緊急情報
更新日:2024年2月19日
ここから本文です。
日本では、明治9年(1876年)の太政官布告以来、20歳が成年年齢とされてきました。しかし、平成30年(2018年)に、民法の一部が改正され、成年年齢を18歳に引き下げることが決まりました。
この成年年齢引き下げが、令和4年(2022年)4月1日から施行されました。これまで20歳で「おとな」と言われていたものが、18歳で「おとな」になるのです。
成年年齢を18歳に引き下げることは、18歳、19歳の方の自己決定権を尊重するものであり、その積極的な社会参加を促すことになると期待されています。世界的にも成年年齢を18歳とするのが主流です。
携帯電話を契約する、アパートを借りる、ローンを組む(※返済能力を超える場合などはローンを組めないこともあります。)、クレジットカードを作るなどがあります。
飲酒、喫煙、公営ギャンブル(競馬、競輪、競艇、オートレース)は、これからも20歳にならないとできません。
【消費者トラブル事例】
・出会い系サイトに登録し異性と会いたくて、連絡サイトの登録料などを言われるまま何度も支払ったが、結局は会えなかったので返金してほしい。
・SNS広告で「10万円で全身脱毛」とあり、無料カウンセリングを予約した。クリニックに行くと「広告の施術は効果が低いので、より効果の高い70万円のコースを今なら半額の35万円で施術できる。クレジットカード決済もできる。」と言われ契約してしまった。高額な契約をしてしまったと後悔している。
・大学の先輩からセミナーに誘われたので行ってみると、「暗号資産で投資すると、月々10万円の配当がある。人に紹介するとさらにお金が入る」と説明を受けた。先輩に30万円を預けるように言われ、「お金がない。」と言ったらローン会社に連れていかれた。20万円を借り、残りは貯金から先輩に渡した。その後、さらに50万円を借りて投資したが全く配当がない。最初の説明と違うので返金してほしい。
【トラブル防止のポイント】
・消費者トラブルに遭わないために、未成年のうちからクーリング・オフや消費者契約法など、契約に関する知識を身につけましょう。
・「簡単に儲かる」という、うまい話はありません。友人や先輩からの誘いでも、安易に信じず、きっぱりと断りましょう。
・「お金がない」と断ると、ローンを勧められたり、クレジットカードでの決済を勧められたりすることもあります。断るときは、「契約しない」とはっきりと断りましょう。
大学生がドラマ仕立てで事例と対処法を紹介します。
詳しくは、大学生制作動画「こんな消費者トラブルに注意!」)のページをご覧ください。
「成年年齢引き下げに関する関係閣僚会合」☆総理官邸発信ニュース☆
令和4年1月7日の会合における岸田総理の発言を動画で公開中
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202201/07seinen.html(外部サイトへリンク)
「18歳から大人」特設ページ☆消費者庁☆
関連教材やチラシ、ポスターなどトップページはこちら
ゆりやんレトリィバァさんによる成年年齢引下げに関する啓発ラップ動画などおすすめ動画はこちら
最新の事例「若者向け注意喚起シリーズ」はこちら
「成年年齢引下げ特設サイト~18歳から大人~」☆経済産業省☆
「大学生からのクレジットシュミュレーション」や「ナオキとカナのクレジット青春メモリー」など、クレジット契約をわかりやすく解説中
https://www.meti.go.jp/policy/economy/consumer/18sai_seijin.html(外部サイトへリンク)
「民法の一部を改正する法律(成年年齢関係)について」☆法務省☆
大人になるまでに知っておきたい知識を楽しく学べるサイト「大人への道しるべ」等を公開中
https://www.moj.go.jp/MINJI/minji07_00218.html(外部サイトへリンク)
「金融経済教育について」☆金融庁☆
自立してより良い暮らしを送るために必要なコンテンツを公開中
小学生向けページ
「うんこお金ドリル」や「カーネルのKIN☆YOUランド」など、楽しいコンテンツがたくさん
https://www.fsa.go.jp/teach/shougakusei.html(外部サイトへリンク)
中学生・高校生向けページ
「基礎から学べる金融ガイド」や高校生向け授業動画「高校生のための金融リテラシー講座」など、家計管理についても簡単に解説中
https://www.fsa.go.jp/teach/chuukousei.html(外部サイトへリンク)
社会人になる方向けページ
「金融庁ちょっと教えてシリーズ」や「大学生のための人生とお金の知恵」など、各分野の専門家がお金との付き合い方について動画で分かりやすく解説中
このページの情報発信元
市民局生活文化スポーツ部消費生活センター
千葉市中央区弁天1丁目25番1号 暮らしのプラザ内
電話:043-207-3602
ファックス:043-207-3111
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください