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更新日:2024年3月4日

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動画とテキスト(令和6年1月5日)

動画

テキスト

冒頭発言

(市長)
それでは、定例会見を始めます。
初めに、元旦に能登半島で発生した地震では、甚大な被害が発生しています。また、関連して被災支援に向かう最中で発生した羽田空港での旅客機と海上保安庁の機体の事故においてお亡くなりになられた方、また被災された方に対しまして、哀悼の意を表するとともに、心からお見舞いを申し上げます。
年が明けまして、2024年、令和6年を迎えました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
本日は、発表事項が3件です。
今年、最初の市長定例会見になりますので「2024(令和6)年の千葉市はここに注目!」から説明をいたします。
昨年は、中長期的な市政運営の方針となる千葉市基本計画と、その具体的な取り組みをお示しする第1次実施計画を策定し、スタートしました。また、防災拠点となる新庁舎が開庁したほか、福祉まるごとサポートセンター、YohaSアリーナ ~本能に、感動を。~の開設、また、公立夜間中学校の開校、幕張豊砂駅の開業や幕張駅の北口広場の供用開始など、これまで準備してきたことが完成するなど、歩みを進めることができた1年ではないかと思っています。
今年については、地域活動や経済活動の成長化を図っていくのはもちろんですが、人口減少、超少子高齢社会がいよいよ到来していますし、激甚化する自然災害や感染症などの危機への対応についても行っていく必要があると思っています。この二つの課題について着実に取り組みを進めながら、2年後の千葉開府900年に向けた準備が始まりますので、将来の発展につながる取り組みをしっかりと進めていく年にしていきたいと思っています。
人口減少、超少子高齢化社会の到来への対策については、さまざまな観点があり、局を跨いでさまざまなアプローチが必要だと思っていますが、子育て、雇用、広域公通、地域交通などが重要な分野になってくるのではないかと考えています。
開府900年に向けてですが、まず、千葉開府の祖である千葉氏やその歴史について、改めて理解を深めていただく取り組みを進めていきたいと思っていますし、千葉開府900年に向けた記念事業などへの機運醸成の取り組みも図っていきたいと思っています。そうした中で、将来に向けた持続可能なまちづくりに結びつくような取り組みについて進めていくことができればと思っています。
それでは、資料の中から、今2024年に千葉市で予定している出来事について、主なものをご紹介していきたいと思います。
千葉市はこれまでもパラスポーツの普及に積極的に取り組んでいまして、東京パラリンピックの開催地でもあったことから、市民の間でもパラスポーツに対する関心ですとか、実際に体験した方というのは他都市に比べても理解が広がっていると考えていますが、今月1月に車いすラグビー日本選手権大会とジャパンパラ車いすラグビー競技大会、3月には長谷川良信記念・千葉市長杯争奪車いすバスケットボール全国選抜大会が千葉ポートアリーナで開催される予定です。
続いて、春頃になりますが、こちらも重要な取り組みと思っていますが、幼児教育・保育人材のさらなる資質の向上や離職防止などを目的に、研修、相談の拠点として、「幼児教育・保育人材支援センター」を開設することにしています。また、河川というのは沿線地域の文化の源であるということもありまして、河川への親しみや関心を高めるための「ちばかわまつり」を花見川や都川で開催していくことにしています。
また、民間活力を導入し、今、再整備を進めている千葉公園ですが、「いつでも だれでも くつろげる わたしの芝庭」というのをコンセプトにして、多目的にご利用いただける芝生広場を中心にした「賑わいエリア」がオープンします。民活を導入していて、物販や飲食についても展開する予定ですので、友人、家族連れで1日ゆっくり過ごしていただける環境になると考えています。
続いて、夏頃には、新たな産業用地である「ネクストコア千葉生実」の造成工事に着手して、並行して分譲販売の取り組みも進めていきます。
続いて、秋頃を目途に就学前の子どもの発達の相談窓口、今のところ仮称で「こども発達相談室」と称していますが、その開設を予定しています。いわゆる発達障害について、保護者の皆さんがお子さんに非常に心配される中で、なかなか専門的な相談を受け入れる窓口が少ないというご意見を多数いただいていましたので、今回、気軽にご相談いただける専門性の高い窓口として、継続的なフォローや専門的な支援機関につなぐことができる、そんな窓口を開設していきたいと思っていまして、早期からの適切な支援を図っていくことが目的の一つです。
資料の順番が前後しますが、昨年は新型コロナ感染症の分類が5類に移行して、イベントなども再開し、コロナ前の状況に戻ってきたところで、昨年、4年ぶりに開催となった千葉城さくら祭りや千葉の親子三代夏祭りのほか、国内で3回目の開催となるX Gamesや、恒例の音楽フェスとなっているJAPAN JAMやROCK IN JAPAN FESTIVAL、SUMMER SONICなどのイベントも昨年に引き続き、千葉市で開催される予定となっています。
以上、千葉市の今年の主な出来事を簡単にご紹介しました。
続いて、発表事項の2点目ですが、令和6年能登半島地震に関連して、被災地への千葉市職員の派遣についてです。今回の地震に伴い、指定都市市長会では行動計画というものを持っていまして、広域・大規模災害時に全国の自治体に対して連絡調整をした上で職員を派遣して応援する計画を持っていますが、その計画に基づいて、国の応急対策職員派遣制度、これも被災地と調整をするものですが、その下で千葉市からも職員を派遣することとしましたので、お知らせします。
派遣先は、石川県の珠洲市で、珠洲市内の避難所運営等を中心に支援業務に当たる予定です。派遣期間は第1班として、明日1月6日土曜日から12日までを予定していて、10名の市の職員を派遣することにしています。13日以降についても、被害状況を踏まえて派遣を継続しますが、派遣人数等については、引き続き被災地と調整を行い、必要な人員を派遣するということにしています。派遣職員については、1週間程度のローテーションで交代をしながら、当面1カ月程度は被災自治体の支援に当たる前提で、市でも今体制を整えているところです。
甚大な被害に見舞われて、珠洲市はその中でも甚大な被害が見舞われていまして、多くの方が避難生活を送っていると伺っています。被災された方の心に寄り添いながら、応援業務をしっかりと果たしていきたいと思いますし、今回、職員は年明けすぐのタイミングでしたが、手を挙げてくれた職員には大いに感謝をしています。これを機会に、訓練ではなくて実際に被災地での活動になりますので、災害対応力に関しての経験を上げる、そんな機会にもなると思っていますので、安全第一で任務を果たしてきてもらいたいと考えています。
発表事項の3点目になります。
これも能登半島地震で被災された方への対応ですが、今回、被災された方へ市営住宅の提供を開始することとしました。対象となる方は、能登半島地震により居住していた住宅が全壊または半壊などの被害を受けて、現に住宅に困窮されている世帯としています。現時点で提供戸数は5戸で、家賃は無料、期間は6カ月、必要に応じて1年間までは更新が可能としています。募集期間については、来週の1月9日火曜日から開始しまして、募集戸数に達し次第、申し込みを締め切ることとしています。ただ、数が多ければ、可能な限り戸数は提供することを検討したいと思います。
申し込みの仕方ですが、被災された方が直接、千葉市住宅供給公社へ事前に電話で希望する住戸を確認の上、郵送、FAXまたはEメールなどで申し込みを行っていただければと思います。可能な限りさまざまな手法で受け付けていきたいと思っていますので、これでなければ駄目だということではなくて、何らかの連絡できる手段で連絡をいただきたいということです。市のホームページに内容などは掲載もしていきます。
最後に今後の対応になりますが、先ほども申し上げましたとおり、応募状況に応じて、追加提供なども検討をしていきます。
私からは以上です。

質疑応答

(記者)
市長が冒頭で取り組む課題について、自然災害や危機への対応について言及されていましたが、千葉市で最も早く早急に取り組まなければならないということに関して、市長はどのようなことをお考えでしょうか。
(市長)
千葉市は令和元年に台風被害など多くの被害を受けて、停電の影響を受けました。それを受けて、避難所の強靭化を進めてきましたが、多くの避難所において、太陽光発電設備を設置し、蓄電池を置き、平時は民間事業者の方が売電事業を行いますが、緊急時にはその蓄電池の電源を利用して、商業電源以外にも独立電源を持つ、そうした避難所の環境を整備してきています。しっかり整備を完了させるとともに、実際に動かせるかどうかということで、実地の訓練の機会をしっかりと設けて、昨年も行っていますが、多くの避難所でそうした訓練を実施していただけるようにお願いしていきたいと思っています。
また、避難する際に支援が必要な方がたくさんいらっしゃいますが、その方々の個別避難計画についても、先の市議会で答弁しているところですが、具体的な作成を計画的に行っていくことにしていますので、そうした対応を急ぎ進めていきたいと思います。
(記者)
今、お話のあった避難所の強靭化の進捗状況はいかがでしょうか。
(市長)
電力については一定の目途が立っていまして、実際に使えるかどうかという段階に来ています。また、今EV車が市内でも段々と民間事業者の皆さんも切り替えておられ、災害時には動く蓄電池のようなものになりますので、ご協力いただける協定の締結も進めていますが、そうした官民連携についても平時から進めていく必要がありますので、今後も強化をしていきたいと思います。
(記者)
今日の発表事項ではないのですが、昨日の名刺交換会で言及されていましたJR京葉線について、昨日も年末年始のイベントでの幕張メッセのイベント主催者側からの懸念について言及されていましたが、昨日ご挨拶された後、名刺交換会の中で参加された方からほかに懸念されるような生の声というのをもし聴いたことがあれば、教えていただきたいです。
(市長)
名刺交換会自体は時間を取って話すというよりも、新年のご挨拶をするという趣旨ですので、なかなか込み入った話というのは難しいところなのですが、多くの方が京葉線のダイヤの変更に対して、さまざまな懸念をおっしゃっていたというのは事実です。実際に東京に通われている方、東京から千葉に来られている方もいまして、これまでの通勤時間が大きく変わりますので、生活スタイルを少し変えていかなければいけないですとか、知り合いの声として転居を考えなければいけないというようなお声もあったと私も記憶しています。
また、経済関係者の方からは、地価に影響するのではないか、不動産価値に影響するのではないかということで、やはり不動産価値というのは、各駅の機能ですとか、どの程度電車が停車するですとか、影響が多いと伺っています。そうしたものが大きく変わっていくと、事業戦略や今後の事業展開に大きく影響するので、ほかの方がおっしゃっていたのは想像を超えるほど大規模な、考え方を考えてしまうダイヤ改正であって、どうしてそういうことを今しなければいけないのかということについて、もう少し説明していただかないといけないのではですとか、唐突感、なぜこうしたダイヤ改正が今必要なのか、経済実態が急に転換しているわけではないので、そこまで抜本的なダイヤ改正が必要なのか、理解がちょっと難しいというようなお話が相次いでいまして、多くの方が懸念を持つ、また、千葉市を中心とした経済活動への影響について、悪影響を心配する声が支配的だったと感じています。
(記者)
この能登半島の市営住宅の提供ですが、実際に能登半島から千葉市の方へ避難されている方など、そういった情報というのは千葉市の方に入っているのでしょうか。
(市長)
実際に能登半島の方から千葉市内に一時的に来られている方がいらっしゃるという情報にはまだ接していません。市営住宅についても、これから受け付けを開始しますので、実際に問い合わせがある状況ではありませんが、熊本地震の際にも、市営住宅への申し込みがありましたので、これまでの対応を踏まえて、この段階から市営住宅、提供戸数を準備しまして、受け入れ態勢を整えさせていただきました。
(記者)
市営住宅の提供について、対象となる方は住宅が全壊または半壊等に被害を受けて、今家が困っている世帯というところだと思いますが、そちらについてもう少し詳しく、例えば、今避難所で暮らされている方だと思うのですが、どういう方をより対象としているのか、お伺いできますか。
(市長)
基本的にかなり家屋の被害が出ていると聞いていますので、その家屋に戻って生活することができない方は幅広く対象になってくるのではないかと思いますし、まだ現地に被災証明を出す態勢が整っていませんが、証明書がなくても現状をご説明いただければ柔軟に対応していきたいと思っています。
(記者)
今年の千葉市はここに注目のところのX Gamesで、場所も未定になっていますが、マリンからの変更というのも考えているということなのでしょうか。
(市長)
さまざまな競技があり、今までマリンスタジアムで集約してやっていましたが、そうでない場所の方がいいという話もありますので、周辺施設の利用も検討していると伺っています。千葉市内での開催は決定していますが、競技ごとにどこでやるかについてはまだ調整中ですので、このような表現の仕方になっていると主催者から伺っています。
(記者)
過去は雨に祟られたということもありましたが、時期の変更も考えているということでしょうか。
(市長)
何月の第何週と決めているわけではありませんので、使おうとしている施設、ZOZOマリンスタジアムの日程なども調整しながら、今、日にちの特定を進めていますが、現時点でこの日と最終決定をしていないという状況なのですが、開催すること自体は決定したということで、こういった形での公表とさせていただいています。続報がありましたら、お知らせいたします。
(記者)
京葉線の関連で伺いたいのですが、名刺交換会の後で囲みがあり、市長もなぜ、今、何のためにやるのか腑に落ちない点があるということをおっしゃっていたと思うのですが、改めて腑に落ちない点、そのところを詳しくお願いします。
(市長)
私が申し上げているのは、今回のダイヤの変更の理由として説明のあった点と、ダイヤの変更の内容が、やり方としてほかにもやる方法があるのではないかということです。
ダイヤ改正の主な理由は、混雑の緩和と平準化と伺いました。混雑の平準化というのは、通勤快速の混雑率が7割程度と説明を受けました。一方で、朝の快速については混雑が集中していると聞いています。なので、全部各駅停車にしますという話なのですが、全部各駅停車にしますと、蘇我駅から東京に通われている方、また蘇我以南以東から都内に通われている方に対して、通勤時間など非常に大きな影響が出ますし、転居を考えなければいけないほどのダイヤ改正の内容となっていますので、混雑の緩和と平準化をするのであれば、例えば通勤快速を海浜幕張に停めるですとか、混雑している快速、朝の快速に限って、都内の近い駅を通過するですとか、これまでの鉄道運行の事例を見ているとさまざまな工夫がなされているのだと思います。そういったことをしないで全部各駅停車にするというのは、遠距離営業距離が40キロくらいあり、40キロある営業距離でかなりの方が使っている路線ですので、全部各駅停車にするのではなくて、遠くの方に対する速達性のサービスを維持しながら、都内に近い駅を使われている方の利便性を向上させる方法はあるはずです。それをしないで全て各駅停車にするというのは、私は極端な対応だと思っていますし、千葉市内の京葉線の各駅を使っている市民、また蘇我以南以東で京葉線を使って都内に通勤されている方の生活の基盤を脅かすものだと思いますので、今回千葉市として意見を表明させていただいて、ダイヤの撤回、再考をお願いしているという状況です。
あとはこの件で、私は幕張新都心に対する影響が極めて大きいと思っています。囲み取材でも話をしましたが、イベントの主催者と年末年始に話す機会があったのですが、やはり集客をしなければいけない状況で、都内からも短時間で来られる、それが海浜幕張ですということで、主催者もさまざまなプロモーション活動をしていただいているので、東京から海浜幕張に来る列車が各駅停車しかなくなるということに対しての弊害というのは極めて大きいと思います。
私は、なかなか腑に落ちないところの一つで、土日も平日と同じダイヤにするのですが、土日はそんなに混んでいないと思いますので、混雑を理由にするのであれば、土日は改正する理由はないと思いますし、平日についても、9時台についても快速が無くなることになっていますが、9時台は7時台と比べて混雑はそれほどないと思っていますので、混雑の緩和と混雑の平準化を理由にするならば、今の改正案にはならないはずです。
もう1点追加で。先ほど職員の被災地派遣のことをお話ししましたが、今日17時20分から応接室において、出発式を行いますので、ぜひ職員の活動を応援する意味で取材いただければと思います。よろしくお願いします。
(職員)
よろしいでしょうか。
よろしければ以上で終了させていただきます。

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