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更新日:2009年11月28日
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つぶ貝(バイ貝)を食べることにより、めまい、ものが二重に見える等の視覚異常や頭痛などの食中毒様症状を呈することがあります。
これは、これらの巻貝の唾液腺中に含まれるテトラミンという毒素により起こることからテトラミン中毒とも呼ばれています。
予防のために、調理する前に唾液腺を除去しましょう。
エゾバイ科を中心とした巻貝を総称して「つぶ(ツブ)」又は「バイ」と呼ばれています。
関東の市場等にも多く流通しています。
エゾバイ科の貝には、エゾボラモドキ、ヒメエゾボラ及びチョウセンボラなどがあります。
めまい、ものが二重に見えるなどの視覚異常や頭痛などの食中毒症状を呈することがあります。症状は一過性で、通常数時間で症状は回復します。死亡例は報告されていませんが、注意が必要です。
テトラミンは、肉食性の巻貝の唾液腺に含まれる毒素で、加熱しても分解されないため、生食・加熱に関係なく、調理の前に唾液腺を確実に除去することが必要です。
貝の種類や個体によって含まれているテトラミンの量は異なりますが、1個分の唾液腺でも症状が出ることがあります。
調理の際、唾液腺を取り除くことが重要です。
唾液腺は、乳白色から淡黄色を呈する器官で1対(2個)あります。
貝殻から身を取り出し、貝のフタを下にして置き、貝の身を中心で切り開くと、左右に1対(2個)の唾液腺が確認できます。
手などでしごくと取れますので、取り除いたら十分水洗いして調理してください。
つぶ貝 (エゾボラモドキ) |
切り開いた貝の身 (指しているのが唾液腺) |
除去した唾液腺と貝の身 (右:唾液腺) |
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事業者がこれらの貝を殻付きのまま、あるいは切り身等に加工しないで販売する場合は、購入者に対して当該部位の処理方法について適切に説明、指導願います。
このページの情報発信元
保健福祉局医療衛生部生活衛生課
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