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更新日:2023年12月12日

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動画とテキスト(令和5年8月10日)

動画

テキスト

冒頭発言

(市長)
それでは、定例会見を始めます。
本日は発表事項が2件とお知らせ事項が3件です。
初めに、第48回千葉の親子三代夏祭りの開催についてです。
千葉市と千葉市を美しくする会の共催で行われますが、千葉市の真夏の風物詩、親子三代夏祭りが4年ぶりに開催されます。
今年も、前回開催の令和元年と同様に「こどもたちに夢を ふるさとづくり」をテーマに、市民お一人お一人が参加し、見て、楽しめるお祭りにしていきたいと考えています。市民意識・ふるさと意識の高揚を図っていきたいと思っていますし、3年後に控えている2026年の千葉開府900年に向けて「千葉氏」をテーマにした関連イベントを企画し、千葉のまちの歴史を感じられるお祭りとして実施したいと考えています。
開催日は、8月19日土曜日が前夜祭、8月20日日曜日が本祭りとなっています。中央公園付近一帯を会場として、華やかなパレード、威勢の良いみこし、山車の渡御、また、迫力のあるよさこいおどりや、ステージでの各種イベントなど様々なプログラムを実施します。
フィナーレは、親子三代夏祭りの名物となる太鼓に合わせ、2,000人規模の方々が街を踊り歩く親子三代千葉おどりが行われます。祭りのトリを飾ることになります。こちらは当日参加もできますので、ぜひ皆様にご参加をいただき、4年ぶりの親子三代夏祭りを大いに楽しんでいただきたいと思っています。
また、今回の「千葉氏」をテーマとした関連イベントとしまして、千葉氏が活躍した時代の武士にちなんだ武者行列を行うほか、道町公園の西側に千葉氏コーナーを設置し、全国の千葉氏ゆかりの都市が出店していただくことになっています。子ども流鏑馬や甲冑試着体験、また、物産品の販売などが行われます。
この千葉氏コーナーでは、先日、記者発表をしました、千葉氏が主人公となるゲームをモチーフとしたPR動画「千葉開府 月と星の伝説」も放映する予定です。1分ほどのもので、これからこちらで放映しますので、ご覧いただきたいと思います。
(※動画視聴)
こちらの動画には、千葉市出身のBMXレーサーで、パリオリンピックの出場を目指して活躍をされている長嶋凌選手にもご出演いただきました。ありがとうございました。
親子三代夏祭りに戻りますが、今回の本祭りでは使用する電力にバイオマス発電によるグリーン電力を利用することとしていて、脱炭素化にも取り組むことにしています。また、会場内において、水素自動車2台の電力を活用したミストファンを設置するなど、来場される方に脱炭素の理解を深めていただく機会もつくっていきたいと考えています。
本祭り当日の20日ですが、千葉みなとエリアにおいて「さんばしまつり2023」も同日開催されることになっています。二つのお祭りを楽しんでいただけるように、当日は会場間の移動に便利な往復無料バスが運行されます。千葉都市モノレールのホリデーフリーきっぷもご利用をいただきたいと思います。さんばしまつりの詳細や、往復無料バス、モノレールの運行については、お手元のチラシをご参照ください。
夏祭りの開催に当たり、多くの皆様に楽しんでいただきたいと思っていますが、気温の上昇も予想されます。熱中症予防などの対策を万全にしてお越しいただきますようお願いします。
続きまして、第44回九都県市合同防災訓練の実施についてです。
今年度は、関東大震災の発生から100年という節目の年になります。九都県市では「続ける備え、積み上げた100年をムダにしない」というスローガンを掲げ、首都直下地震をはじめとする首都圏に大きな被害をもたらすことが予想される地震に備え、合同防災訓練を実施しています。
今年度、千葉市については、千葉市役所を主会場とした実動訓練と展示・体験コーナー、また、重点訓練会場を中心とした各避難所での訓練を実施しますので、お知らせします。
今回の訓練の想定は、震度6強の地震が、千葉市直下にて発生したことにより、市内全域で大きな被害が生じていることとし、市民、防災関係機関と市との緊密な連携による実践的な総合防災訓練にしていきたいと思っています。市民の皆様の防災減災意識を高めていただければ思っています。
訓練内容は、大きく3つに分かれていて、一つ目は、項番2の訓練内容の(1)に記載していますが、8月27日日曜日に千葉市役所を主会場として、大規模地震による市内全域での大きな被害の発生を想定した訓練を実施します。市民の皆様におかれましては、当日受付で、自衛隊、警察、消防局をはじめとする関係機関との実動訓練や展示体験コーナーを観覧することができますので、ぜひご来場いただきたいと思います。
二つ目は2ページ目、(2)の避難所開設運営訓練です。こちらは、市内の全ての指定避難所を対象として、8月27日日曜日を基準とした日程で開設訓練を行うものです。このうち、各区から1カ所は、重点訓練会場として、訓練項目を増やした訓練を実施します。
重点訓練会場として実施する内容の一例として、今回私も伺うことにしていますが、中央区の椿森中学校において、避難所の開設・運営訓練と合わせて、マンホールトイレの設置の訓練、また、千葉市では指定避難所に太陽光発電と蓄電池の配置を進めていますが、その設置をした蓄電池を使用する給電訓練、また、市内の企業の皆様のご協力をいただいて、停電した場合などに備えてEV車を派遣していただく協定を結んでいて、この協定を結んだ機関からEV車を派遣していただいて給電訓練を実施することにしています。
令和元年の台風により、その時はこれまで経験したことのない大規模停電の経験をしました。この給電訓練は、その経験を踏まえて設置した太陽光発電や蓄電池を活用した訓練で、設置済みの指定避難所全てで、この取り扱いの訓練を実施するものです。
なお、太陽光発電設備が設置できていない市立小学校、物理的なスペースの関係でできていないところもありますが、こちらについては今年度中に、可搬式の蓄電池を整備する予定で、いずれにしても、全ての指定避難所で蓄電池を置いて、停電時に備えた対応を取っていくことにしています。ぜひ、今回の機会に中央区の重点訓練会場、椿森中学校の訓練の様子も取材いただければと思います。
三つ目が、千葉市シェイクアウト訓練になります。お手元にチラシをお配りしていますが、9月1日金曜日の9時30分に防災行政無線などを活用して、模擬の地震情報を流します。それに合わせて、地震から身を守る行動を約1分間行う、誰でもどこでもできる訓練です。各自のご都合に合わせて、実施日時を変更していただいても構いませんので、ぜひご参加いただきたいと思います。ただいま、参加表明を受け付けていますので、こちらもご協力をいただきたいと思います。
次に、お知らせ事項の1点目、動物福祉を学ぶ環境エンリッチメント体験ワークショップの開催についてです。
千葉市動物公園において、飼育動物たちにより豊かで幸せな日々を届けることで、様々な動物福祉への取り組みを行ってきています。一方で、動物福祉の考え方についての理解は、まだまだ世の中に浸透しきれてない部分もあると思います。千葉市動物公園では、この動物福祉の普及啓発事業としまして、動物たちへの環境改善の取り組みを市民参加型のワークショップイベントとして実施することで、より身近に感じていただく試みを行っています。
今回は、暑さが厳しいこの夏に、動物たちに涼を取る環境を提供していくため、おいしい果物などが入った氷を来園者の皆様と一緒に製作をしまして、動物たちにプレゼントするワークショップを開催します。
開催日は、8月17日から9月26日までのうち6日間を予定していて、各日15人の参加者を募集しています。氷の製作作業だけではなく、普段入ることのできない餌の保管や調理を行う飼料センターの見学や、飼育員から動物福祉についてのレクチャーも受けることができ、より動物福祉への理解を深めることができる内容となっています。
今回のワークショップで使用する機材の一部については、Amazonほしいものリストを通じて、市民の皆様からご寄付をいただいたものです。また、使用する野菜や果物については、市内のファームサポート千葉合同会社様からご寄付を受けたものを使わせていただきます。こういった市内の皆様からご寄付をいただいたことも、より多くの方々に、動物福祉に携わる機会を広げる一環にもなっているのではないかと考えています。
また、これ以外にも、展示場へのミストの噴霧器や日よけの設置など、夏場の動物たちへの暑さの対策を行っています。ぜひこの機会に多くの方に、動物福祉を考えていただければと思います。
続きまして、ちば国際コンベンションビューローが千葉市美術館で実施する観光庁の実証事業のお知らせです。
千葉市も出資をしている公益財団法人ちば国際コンベンションビューローが、観光庁の事業であるポストコロナに向けた国際会議誘致競争力向上事業として、千葉市で開催される国際会議「第9回 International Discussion Meeting on Relaxation in Complex Systems」という会議なのですが、複雑系の研究をしている学会で、物理、化学、生物、様々な分野に当たる複雑系の実践に向けた議論をしている学会の参加者や同伴者向けのプログラムを実施しますので、お知らせします。
日時は、8月15日火曜日、10時から14時までで、場所は千葉市美術館となります。
プログラムの内容は、館長によるウェルカムレクチャー、また、学芸員の皆様による浮世絵の説明などで、美術鑑賞を超えた体験プログラムになっています。また、現職のすし職人による房総郷土料理太巻き寿司や江戸前寿司の技術の披露も行われます。詳細については、発表資料の2ページ目に記載していますので、ご確認をいただければと思います。
これからの国際会議の誘致については、ハイブリット開催などもあり、コロナ前の状況にはなかなか及ばないと思います。競争も激しくなってきますので、千葉を会場として選んでいただくための魅力の一つとして、MICE誘致の千葉市独自のプログラムを開発していきたいと思っていて、その先駆けとなるものです。効果や参加者の感想なども期待したいと思っています。
最後になりますが、文化庁主催の「MICUSRAT(マイクスラット)」の開催についてです。
幕張新都心において、今月、音楽フェスティバル「SUMMER SONIC」が開催されます。それと連携して「MICUSRAT Loves music and art」が新たに開催されますので、お知らせします。
このプロジェクトですが、千葉市が昨年策定した幕張新都心まちづくり将来構想の中で「幕張新都心でしか見られない新たな文化、エンターテインメントの創出・発展」を掲げ、それを推進しているところですが、この考え方に沿う事業であり、市としても開催に当たって支援協力していることからお知らせするものです。
プロジェクトの概要ですが、MICUSRATは、日本が世界の文化芸術の発展に寄与する新たな価値や文脈づくりの一端を担うことを目的とした、文化庁が展開するプロジェクトになります。その一環として、幕張新都心の陸・海・空において、アーティストでアートディレクターも務められます、YOSHIROTTEN氏の代表作「SUN」を大規模に展示するものです。
期間は8月18日から20日までの3日間となり、幕張海浜公園など幕張新都心の海側エリアにおける公共空間、パブリックスペースを活用した展示で、一部を除き、どなたでも観賞することができます。一部というのは、幕張の浜が会場の一つになっているのですが、こちらはSUMMER SONICの会場内になりますので、SUMMER SONICの入場チケットがある方のみ観賞することができます。そのほかのものについては、幕張海浜公園内などで展示されますので、SUMMER SONICの入場券をお持ちでない一般の市民の方も自由に観賞することができます。見浜園については、入場料を負担いただくことになりますが、基本的にはオープンな環境で見ていただく現代アートと考えています。会場によって展示期間、演出の時間が異なりますので、詳しくは別添の参考資料をご覧いただきたいと思います。
千葉市としては、幕張新都心まちづくり将来構想の実現に大いに寄与するものと考えていまして、文化庁に積極的に協力をして、事業の実施に向けて、お手伝いをさせていただきました。例えば、市が管理する幕張海浜公園や見浜園の活用の支援や、関係機関や団体などへの協議、県との協議の手続きの支援、広報発信などを行っています。
このプロジェクトは、幕張新都心を舞台にして、音楽とアートが融合する新しいプロジェクトになりますので、ぜひ多くの方にご覧いただきたいと思っています。
私からは以上です。

質疑応答

(記者)
本日の発表内容で、千葉市動物公園で環境エンリッチメントのワークショップを開催されると発表されましたが、千葉市動物公園で先月末まで風太の20歳を記念して、クラウドファンディングを実施されていたと思いますが、改めてそちらの結果と、これからいただいた支援をどのように活用していくのか、市長から説明をお願いします。
(市長)
風太さんの20歳を記念して、こちらも動物福祉の向上を目的としたクラウドファンディングですが、非常に多くの方からご賛同いただき、第1目標、第2目標を突破し、2,300万円強だったと思いますが、目標金額を達成することができたと思っています。
私も、風太の20歳のセレモニーに参加させていただき、特別感謝状などをお渡ししました。そういった取り組みにご賛同いただき、また、様々な報道でも、取り上げていただいたこともあり、締切り間際に駆け込みでご寄付いただいた方もたくさんいらっしゃいました。まさに動物福祉に関しての理解が深まり、具体的に貢献したいというお気持ちがその数字につながっていると思っていて、プロジェクトの趣旨を踏まえて、できるだけ早く、動物福祉に資する設備の設置に向けた取り組みを進めていきたいと思っています。
(記者)
マイナの総点検の関係で、国の中間発表では1,000件ほど誤登録があったということですが、千葉市での現状や今後について教えてください。
(市長)
マイナンバーカード関係の総点検の事業に関してですが、国から点検対象の業務について連絡が来ていて、千葉市に関しては3事務です。身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の個別データの総点検が対象となっています。
この三つの手帳を合わせて障害者手帳と呼ばせていただきますが、こちらについては、事務を取り扱っている自治体全てが対象となっていて、千葉市も政令指定都市ですので、今回の事務総点検の対象となっています。そのほかの事務については対象となったものはありませんでした。
その点検の仕方については、昨日デジタル庁が、地方公共団体向けの説明会を開催し、千葉市もその説明会に参加しました。ただ、個別の事務については、担当省庁から連絡を待っていただきたいと何度も言われていて、デジタル庁の説明だけでは、まだ具体的な作業態勢ですとか、どういった点検をしていくのか、手順をしていくのかというのは、まだはっきりしていませんので、担当省庁からの連絡を待ちながら、私たちとしてもしっかりとした点検ができる態勢を組んで進めていきたいと思っています。
(記者)
先日、ふるさと納税の関係で、千葉市は千葉県の中で一番の控除額、市外に流出している額が大きかったと思いますが、神谷市長として改めてその受け止めをお願いします。
(市長)
今年、流出額が55億円を超える状況で、看過できない規模になっていると思っています。対応としましては、制度がある以上、今後も千葉市民の方でふるさと納税を行う方は毎年いらっしゃると思いますので、我々としても、返礼品について、市内の特産品、市内にゆかりのあるものになりますが、さらに充実、質の向上を図りまして、千葉市に対して応援をしていただける方に対して、アピールをしていく取り組みは継続していきたいと思っています。
昨年度において、受け入れの件数については、かなり伸びていますし、まだまだ十分ではありませんが、金額についても大幅に伸びていますので、一定の反応はいただけたと思っています。こちらについては、現状制度の下での対応として、今後も継続をしていきたいと思います。
一方で、制度自体ですが、この金額の規模になってきますと、ふるさと納税の本来の趣旨とは乖離した、行き過ぎた現状ではないかと考えています。直接の税額控除になりますので、むしろもう歯止めが利かない状況になっているのではないかと思います。
例えば、もう少し上限額を下げるなど、ふるさとを応援するという本来の趣旨に合った運用制度となるように、政令指定都市市長会などと連携をして、国の方にも制度提案、改善を求めていきたいと思っています。
(記者)
国際コンベンションビューローの件で、このプログラム内容をこの二つにされた狙いはどういったところにあるのでしょうか。
(市長)
今回のプログラム内容ですが、国際会議となりますので、日本文化というものがどういうものなのか関心の高い方々が海外から来られると認識をしています。
こうした国際会議については、次回の開催地をどうするかを検討する際に、その時に既に参加したことのある方々の感想、感触を聞いて、決めていくこともありますし、また、同じ会合でないにしても、例えば、違う分野の国際会議で、日本で開催する際、千葉ではどうだったのだというように、研究者の間で横の連絡も密にある傾向にあります。今回参加されている方が日本文化に触れたいというのに対して、どうお答えできるのか、また、千葉市の持っているリソース、これは美術館になりますが、それが明確に伝わるようなプログラムがよいのではないかと思っていますので、開催地としての質の高さ、お迎えできる環境の高さを伝えることができる内容として、今回担当部局の方で、こうしたプログラムを組んでいます。地域の特色を生かしたプログラムになっていると思います。
(記者)
今日のロッキンの件で、去年から千葉市で開催されるようになって、来年はひたちなか市と2回開催になるという発表がされたと思うのですが、それに関して市長が現在聞いていることと、受け止めをお願いします。
(市長)
私も報道で承知している範囲ですが、この会見の直前に公式サイトの方で来年度は蘇我とひたちなか市で開催されるということが発表をされていました。私はロッキンジャパンの事務局からは、蘇我の会場というのは都市型のフェスを開催する場所としてほかに例のない有利な環境にある、演者の方、アーティストの方、また、来られるお客様、ゲストの方から見ても非常に行きやすく、楽しみやすい、そうした環境があるということで高い評価を得ていて、基本的には継続的に開催をしていくと伺っていました。
一方で、ひたちなか市での開催については、二十数年お世話になった場所であり、例えば、5年とか、数年ごとに記念開催的に開催することも考えているということも伺っていましたので、そういった方針が具体化されたのだと考えています。
私どもとしては、蘇我での継続開催が千葉市の活性化につながっていくと思いますし、新しい音楽文化、潮流を千葉市から発信していくことにつながっていくと思いますので、引き続き地元の理解を得ながら開催支援に力を入れていきたいと思っています。最近では、地元でフェスに来られる方、また、アーティストの方に対して、地元としてのおもてなしと言いますか、歓迎を何とか具体化できないかという動きもあるように伺っていますので、千葉市として開催しやすい環境づくりに一層力を入れていきたいと思っています。
(記者)
発表事項とは異なりますが、連日報道されている秋本衆議院議員の件で、日本風力開発から資金の受領をしたとされる事件があると思いますが、彼は千葉9区選出で、比例ではありますが若葉区ということで、その受け止めとこれまでの関わりを通しての印象などがあればお願いします。
(市長)
私も報道を通じてでしか状況は分かりませんが、正直、報道には驚きました。まだ、調査の途上でして、結果的にどういう手続きが今後取られていくのか分かりませんので、この段階で報道されていることそのものについて、コメントするのはなかなか難しいのではないかと思っていますので、今後の動きを見守っていきたいと思います。
秋本代議士については、私が副市長の時に国土交通政務官を務められていて、例えば、市内の社会資本整備交付金を使った生活道路の改修や、当時エアレースという大規模国際イベントを開催していて、東京湾内を航空機が飛ぶことに関しての規制についての解釈の仕方など、様々な相談をさせていただいたことがあります。地元の事情を大変熱心に聞いていただいて、具体的にどうすればいいかというアドバイスをいただくこともあり、そういった仕事での関係でお世話になったことがあります。
(記者)
ロック・イン・ジャパンの件で、2日目のフェスで、サークルモッシュというものが起き、けが人が4人出たということが主催者から発表され、サークルモッシュを行っていない方が巻き込まれてけがをしたという発表がありました。
また、明日から3日間、ロック・イン・ジャパン・フェスティバルは開催されますが、開催地の市としてどう受け止めて、また、来場者と主催者にどういった対応を求めていかれますか。
(市長)
禁止事項は、事前に主催者の方から参加される方にメッセージが出ていて、今回発生したサークルモッシュといわれる行為についても禁止事項になっていたと承知しています。また、そうしたことが起きないようスタッフを配置していたとも聞いていますが、実際その禁止事項に反する形でこういったことが起きてしまったのは、誠に残念でして、今後こういったことは二度とないよう、参加される方にはぜひ、禁止事項を踏まえたフェスの楽しみ方をしていただきたいと思っています。
今回の件を受け、主催者からさらに強いメッセージをこれから来られる参加者の方に出していると承知していますので、しっかりとした対応をもって、フェスのシーンを楽しんでいただきたいと思います。
(記者)
発表事項ではありませんが、本日、中国人観光客の団体旅行が解禁され、民間の試算でも来日中国人が今年440万人になるのではないかと言われています。中国の人口規模を考えますと、消費拡大に期待ができると思うのですが、一方で観光業界の人手不足が続いて、受け入れ態勢の強化を急ぐ必要などがあります。
今回も団体旅行の解禁で、千葉市の受け止めと、どういったことに期待するのか、また、どういった課題、懸念点があるのかということをお願いします。
(市長)
千葉市の経済の構造を見ますと、観光ホテル業は一定の比率を占めていると思っていて、外国人観光客がもたらす経済的な効果というのは大きなものがあると思っています。コロナ前の状況を見ますと、外国人観光客の方がお越しいただいて、宿泊していたこともかなりあり、当時は経済的な効果も大きかったと思います。
今回、中国の団体旅行が解禁されるということで、また多くの方が千葉市にもお越しいただくことを期待していますし、そうすることで市内のホテル業、観光業の活況を呈することを大いに期待します。
一方で、今おっしゃられた人材不足の点について、ホテルや観光関係の事業者の各社様々な事情があるように聞いていて、どうしても人材不足で業務が停滞しているということがありましたら、人材の募集などについて経済部などの事業を活用して、人材確保に向けた取り組みの支援をしていきたいと思っていますが、今、具体的に大きな事業を組んで実施するというまでの事例も伺っていませんので、これから観光客が増えていく中で、観光関係事業者のお話を伺いながら、必要な対策を取っていきたいと思っています。
(記者)
発表事項ではありませんが、解体される千葉公園体育館について、来週見学会を実施するとのことで、この体育館は軍事施設を一部転用して建てられたという経緯があることから、一部の市民からは部分保存を求める声もあります。もう跡地利用なども決まっているようなので、なかなか現実的ではないのかもしれないのですが、気球連隊の格納庫の時のようなケースもあるとは思うので、平和啓発の取り組みとして、市として何かしらに生かそうという考えはありますか。
(市長)
今回、千葉公園の旧体育館の解体前に見学会を開催することとしまして、関係団体とも調整した結果、8月15日に開催をすることになりました。長年にわたり、市民の皆様に親しまれて、格闘技イベントなどを本体育館で行っていたということを伺いまして、市民の皆様の思い出に残っている場所ではないかと思います。
今回の体育館の取り扱いについては、建設から67年が経過をしていて、老朽化が進行した結果、YohaSアリーナとして建て替えることになったものですが、構造自体は特殊なものではないと考えています。体育館の内部などは図面が残っていますし、また今回、マジックで床にメッセージを残すような企画も行いますので、そうしたものについては映像データとして残し、市民の記憶を後世までつないでいく、そんな取り組みを行っていきます。
ただ、そのものを残していくことについては、現時点では建設、または建築工学、工法上の特殊なものには当たらないのではないかと考えていて、特別な対応は今のところ行わない状況です。
(記者)
損害保険の大手4社が企業向け共同保険の入札前に事前に価格を調整していた疑いがあって、金融庁から報告命令が出ています。
千葉都市モノレールとの契約でも価格調整の疑いが判明しているとの報道があります。市として確認している事実関係はどうでしょうか。また、もし事実なら千葉市の第3セクターが不当に高い保険料を支払っているということになりますが、どう対応される予定でしょうか。
(市長)
詳細についてまだ承知できていませんので、モノレールや都市局から話を聞いて必要な対応を取る必要がありましたら取っていきたいと思います。
(職員)
ほかにございますでしょうか。
よろしければ以上で終了させていただきます。

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