更新日:2023年6月19日

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トコジラミ(ナンキンムシ)

名前はシラミですが、分類学的にはカメムシの仲間になります。近年、日本国内での発見・被害件数が増加おり、その原因として、海外からの旅行者の荷物にまぎれての持ち込みや、ホテルなどからの自宅への持ち込みなどが問題になっています。トコジラミ

形態

成虫の体長は5~8mm、体は円板状、背腹に扁平で茶褐色です。卵は長円形で乳白色、長径は1.2mm前後です。卵から成虫までの期間は約40日間。成虫の寿命は長く、20℃程度では9~18か月生存します。雌は1日当たり5~6個の卵を毎日産み続け、一生の間の産卵数は500程度になります。

餌になるもの

トコジラミの栄養源は血液のみですので、雄雌成虫、幼虫共に吸血しなければ生きていくことはできませんが、特に成虫は飢餓に強く、吸血ができない状態でも長期間生存することができます。

被害

就寝中などに体に取りつき吸血します。初めて刺された人はかゆくはなりませんが、何回か刺されるうちに体内に抗体が形成され、かゆくなります。病気を媒介する報告はありませんが、刺された人は、不眠症、神経障害、発熱などの症状になることもあります。

対策

一般家庭でよく用いられる燻煙剤や加熱蒸散剤は、隙間の内部まで有効成分到達しないため、駆除は困難です。トコジラミの駆除は専門の業者に依頼することが望ましいです。

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このページの情報発信元

保健福祉局医療衛生部保健所環境衛生課

千葉市中央区問屋町1-35 千葉ポートサイドタワー12階

ファックス:043-238-9945

kankyo.PHO@city.chiba.lg.jp

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