更新日:2022年8月3日

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シラミ

シラミは人に寄生し、吸血します。吸血された人はその後激しいかゆみに悩まされます。日本でみられるシラミはコロモジラミ、アタマジラミ、ケジラミの3種類です。

一覧

  1. コロモジラミ
  2. アタマジラミ
  3. ケジラミ

1.コロモジラミ

アタマジラミの同種の別亜種であり、体長はコロモジラミの方が少し大きい程度で、形態的に区別することは困難です。衣服の縫い目やヒダの中に潜み、体表に移動して吸血します。

形態

卵は、約0.5mmの白色で、衣類の縫い目などに粘着液でしっかりとへばりつき、約7日でふ化します。

被害

血を吸われてしばらくしてから、かゆみがおこりますが、感じる度合いは個人差があります。

対策

毎日入浴し、肌着も洗ったものに取り替えます。

熱湯に浸すことができる衣類は、熱湯に浸し、その後アイロンがけをします。

成虫用に、0.4%フェノトリン粉剤(スミスリンパウダー、スミスリンシャンプー)が市販されています。

下着・寝具類に使うときには、1平方メートルあたり15gの割合で散布し、1時間後に洗濯します。

帽子、枕、タオル類の共用は、やめましょう。

タオル等

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2.アタマジラミ

1980年代後半に減少したアタマジラミ症が、90年代になって再び増加してきています。保健所には、年間を通じて市民の方からの相談が寄せられています。

形態

(1)アタマジラミの卵

アタマジラミの卵

卵の大きさは約0.5×0.3mmで、色は白~乳白色をしており、真珠のような光沢があります。頭髪にしっかりと固着しています。
<右図:毛髪に付着したアタマジラミの卵>

(2)アタマジラミの成虫

アタマジラミ

成虫の大きさは1~2.7mmで、色は褐色です。幼虫・成虫とも似た形をしています。
<右図:アタマジラミの成虫>

生態

卵→(7~10日間でふ化)→幼虫→(8~10日間でう化)→成虫(成虫の寿命は約30日間です)

成虫は、約1カ月間に300個程度の卵を産みます。

成虫は、頭髪の中で生活しており、皮膚から吸血しています。

頭髪から離れても、約3日は生きることができます。

感染経路

頭髪の接触や、クシ・タオル・寝具など体に直接触れるものを共同使用する家庭内や、集団生活の場で感染します。

保育所、幼稚園、小学校低学年の児童に多く発生する傾向にあります。

被害

血を吸われてしばらくしてから、かゆみがおこりますが、感じる度合いは個人差があります。

頭髪から頭髪へと移っていくため、突然感染することがあり、不潔にしていなくても感染します

対策

(1)頭髪はできるだけ短くカットします

卵のついた髪を一本ずつ切り、取り除きましょう。

(2)毎日、ていねいに洗髪します

子供の場合、洗い方が不十分なので、大人が髪のつけ根まで洗ってあげましょう。

洗髪後、目の細かいクシやブラシでよく髪をすきましょう。

(3)タオル類などの共用はやめましょう

帽子、枕、タオル類の共用は、やめましょう。

タオルの他、枕カバー・シーツなども共用は避け、こまめに取り替えましょう。

(4)その他

ふとん乾燥機や熱湯で熱処理(60度5分間)した後で洗濯し、その後アイロン仕上げをするとより効果的です。

成虫用に、0.4%フェノトリン粉剤(スミスリンパウダー、スミスリンシャンプー)が市販されています。(使用する場合には、説明書に従って使用しましょう)

アタマジラミは不潔の代名詞ではありません!!

何故、今になってアタマジラミ症が流行するのでしょうか。

それは、DDTやBHCなどの薬剤の使用が禁止されたこと、海外旅行が、年々盛んになり持ち帰られたことなどに原因があるようです。

戦後の混乱した時代のシラミは、不潔の代名詞でした。しかし、現在流行しているアタマジラミは必ずしも不潔な環境でなくても、どこからか一度持ち込まれると、家庭・保育園・学校などで接触感染により流行します。

シラミを知っている世代が少なくなっている現在、シラミを正しく認識し、駆除することが大切です。

子供達の心を傷つけることはやめましょう!

もし、あなたのお子さんにアタマジラミがいても、決してあわてる必要はありません。

駆除の方法さえ間違えなければ2週間で駆除できます。大切なことは大人が「アタマジラミのいる子は不潔だ」「だらしないからうつるのだ」といった考えを捨てて、子供達に接することです。

大人の何気ない一言で、子供達は深刻に悩んだり神経質になったりするものです。アタマジラミの害より怖いのは、子供達の心を傷つけることです。

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3.ケジラミ

形態

ケジラミ

成虫のオスは約1.5mm、メスは約2mm

色は灰白色で、カニに似た姿をしています。

生態

陰毛部で生活し吸血していますが、頭髪・眉毛・まつ毛に寄生することもあります。

卵は約7日間でふ化し、幼虫になります。さらに約15日で成虫になります。

成虫の寿命は約20日間です。

感染経路

陰部の接触で感染することが多いのですが、衣類・寝具・トイレカバーなどから感染した例もあります。

被害

血を吸われてしばらくしてから、かゆみがおこりますが、感じる度合いは個人差があります。

対策

可能であれば、陰毛を剃ってしまいます。

成虫用に、0.4%フェノトリン粉剤(スミスリンパウダー、スミスリンシャンプー)が市販されています。(使用する場合には、説明書に従って使用しましょう)

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保健福祉局医療衛生部保健所環境衛生課

千葉市中央区問屋町1-35 千葉ポートサイドタワー12階

ファックス:043-238-9945

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