更新日:2018年8月3日

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こうえんブログ~公園歳時記2014年2月

1月≪ 2014年2月 日々の公園の様子をお届けします。


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2014年2月27日 ボート営業の準備

冬の間、休んでいた綿打池のボート営業を再開するため、ボートを綿打池に運び込みました。ボートは塗装し直してきれいになっています。営業は3月1日(土曜日)からです。3月とはいえ、まだ風が冷たいですので、暖かな服装でご利用ください。貸しボートの詳細はこちらで。

2014年2月26日 雪吊りの撤去

千葉公園で毎年行っている松の雪吊りは、立冬を迎えるころに施し、桃の節句を迎える前に撤去します。松の木5本に雪吊りを施すには延べ3~4日かかりますが、撤去作業は松に施した丸太や竹、縄を外していくだけなので、半日足らずで終わります。今年は、3月3日が月曜日であり、天気の週間予報からして、本日、撤去作業を行いました。詳しくはこちら(PDF:138KB)で。

2014年2月18日 大雪の後始末

2週続けて大雪に見舞われましたが、土曜日の大雨とその後の晴天で概ね園内の雪はほぼ姿を消しました。しかし、1回目の大雪で折れた樹木の後始末は、現在でも続いています。折れた枝や幹が300本以上と膨大なため、撤去作業が追い付きません。園路や広場から移動して通行や利用に支障がないようにはしたものの、切った枝や葉はまだ植樹帯に山積みの状態です。全部片づけ終わるにはしばらく時間がかかりそうです。


雪折れした枝葉

園路から除去した枝葉

2014年2月12日 ヒョンノキ 

昨日に「千葉公園にヒョンノキはありますか?」と尋ねて来た方がいました。「イスノキのことですね。千葉公園に3本あります」と答えると、「木の実」を見たいとのことでした。「それは木の実でなく虫こぶのことです」とイスノキを案内しました。折しも大雪のせいで雪の上に虫こぶがいくつも落ちているのを見つけ、たいそう喜んでいただきました。
イスノキはマンサク科イスノキ属の常緑高木で、葉に独特の形をした虫えい(虫こぶ)をよく付ける木として有名です。虫えいとは、葉や枝の組織にハチやアブラムシの一種が寄生し、その刺激で組織が異常に発達してこぶのようになることです。その虫が飛び出すと中空になります。昔は子供たちの遊び道具で、ひょんの笛ともいいました。虫えいの穴に息を吹きかけると「ひょうひょう」と鳴るので、「ヒョンノキ(瓢の木)」や「ヒョウノキ」の別名があります。また、ひょんのきは秋の季語にもなっています。我見しより久しきひょんの木実哉(正岡子規)
木材の気乾比重は0.75-0.90(平均値)-1.02で、非常に重硬で、イスノキは日本の木材の内で最も重いとされます。重くて硬く保存性が高いので、用途は家具、器具、楽器(三味線、琵琶の撥など)、フローリングなどのほか、木刀も作られます。


イスノキの枝に付いた虫えい

雪上に落下した虫えい

2014年2月10日 大雪による被害

このたびの大雪で様々な被害が出ましたが、一番大きなものは樹木への着雪による枝折れや幹折れでした。直径7センチ以上の折れた枝・幹を調査した結果、その総数は、300本を越えました。被害の多かった樹木の上位5種は、スダジイ86本、マテバシイ78本、クスノキ40本、マツ32本、シラカシ15本で全体の8割を占めます。折れた枝には直径30センチを超える太いものありました。また、常緑広葉樹の被害だけで257本と全体の8割を超え、常緑針葉樹42本を加えると、常緑樹だけで全体の95%となりました。当然といえば当然の結果ですが、落葉樹でもウメやケヤキの大枝が折れる被害も発生しています。樹木の折損被害を見るだけでも今回の大雪が大変なものだったことが分かります。


ヒマラヤスギの太い枝折れ(モノレール駅前広場)

クスノキの枝折れ(蓮華亭前)

2014年2月10日 記録的な大

週末は発達した南岸低気圧の通過に伴い観測史上第1位の降雪量33センチという記録的な大雪になりました。千葉公園でも一面の雪景色となり、深いところでは長靴が埋まるのほどの積雪。雪空から一転して日が差し始め昼前には青空が広がりました。園路も広場も雪だらけでしたが、散歩や雪遊び、写真撮影にとそれぞれに雪の公園を楽しんでいました。

千葉公園の雪景色


雪吊り(2014年2月9日9時00分撮影)

ボタン園(2014年2月9日9時30分撮影)

2014年2月6日 シモバシラの大きい小さい

今朝は今季最低の冷え込みで、千葉地方の最低気温は-1.6度を記録しました。こんな日は植物のシモバシラに氷柱が大きく伸びているだろうと見に行ってみると、それほどではありませんでした。綿打池の結氷も見られませんでした。この冬発生したシモバシラの氷柱は、1月7日が最大で20~30cmに発達しました。しかし、この日の最低気温は-0.2度でそれほどの寒さではありません。1月16日の最低気温は-1.0度でこの日は池に薄氷が張りました。シモバシラの氷柱や池の結氷など自然現象は、最低気温だけでなく風や日照等の気象条件の影響を受けることが分かります。


シモバシラの氷柱(2月6日)最低気温-1.6度

シモバシラの氷柱(1月7日)最低気温-0.2度

2014年2月5日 白梅も見ごろに

お花見広場の梅は、紅梅に続いて白梅も見ごろを迎えています。今見られるのは、紅梅が八重寒紅、緋梅の2種、白梅が3種(白加賀、他2種は不明)の計5種類の梅です。なお、白加賀は咲き出したばかりです。


八重寒紅(八重咲)

緋梅(一重咲)

白梅sp(一重咲)

白加賀(一重咲)

2014年2月4日 マンサクが開花

ロウバイに続いて早春に咲く黄色の花、マンサクが開花しています。昨日、常連の方から「マンサクが咲いているよ…」との情報提供がありました。好日亭裏のマンサクはまだ開花していないので、荒木山の斜面へ行ってみると、こちらは既に五分咲きほどになっていました。開花状況からみて1週間以上前、1月25日頃には咲き出したであろう想像されます。マンサクは、マンサク科・属の落葉低木で、早春に縮れたような黄色の花をたくさん咲かせます。近縁種に中国産のシナマンサクがあります。日本在来種と比べて(1)葉と花がひときわ大きい、(2)一枝にたくさんの花をつける、(3)花に芳香があり基部が赤い、(4)花期が日本のものより1~2週間早い、という特徴を持ちます。

2014年2月3日 ハランの花

昨日2月2日の読売新聞・京葉版に「千葉公園でハランの花が咲いている…」と紹介されました。その記事を見た方が「ハランの花はどこですか?」と、電話での問い合わせや事務所に訪ねてくる方が沢山あって、本日の千葉公園にちょっと波乱?が起こりました。ハランは、モノレール駅から池方面へ降りる階段の左沿いにあるのですが、地際に咲く花は落葉に埋もれて普通はほとんど見えません。一部の落葉を取り除いて花や蕾がよく観察できるようにしました。まだ、蕾が多く花の見ごろは2月末から3月頃と予想されます。なお、生育地が斜面ですので、観察の際は足元に十分ご注意ください。ハランの詳細はこちらで(PDF:337KB)

2014年2月1日 野鳥ガイド

冬期恒例の野鳥ガイドが2月1日にありました。講師は今年で4年目となる箕輪義隆さん。鳥類の専門家でありながらプロのイラストレーターでもあります。曇天の寒い日でしたが、蓮華亭に参加者20人ほどが集まり、綿打池の周辺1時間あまり講師のガイドで野鳥観察を楽しみました。この日観察された鳥類は、カワセミ、カモ類、カモメ類、サギ類など22種類。観察の最後に清流の宝石と呼ばれるカワセミが観られて参加した皆さん大喜びでした。


カモの観察

カワセミを観察

コサギの獲物捕り

羽を乾かすカワウの幼鳥

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都市局公園緑地部中央・美浜公園緑地事務所

千葉市美浜区高浜7丁目2番1号

ファックス:043-278-6287

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