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更新日:2023年8月22日

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動画とテキスト(令和5年5月25日)

動画

テキスト

冒頭発言

(市長)
それでは、定例記者会見を始めます。
今日は、発表事項が4件、お知らせ事項が2件です。
はじめに、千葉の親子三代夏祭りの4年ぶりの開催決定についてです。
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、令和2年度から通常開催を見送っていた千葉の親子三代夏祭りを4年ぶりに開催します。
昭和51年の千葉開府850年の節目に始まったこの祭りですが、今年で48回目を迎えます。今では、千葉市の夏の風物詩として定着し、広く市民に親しまれるイベントとなっています。
千葉開府900年を3年後に控え、コロナ禍前と同様に、中央公園を中心にパレードや各種ステージをはじめ、みこしや親子三代千葉おどりなど、多彩な催しを実施する予定です。
開催日時については、前夜祭が8月19日、土曜日の11時から20時まで、本祭りは8月20日、日曜日の13時から20時までを予定しています。
この開催決定に伴い、祭りの参加者を募集しますのでお知らせします。
参加を希望される方は、千葉の親子三代夏祭り実行委員会または千葉市を美しくする会事務局までご応募ください。
申込期間は6月1日から14日までとなりますが、詳しくは、親子三代夏祭りのホームページをご覧ください。
4年ぶりとなる千葉の親子三代夏祭りを、ぜひ市民の皆様と一緒に盛り上げていきたいと思っていますので、参加について奮ってご応募ください。
また、開催内容の詳細ですが、主催者の千葉市を美しくする会で検討していますので、詳細については、8月の記者会見でお知らせします。
次に、幕張ビーチ花火フェスタ、第45回千葉市民花火大会の開催についてです。
千葉市の夏の風物詩、先ほど親子三代夏祭りと申し上げましたが、もう一つ、幕張ビーチ花火フェスタについても、8月5日、土曜日に開催することを決定しました。
今回は、地域活動、経済活動を活性化していきたいということ、また、にぎわいを取り戻したいという願いも込め、国内最大級の2万発の花火を、幕張ビーチ花火フェスタの特徴である海上花火と、打ち上げ花火を組み合わせた迫力ある演出を行い、花火大会を開催していきたいと考えています。
4年ぶりの大規模の開催となりますが、安全にご観覧いただき、また、安全にお帰りいただくため、コロナ前の席の運用と若干異なる計画となることを今回予定しています。会場内でご観覧いただけるのは、有料観覧席をご購入いただいた方、また、約5,400人分の市民無料招待席、2万4,000人分の一般無料招待席に事前にご応募いただいて、当選された方としました。
従前は、無料観覧エリアについては事前申し込みなしでお入りいただく運用を行っていましたが、安全の確保、また、4年ぶりの大規模の開催となりますので、安全の確保、また、警備上の理由もあり、今年度は無料エリアについても、事前にお申し込みをいただく形としましたので、ご理解いただきたいと思います。
有料観覧席の販売と無料観覧席の事前受付を本日から開始します。無料観覧席の申込期限については、6月26日としていますので、会場内での観覧を希望される方は、必ず事前にご応募ください。
有料観覧席の購入が間に合わなかった方や、無料招待に残念ながら当選されなかった方については、会場付近に観覧場所をご用意できませんのでご理解いただきたいと思います。
なお、ご自宅などでも花火を楽しんでいただけるよう、YouTubeによるライブ配信や、ケーブルテレビでのライブ中継も実施しますので、そちらでの観覧もご検討ください。
また、この花火大会で使用する電力は、バイオマス発電によるグリーン電力を利用し、脱炭素化にも取り組んでいきたいと考えています。
千葉市の海辺を満開の花火が彩る特別な夏の夜になります、幕張ビーチ花火フェスタをぜひ楽しんでいただければと思っています。
続いて、発表事項の3番目、YohaS2023と大賀ハスまつりの開催についてです。
オオガハスはご承知のとおり、昭和26年に花見川区にある、当時の東京大学の検見川厚生農場で、大賀博士の下で発掘をしていた花園中の生徒が古代ハスの実を見つけ、この実が二千年の歳月を経て、翌年の7月18日に開花したものです。
昨年は、開花70周年の年に当たっていて、記念フォーラムの開催、記念誌の発行、千葉公園の蓮華亭の展示のリニューアルなどを行いました。
千葉市の花でもあるオオガハスは、国内外に合わせて約200カ所以上へ分根されていて、海外の実績は、姉妹・友好都市を連携しているアメリカのヒューストン市、スイスのモントルー市などにも分根され、千葉市の国際交流のシンボルとして貢献しています。
オオガハスが優美に咲く6月から7月にかけて、千葉公園を舞台にオオガハスにちなんだYohaS2023と大賀ハスまつりを開催します。
まず、YohaS2023ですが、夜の部として、6月9日、金曜日から2日間、千葉公園の綿打池周辺で、オオガハスをテーマにした、光と音楽を使った非日常空間を演出することにしています。
開催日とその前後の2日間については、園内を光で包み込まれた、いわば新しい世界観を描くようなライトアップを、昨年より4日長い、6日間開催しますので、ぜひ足をお運びいただければと思います。
次に、昼の部とも言える、大賀ハスまつりですが、6月17日、土曜日から9日間開催します。キッチンカーの復活など開催規模も新型コロナ感染拡大前に戻ります。優雅なオオガハスを鑑賞しながら学ぶことができるオオガハスガイドや、ハスの葉に飲み物を注いで茎で飲む、象鼻杯の体験もできますので、ぜひお楽しみいただければと思います。
YohaS2023、大賀ハスまつりともに、市内の多くの学生ボランティアの皆様の協力をいただいて開催します。初夏の風物詩として定着しているオオガハスの2大イベント、ぜひ多くの方にお越しいただきたいと思います。
なお、机上にチラシを配布しましたが、今、市では「居心地が良く歩きたくなるまちなか」づくりを目指し、千葉公園通りで昨年8月までの2年間、ウォーカブル社会実験を実施しました。
今年からは、地元の実行委員会が主体となり、千葉公園歩行者天国の短縮形を取り組みの名称にし、「ちこほこ」として、定期的に千葉公園通りでホコ天を実施しています。
今回、千葉公園でのオオガハスにちなんだ二つのイベントに合わせ、「ハスちこほこ」と題して、6月10日の土曜日と6月25日の日曜日に歩行者天国を実施します。千葉公園でのイベントと併せてお立ち寄りいただけたら幸いです。
続いて、レッサーパンダ、風太の20歳を記念する企画イベントの実施についてです。
千葉市動物公園を全国区にしてくれたのは、レッサーパンダの風太の功績が非常に大きいと思っていますが、今年で20歳を迎えます。人間の年齢に換算しますと既に80歳を超える高齢です。
今回、動物福祉の観点から、高齢になった風太が、これまで以上に快適に暮らしていくことができるように生活環境を改善するためのクラウドファンディングを行うとともに、風太の20歳を祝い、これまでの功績を称えるため、様々なイベント、さらに記念グッズの販売を行います。
非常に盛りだくさんのご案内となっていますので、概略のご紹介をします。
まず、風太の誕生日の7月5日ですが、水曜日となり通常動物公園は休園日となりますが、特別に臨時開園し、誕生日のセレモニーを行います。当日は、私から風太へ特別感謝状の授与も行います。
関連イベントとして、園主催による園内でのパネル展の開催や、関連講演の実施に加え、今回、関係した様々な方々と一緒に風太の20歳を祝っていただくイベントを行う予定です。
また、風太の子孫たちが暮らしている各地の動物園の皆様からのお祝いのメッセージ動画をYouTubeで配信します。
このほか、凸版印刷株式会社様、千葉ステーションビル様、千葉都市モノレール株式会社様、そごう千葉店様、千葉経済大学様により様々な企画が展開されます。
次に、クラウドファンディングについてですが、これからも健やかな毎日が過ごせる環境を提供するために、暑さに弱いレッサーパンダの展示場全体を涼しくする装置の導入、また、歯も弱くなってきていますので、それに対応した食事を作るための道具など、動物の福祉の実現に向けた取り組みを中心とした支援の呼びかけとなっています。
動物園のみならず、千葉市全体を全国に名前を広げていただいた功労者である風太の20歳を一緒に祝っていただきたいと思いますし、クラウドファンディングへのご賛同とご支援をいただければと思います。
次に、お知らせ事項になります。
1点目は、第22回「ベンチャー・カップCHIBA」についてです。
千葉市では、今年度からスタートアップ支援室を新たに設置し、市内経済を牽引する企業の創出、育成に向けて、各団体、企業と連携を図りながら、創業支援に積極的に取り組んでいます。
このたび、千葉市産業振興財団において、千葉市発の将来性のある新たなビジネスの創出を目指した、ビジネスプランコンテスト第22回「ベンチャー・カップCHIBA」について、明日からビジネスプラン等を公募しますので、お知らせします。
今回の開催に当たり、部門構成や応募資格、副賞を見直しています。特に、学生の方々への参加機会の拡充、また、チャンスを大幅に拡大しています。
具体的には、これまで一般部門と学生部門としていた部分構成ですが、学生の方をはじめとし、より多くの方にご参加していただけるように一般と学生の区分を無くした、ビジネスプラン部門に加え、新たに、ビジネスのアイデア段階で申し込み可能なビジネスアイデア部門を新設しました。
また、両部門にそれぞれ特別賞として、学生賞を新たに設け、学生の方のチャンスを拡大するとともに、社会人の方についても、創業に向けたアイデアをお持ちの方について、ビジネスアイデア部門に応募ができるという部門構成としました。
応募資格については記載のとおりですが、両部門ともに社会人の方も、学生の方も応募可能になっています。
裏面になりますが、応募方法と応募期間については、記載のとおりです。
表彰と副賞は記載のとおりですが、特別賞として学生賞を設置しました。学生の方であっても各部門で最優秀と審査をされれば、グランプリを受賞することができます。
今後のスケジュールなどの詳細については、別紙、募集案内チラシのとおりです。
ぜひ多くの方々にご応募をいただきたいと思います。
お知らせ事項の最後になりますが、ニューファーマー育成研修の募集開始についてです。
千葉市では、農業者の減少と高齢化の進展が課題となっている状況を踏まえ、今年度から農業経営を志す若者や、他の産業から農業を志す方を対象とした新たな研修制度、ニューファーマー育成研修を実施します。このたび、研修生5名の募集を開始しますので、お知らせします。
概要ですが、ニューファーマー育成研修は、これまで実施していました。新規就農アドバンス研修と新規就農希望者研修の利点を、相互のメリットを踏まえて融合し、就農希望者が、経験や目指す農業経営に合わせて、受けたい研修内容をコースから選ぶことができる新しい制度としています。
研修コースは三つです。
一つ目が、アドバンスコースです。これは短期間で地域の農業経営の担い手を育成するため、独立就農を目指して、既に農業を学び始めている方を対象としたものです。農政センター内の温室をインキュベーションファームとして、研修生自らが栽培から販売までを行う模擬経営を行い、また、外部講師から経営について座学を受けるコースです。
二つ目が、育成コースです。こちらは、農業の基礎を学ぶ基礎研修、また、農家で農業のノウハウを学ぶ農家研修を通じて、独立、自営の農業者として必要な技術・知識を習得するコースになっています。
三つ目が、総合コースです。育成コースの農家研修の終了後にアドバンスコースに進み、さらに自ら模擬経営を行いながら外部講師から経営についての座学が受けられるコースとなっています。
研修期間、対象者の要件、参加費用などは資料に記載のとおりです。
募集期間は、6月1日から8月31日までとなります。
募集人数ですが、アドバンスコースが、イチゴ2人、トマト1人の計3人。育成コース、総合コースが合わせて2人で、計5人を予定しています。
また、研修生に対し、研修奨励金や、就農時の初期投資にかかる経費に対する補助など様々な支援策をご用意しています。
こちらのお申し込み先は、この研修の受託者である千葉市ニューファーマー育成研修事務局で株式会社マイファームとなっています。お申し込みに当たっては、農政センターまたはマイファームに事前にご相談ください。
今、千葉市内の農業経営、40代以下の方がとても少なくなっていて、あと20年経つと千葉市の農業を支える人材が非常に厳しくなってくる状況です。この研修を通じて、比較的、若い年代の方が就農していただけるよう、市としても支援をしていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。
私からは以上です。

質疑応答

(記者)
幕張ビーチ花火フェスタですが、観客自体はコロナ禍前より縮小になるのでしょうか。
(市長)
今回、有料席が3万7,500席あり、先ほど申し上げました無料招待席の市民、一般、それぞれ合わせますと、7万人程度を見込んでいます。
コロナ以前は、無料席については人数制限を事前に設けていませんでしたので、これよりは多い方にお越しいただいていたと思いますが、今回は4年ぶりの大規模開催となること、また、安全な警備、安全確保を行っていきたいということで、今年は、無料招待席も事前申し込みをしていただく形式としました。ぜひご理解いただきたいと思います。
(記者)
市の主催のイベントは、もうコロナ禍前と同様に開催していると言ってよいのでしょうか。現状では、中止等はしないという考えでよろしいでしょうか。
(市長)
夏場に予定している市が開催に深く関与しているイベントについては、今回、ご紹介したものになりますが、例えば、区民まつりや、昨年も行いました大漁まつりなども予定しています。
特に、区民まつりは主催が区役所だけではなくて、地域の皆様と一緒になった実行委員会で判断していますので、区ごとに判断が分かれます。今回についてはコロナが5類になり、また、自主的な感染対策の下での経済活動、また、地域活動が行える状況になっていますので、それぞれの実行委員会の判断になってはいますが、昨年とは違う形でイベントの開催、地域の催しが行われることを期待しています。
(記者)
先日、市民団体の方が千葉市内で予定されている工業団地の計画地でキツネが見つかったという発表をされました。それについての市長の所感をお願いします。
(市長)
計画については、環境アセスの申し出がある開発計画でよろしいでしょうか。
計画内容については、民間の開発事業者の方が計画されているもので、その環境アセスの申し出がありました。計画内容については、まだ固まっていないところがある印象を持っていますが、計画段階でも環境アセスの申し出はできるので、その申し出を受けて、手続きが始められたところです。
市としては、出された計画に基づき、市の意見を出す手続きを進めているところです。
アカギツネが生息しているという情報もあり、市内では生息が今までされていなかった希少動物ですので、希少動物が生息しているということが分かった場合には、その保全に向けて必要な措置を取ることを協議していくことになりますので、そういった意見も含めて、環境アセス手続きの中で市の意見を出していきたいと思います。
(記者)
ここの計画地というのは、環境省の重要里地里山にも指定されているところですが、その団体の方によると、ここが失われたら、そのほとんど、重要な部分がなくなると聞いていますが、どのようにお考えですか。
(市長)
重要里地里山となっているというのは、もちろん承知しており、市内でも2カ所が選定されているところです。そこが今回の環境アセスの対象となっている地域に入っていて、必要な環境保全措置を取ることが必要ですので、先ほどの繰り返しなりますが、環境アセス手続きの中で、どのような保全措置を取るべきなのか、市としての意見を出していきたいと思います。
(記者)
親子三代夏祭りの関係ですが、コロナの影響で中止が続いていて4年ぶりの開催とのことで、会場となる千葉駅周辺の中心市街地の活性化などの期待もあるかと思いますが、改めて市としてこの祭りをどのような祭りにしたいとお考えでしょうか。
(市長)
親子三代夏祭りは、千葉開府850年の年に始まり、今に引き継いでいるレガシーとなったものです。3年間、開催できていない状況ですが、実行委員会の皆様としては、今回、開催できなければ、半世紀にわたって受け継いできた祭りを今後、継承していけないのではないか、開催のノウハウが失われてしまうのではないかという強い危機感をお持ちで、私も同感です。
今回、もちろん必要な感染対策、また、参加者に対する呼びかけなどは、その時々の状況に応じてしていくことになりますが、コロナが5類になり、行動制限が自主的なものになっていますので、イベントの開催が可能になっています。今年、できるだけコロナ禍以前の形で開催することで、半世紀続けてきたものをこれからも、10年、20年つなげていける、また、開府900年が控えていますので、千葉氏をルーツに持つまちとして、このまちの歴史、成り立ちをもう一度考えて、これからのまちづくりについても思いをはせていただく祭りだと思っていますので、以前の祭りの意味合い、位置づけを、多くの市民の方に改めて認識してもらうためにも、ぜひとも開催していきたいと思っています。
(記者)
検討されている市独自の子育て支援の給付金の進捗についてですが、給付対象者は固まりましたでしょうか。
(市長)
6月の定例議会が来月行われますが、そこに県の支援策を踏まえた上で、生活者支援としての子育て支援策、また、各事業者の支援策の最終調整を行っていますので、最終的に固まった段階でご説明させていただきたいと思っています。
対象範囲については、前回の会見で申し上げたとおり、未就学児、また、高3までを対象として検討しています。
(記者)
県の子育て支援の給付金について、高校生に関しては、プラスアルファという考え方のようですが、千葉市としては、この前にもお話しされたとおり、高校生も対象に検討しているということでよろしいですか。
(市長)
はい。県の考え方については、限られた財源の中で、どこを対象にしていくかということですので、高1についてはプラスアルファで支援することについては、一定、理解するものです。
千葉市としては、県の支援策の連絡がある前には、子育て世帯を対象として、0歳から中3までも検討していたところですが、小学生から中学校3年生までについては、県の方の支援策で対象になるということですので、そういったものを前提としながら、物価高騰の影響については幅広く子育て世帯に影響していますので、未就学児、また、高校3年生までを対象とした支援策を行うことができないか、検討している状況です。
(記者)
県と被る部分に増額というのは考えていますか。
(市長)
物価高騰対策については、どういうカテゴリーの方が、より支援が必要なのかということを、限られた予算の中で見極めた上で対象を決めていかなければいけないと思っていますので、市としては、県の給付金を前提としながらも、市として、どこのカテゴリーの方を支援していくのかについては、今、整理していますので、決まり次第、ご説明させていただきます。
(記者)
花火フェスタについてですが、先ほど7万人程度で、従来よりは少なくなるということでしたが、これは、有料と一般の無料のところも含めた、いわゆる招待席というところだと思いますが、コロナ前と比べて、同じ招待席とか有料席と比べてもだいぶ減っているのでしょうか。
(市長)
有料席については、基本、会場が限られていますので、安全に見ていただける部分について、砂浜の部分を中心に席数を確保していましたので、そこは大きな変動はありません。
今回、申し上げたのは無料のエリアですが、年によっては非常に混雑していて、車道に出てしまうなど、そういう部分がありました。今回、4年ぶりの大規模開催になりますので、今年は無料エリアについても事前の登録で一定の人数の範囲で警備、安全確保をする方がよいだろうということで、今回このような対策をさせていただきます。
(記者)
安全確保というのは、単純に将棋倒しとか、そういったことを防ぐだけではなくて、コロナが5類になったとはいえ、まだなくなっているわけではないので、そういったことも含めてということなのでしょうか。
(市長)
そういったものを含めての総合的な判断の上での対策になります。
(記者)
千葉市のホームページを見ますと、2018年のコロナ前の花火フェスタは30万人が訪れたと書いてあるのですが。
(市長)
30万人が訪れたではなく、自宅からなども含めて30万人が観覧したという数字です。
(記者)
ホームページを見ますと30万人が訪れたと書いてあります。それは当然、周辺以外のところ全部含めてだと思います。それ全体もかなり、もう少し抑制するという方向になるのでしょうか。
(市長)
我々でご用意できるエリアについては、令和元年のときよりは数を絞って、先ほど申し上げたように7万席程度を考えていますが、ほかに周辺では場所が確保できませんので、まず現地でご覧になりたい方については、事前に無料席、数は多めに用意していますので、ぜひ応募をいただければと思っています。
(記者)
限られている席に応募しても当たらない人たちが、その周りに、逆にあふれてしまうと、かえって混乱が生じるのではないかという懸念がありますが。
(市長)
そうならないように、事前にアナウンスさせていただいて、いわゆる事前登録、当選されなかった方についてはご案内することができませんので、事前申し込みをいただいて、当選された方にご来場いただきたいというお願いをしています。そこは、市民の方にはご理解いただけるものと考えています。
自宅からでも、ライブで見ていただくためのケーブルテレビ、また、YouTube配信を行います。昨年もケーブルテレビの配信を行いました。昨年は、地上波でも一部流れていましたが、こちらについてもたくさんの方にご覧いただき、自宅からでも、また、現地は無制限ではありませんが、安全が確保できる一定の人数について、できるだけ席数をご用意して、安全に見ていただく環境をつくっていきたいと思います。
(記者)
幕張ビーチ花火フェスタの関係ですが、この大会はどういった大会にしたいかという部分と、昨年は、確か30分間の開催だったと思うのですが、今回1時間ということで、その見どころがどういうところになるのかお聞きしてよろしいでしょうか。
(市長)
具体的な花火のプログラムについては、今、詳細を詰めていますので、また直前にアナウンスさせていただきたいと思っていますが、例えば、尺玉はもちろんですが、特殊な色変化があるグラデーション花火などの創作花火を今年もやらせていただきたいと思っていますし、昨年は時間も短縮し、発数も抑えたのですが、今年は、時間は1時間に戻して、発数は約2万発ということで、従来に近い規模での大規模な開催を予定しています。
また、メッセージ花火も募集を再開しますので、ぜひ個人協賛もしていただけるとありがたく思います。
それから、グランドフィナーレに20分間に1万発を予定していますので、これが一番の見どころになってくるのではないかと思っています。
(記者)
19日に県の教育委員会が学校生活のマスク着用が不要という通達を市の方にも出したかと思います。その内容には、教職員が率先してマスクを外して指導を行うようにというような内容だと思いますが、この通知の内容についての評価を伺えますでしょうか。
(市長)
今、千葉市の教育委員会から各学校にマスク着用についてお願いしているのは、まず1点目が教職員も児童・生徒も一律の着用は求めない。2点目が、本人の意思に反して着脱を強いることがないようにしてください。大きく分けるとですが、3点目として、交通機関や病院、また、高齢者施設などに行く場合は、着用を推奨しますという状況になっていて、今回、県の通知については、本人の意思に反して着脱を強いることがないようにということについての、改めての確認的な要素が強いのではないかと思っています。
今、市の教育委員会が各学校にマスクの着用についてお願いしていることを大きく変えるものではないと思っています。また、小・中学校の生徒および教員のマスクの着脱の状況を教育委員会に確認したところ、児童・生徒については、学年が上がるにつれて着用率は高くなっているようです。教員については、児童・生徒に比べて、つけていない率が高いと聞いています。
今回の県の通知について、基本的には教育委員会が判断しますので、教育委員会の方にも確認いただきたいのですが、市長としてどうかと問われたときに、今回の県の通知については、既に千葉市の教育委員会が各学校に示しているものを大きく変えるものではないと思っています。3月20日に出した通知の内容について改めて確認していただくことが必要ですし、マスクを外したいけど外せないということについては、通知が意図しているところではありませんので、着脱が本人の意思に反して、何らか強いられることがないようにということを確認するものではないかと捉えました。
ですので、私の立場から教育委員会に対して、改めて通知を出してくれというのではなくて、県の通知を見た印象としては、3月20日に出した通知について、改めて確認するということができれば、千葉市の状況の中では、何かしらの変更通知を出す必要はないのではないかと捉えています。
国から示されたガイドラインに沿った対応をとっていますし、本人の意思に反した状況にならないように、学校現場は非常に気を遣っていると思っていますので、今の取り組みを続けていき、本人の意思で着脱ができる環境づくりをこれからもしていく必要があると思っています。
(記者)
昨日、発表のあった町内自治会による連携活動支援補助金の件でお伺いします。今この補助を実施する理由というのは何でしょうか。
(市長)
今手元に資料がありませので、詳細は担当に聞いていただきたいのですが、今、町内自治会の組織率というのが落ちてきているところがあります。私としては、自治会の業務について、これまでと同じことを、同じメンバーでやっていくことが難しいところがあると思います。ただ、一方で、地域の活動をされている大学のボランティアグループや、NPOなど、同じ地域をフィールドにして、地域を支える活動をしようという方がいます。エリアによっては、自治会と、NPOや大学のボランティアの方、また、別の地域団体の方が一緒に連携して取り組めば、これまで自治会が行ってきて、継続が難しくなっていることも含めて、地域全体として、地域を支える活動ができるのではないかという着眼点から、希望される自治会の皆様から応募をいただき、そういうNPOや大学の関係者との連携関係を区役所と一緒につくっていく事業だと理解しています。
(記者)
お話を伺っている限り、それだけ市の方が、そういう活動を重視しているというのは分かるのですが、それがどうして今回応募が先着順ということになっているのでしょうか。
(市長)
先着順がよくないのではというご質問ではないかと思いますが、自治会には様々な状況があり、例えば、幸町団地については非常に組織率も高く、貫徹する動きをしていて、ただ、私も対話会など様々行っていますが、自治会、住宅団地も含めて、これからの活動をどうしていこうか悩んでいるところがあって、連携したいところがあります。
それは、地域それぞれで、早く手を挙げていただいたところに区役所や担当課がお話を聞いて、どういう連携が地域にとって一番いいのかを、伴走型とまでは言いませんが、対話をしながら、どういうところとのマッチングの可能性があるのか、地域が何を求めていて、市としては地域活動をしている団体の情報もある程度ありますので、どういうマッチングをしたらいいのかということを、これから事業の中で検討していきたいと思います。ですので、早く手を挙げていただいたところについて順番にそのお話を伺って、そうした連携の可能性を模索していきたいという意味での先着順だと私は理解していて、一定期間、2カ月待って、それで何か絞ってからやるのではなくて、今考えている地域の課題があって、自治会の将来をどうしていこうかというところに手を挙げていただいて、挙げていただいたところから、区役所や本庁の担当課が、その地域のほかの団体との連携関係の構築を支援していく、そういう意味での先着順ということですので、絞るということではなくて、手を挙げていただいたところから順番にお話を伺って対応していくという理解です。例えば、花火大会のように、一斉に手が挙がるようなものではなくて、自治会個々の状況があって、手を挙げたところについては、早い段階から手を挙げていただければ、その時から区役所、また本庁の担当課がお話を聞いて、連携関係はどういったものがいいのか、一緒に考えていきたい事業ですので、単に絞る、先着順といいますか、早い者勝ちという趣旨ではなくて、今の地域の課題はこういうものがあって、対策をしていかなければいけないところで、手が挙がったところから順番にお話をさせていただきたいという意味での先着順だと理解しています。
(記者)
担当課は明確に先着順とおっしゃいましたが。
(市長)
ですから、それを先着順と申し上げただけであって、違う言葉は、私は今、使っていないつもりですが。
(記者)
仮に、7月3日の最初の日に10件、20件、30件と来たとしたら、対象が6件となっていますが、どのように対応するつもりですか。
(市長)
事業を行うことだけが自治会を支援することではありません。区役所には、今年から、地域づくり支援課という組織があり、手が挙がった団体については、市役所にもリソースの限りがありますが、対応していきます。事業は事業として、できるところはやりますし、その事業でなかなか対応が難しいところについては、一緒に支援策を探すなど様々な対応をしますので、先着順でそこだけやるというわけではないということはご理解ください。
(記者)
そこはなかなか理解できない人が多いと思います。補助金を使ってやることで、しかも10分の10というかなり高い割合の補助をするものを先着順とするのは問題があるのではないでしょうか。
(市長)
私は特に問題ないと思っています。今、地域の課題と向き合っているところについて、手を挙げてこられたところについて、まずお話を伺って相談していくわけです。手を挙げたところが多ければ、予算を補正するなどすればいいですし、その事業で支援する状況にないところについては、区役所の中の支援の体制がありますから、そこでみていけばよいと思いますので、先着順が支援を求めている団体を限るわけではなく、それは区役所として別の体制もありますし、その事業だけが自治会の支援をするためのものではありません。まずは、NPOとの連携をしていきたい、そういったところが関心表明をしていただけると思いますので、そういった、この事業で対象となるところについては、早めにお話を伺って対応していくということになります。仮に、10も20も来れば、それは補正も考えなければいけないと思いますし、ほかの支援策で対象にした方がスムーズであれば、そちらに誘導しますし、そこはまさに総合的なことを扱う区役所としての相談機能が求められると思います。そのために地域づくり支援課を設けて、今年、体制強化をしたところです。自治会の方の関心、また、どのようなことをしていきたいかという話を伺って、様々な、その自治体に合った支援を模索していく、それがこれからの区役所、私たちの役割だと思っています。
(記者)
意欲あるところに早めに体制を整えるようにしてあげたいという気持ちは分かるのですが、それはどの事業でも同じだと思います。それを基準もなく。
(市長)
そうではなく、花火大会のように応募していただいて選ぶだけのもの、要するに個々の状況を見てから選ぶのではなく、一般的な抽選にするべきものであれば、先着順というのは、もしかしたら問題があるかもしれません。
状況を見ると、NPOや大学と連携したいと明確に思っているところというのは、そんなに多くないと思います。やはり、これまでの体制の中で、自治会活動をしていかなければならないと思っているところが多いと思います。ですので、担当課と話をしながらの私の感覚ですが、一斉に数多くの自治会の方が応募しているのに、先着順で、初日だけに手を挙げたところしか支援しないということにはならないと思います。
仮に、本当に多くの方がいらした場合には、我々としては、まさにうれしい誤算です。これほど積極的に地域のことを考えて、関係するところと連携していきたいというところが多かったということですから、それはそれとして、もし10も20も来た場合は、それは別の方法で、補完する方法を我々も考えます。先着順ということだけで、それから外れた人には何もしないとは言っていませんので、そこはぜひご理解いただきたいと思います。
(記者)
おっしゃることは理解できるのですが、役所の公平性という点からして、疑念を持たれるようなことをやるのはおかしいのではないですか。
(市長)
それは論点が違うと思います。
(記者)
いや、これは違うと思います。
(市長)
それは見解の相違ですね。
(記者)
ええ。
(職員)
ほかにございますか。
よろしければ、以上で終了します。

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