緊急情報
更新日:2022年8月3日
ここから本文です。
蚊は、刺されて「腫れ」や「かゆみ」を生じるほか、マラリア、日本脳炎、デング熱などの感染症を媒介することで昔からよく知られた衛生害虫で、アカイエカ、コガタアカイエカ、チカイエカ、ヒトスジシマカなどが知られています。
特徴:家屋に浸入し、夜間に人を好んで吸血する。全身が褐色で腹部各節の基部に白黄帯があり胸部側板に白い鱗片がある。日本脳炎や犬糸状虫症を媒介する蚊として知られている。
発生源:幼虫は、ドブや下水、家畜舎の汚水などで発生する。
特徴:成虫はブタから好んで吸血する。日本脳炎を媒介することで知られている。
発生源:水田や沼地から発生する。
特徴:成虫は冬でも休眠せず、気温が高ければ吸血活動を行う。都市化が進んだ地域ほど多く発生する。
発生源:主にビルの地下水槽などから発生するが、地上の暗い水域でも生息している。
特徴:体が黒色で、白い縦線や脚の白斑紋が顕著に見られる。昼に吸血に来る「昼間吸血性」があり、墓地や庭先で多く見られる。デング熱を媒介することで知られている。
発生源:空き缶や水瓶などの人工容器に溜まった水、古タイヤ、樹洞、竹の切り株などの水たまりに発生する。
どの蚊でも生活史は共通で、卵→幼虫(ボウフラ)→さなぎ(オニボウフラ)→成虫と成長していきます。成虫のうち、吸血するのはメスの蚊だけで、オスは花の蜜や植物の露を吸って生きていきます。
蚊は、デング熱や日本脳炎などの感染症を媒介する場合があります。
このような蚊媒介感染症の予防は、蚊に刺されないことがとても重要です。
蚊は卵→幼虫(ボウフラ)→さなぎ(オニボウフラ)→成虫と完全変態し、その発生場所と加害場所が異なることから、防除には幼虫(ボウフラ)の発生源への対策(幼虫対策)と、吸血する成虫への対策(成虫対策)とがあり、薬剤処理による成虫の駆除、侵入防止措置などがあります。
蚊は水がなければ発生しません。水が少なくても1回に100個程度の卵を生むので、発生源となる水たまりを無くすことが、蚊の発生を抑える有効な対策です。
厚生労働省では、デング熱対策を啓発するためのホームページを公開しています。自治会で回覧するなど、平常時に個人で実施できる蚊の対策の普及啓発にご活用ください。
・厚生労働省ホームページ「デング熱について」(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)
蚊の幼虫(ボウフラ)対策は、春先から始めましょう。
幼虫の発生源となりそうな場所への対策は下の表を参考にして下さい。また、幼虫対策として使用できる殺虫剤もあります。
ボウフラの発生場所 | 対策 |
---|---|
空きビン、空き缶、ペットボトルなど | 放置されたビンや缶を取り除く。 |
バケツ、ジョウロ、植木鉢の皿、プラスチック容器、ポリタンクの中、発泡スチロールの箱、放置されたブルーシートなど | 雨水などが溜まらないよう裏返す。不要なものは片付ける。 |
墓石の花立て、手水鉢など | 定期的に掃除、整理整頓を行い、水溜りをなくす。 |
建物の雨どい、側溝、雨水マス、排水マス | 1週間に1回点検し。詰まったゴミ等を取除くなどの清掃を行う。 |
古タイヤ(駐車場の車止、放置されたもの、子どもの遊具など) | 廃棄処分にする。水が溜まらないように穴をあける。 |
消火用水、その他の水槽等 | 中で金魚を飼う。1週間に1回は水を替える。 |
竹の切り株、樹洞 | 水が溜まらないように穴をあける。 |
蚊の成虫は吸血することが問題となりますが、必ずしも殺すことだけではなく、吸血意欲をなくしたり忌避させるだけでも対策となります。
このページの情報発信元
保健福祉局医療衛生部保健所環境衛生課
千葉市中央区問屋町1-35 千葉ポートサイドタワー12階
電話:043-238-9940
ファックス:043-238-9945
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください