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更新日:2024年3月5日
動物園の社会的役割として、「種の保存」「調査研究」「教育普及」「レクリエーション」があります。千葉市動物公園では、さまざまな学校、研究・学術団体、企業との連携も含め、包括的な調査研究、教育普及活動を「アカデミア・アニマリウム」と称し、活動を推進しています。
近年卒業研究を導入する高等学校が増えており、千葉市動物公園では高校生の調査研究を受け入れています。未来の科学を担う学生さんがどのような視点を持ち、どのような調査をしているかを今回の研究報告会の中でお話いただきます。
動物園動物のQuality of Life(QOL=生活の質)を上げるためには、エンリッチメントを与える、展示場を拡張するなどの処置が必要と考えられますが、金銭的・敷地的な問題で処置が難しい場合も多くあります。この状況を少しでも良くするため、QOLはどのような要因で変動するのか、展示場の広さ、エンリッチメントの数などがどれぐらい影響を与えるのかを調査しました。
2か所の動物園で6種(アジアゾウ,キリン,ライオン,マレーバク,チーター,レッサーパンダ)の動物を対象に日中の行動観察を行い、採食行動、睡眠、同居個体とのコミュニケーション、常同行動などの割合を明らかにしました。また、展示場の面積やエンリッチメントの個数などを用いて「QOL指数」を算出して比較することで、QOLの違いによる生活の変化を考察しました。
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