありませんが、接種部位をこすることはやめましょう。
  4. 接種当日は、激しい運動は避けましょう。
  5. 接種後、接種部位の異常な反応や体調の変化があった場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。

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予防接種による健康被害救済制度について

定期の予防接種によって引き起こされた重篤な副反応により、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障がでるような障害を残すなどの健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)を受けられる場合があります。
健康被害の程度等に応じて、医療費、医療手当、障害児養育年金、障害年金、死亡一時金、葬祭料の区分があり、法律で定められた金額が支給されます。死亡一時金、葬祭料以外については、治療が終了する又は障害が治癒する期間まで支給されます。
ただし、その健康被害が予防接種によって引き起こされたものか、別の要因(予防接種をする前あるいは後に紛れ込んだ感染症あるいは別の原因等)によるものなのかの因果関係を、予防接種・感染症医療・法律等、各分野の専門家からなる国の審査会にて審議し、予防接種によるものと認定された場合に救済(医療費・障害年金等の給付)を受けることができます。

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このページの情報発信元

保健福祉局医療衛生部医療政策課予防接種事業

千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所高層棟8階

ファックス:043-245-5554

seisaku.HWM@city.chiba.lg.jp

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