緊急情報
更新日:2023年3月20日
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災害の規模が大きい程、各指定避難所への市職員の到着の遅れや被災が予想され、現実問題として市職員だけでの避難所開設・運営は困難になります。突如発生する災害に対し、発災直後から3日間の混乱期においては、地域住民の皆さん自らが避難所を開設し、最低限のことを自分たちで行っていく必要があります。
また、新型コロナウイルス感染症の影響により、避難所という密になりやすい空間の中で、感染症対策を施し運営していくことが重要となっています。
そこで、千葉市SLネットワーク(令和元年防災功労者内閣総理大臣表彰)の代表を務める深味 肇先生を講師にお招きし、避難者の多様なニーズに配慮した避難所運営等について、考えるきっかけとしていただくため、新任の避難所運営委員の方向けに本講演会を開催いたしました。
日時:令和3年7月17日(土曜日)10時00分~11時30分(第1回)、13時30分~15時00分(第2回)※各回講演内容は同じ
会場:花見川保健福祉センター3階大会議室
参加人数:第1回20人、第2回16人
コロナ禍ではありましたが、1回当たりの参加人数を絞って開催し、多くの皆さんに本講演会へご出席いただきました。
千葉市SLネットワークの代表。 同団体は、平成16年新潟県中越地震・平成19年新潟県中越沖地震にボランティア団体として参加した以降も、平成23年東日本大震災時に様々なボランティア活動をしています。 また、千葉市内の町内自治会や自主防災組織、避難所運営委員会等に講習会や防災教育、訓練指導を実施しており、防災思想の普及・防災体制の整備に大きな貢献をしているとして「令和元年防災功労者内閣総理大臣表彰」を受賞されました。災害ボランティアとして、千葉市内を拠点に、地域住民に対し、防災意識の向上・防災講習会・防災訓練指導などを行政と一緒に取り組んでおられます。主な活動は「防災訓練」「避難所運営訓練」「防災講習会、防災体験など」「各種イベント参加指導」。
千葉市では、災害対策基本法に基づき設置している千葉市防災会議の委員として地域防災計画の作成等に携わる他、地域における防災リーダー養成を目指す防災ライセンス講座の講師など、千葉市の防災施策に深く関わっていただいています。
配布されたワーク資料に沿って、「感染症対策に配慮した避難所運営」関する留意点をご説明いただきました。下記はその抜粋になります。
・自らの命は自らが守るという意識を持つ
・平時より災害リスクや避難行動について把握する
・地域の防災リーダーのもと避難計画の作成や避難訓練等を行い防災力を高める
・避難所の過密状態の防止
・避難所の衛生管理・健康管理(アルコール消毒や定期的な検温の実施)
・発熱者や濃厚接触者等との避難スペースのすみわけ
・避難者自身の理解・協力
・発熱者等を受け入れるようになっているが、医師はいなくて良いか
・感染症廃棄物の廃棄方法を例示してほしい
・避難所に入りきれない人が多数発生するが、その場合どうするのか
・防災避難所などのマップがあったら各自治会の方に送ってもらいたい
・個人用防護服はどうやって準備できますか
・マンションの防災会向けの情報が知りたい
回答など、詳しくは、アンケート結果集計表をご覧ください。
令和3年度 避難所運営委員会研修会 アンケート結果集計表(PDF:598KB)
令和3年度 避難所運営委員会研修会 アンケート結果集計表(エクセル:24KB)
今後も花見川区では、上記アンケート結果を参考にしながら地域の皆さんが主体となった避難所運営について、支援を進めて参ります。
【参考資料】
・千葉市の防災体制及び避難所運営委員会について(PDF:686KB)
・新型コロナウイルス等感染症を踏まえた避難所開設運営方針について
・みんなで考えよう!避難所のこと(男女共同参画社会の視点で避難所運営を実践するための情報・ヒント集)(PDF:3,238KB)
・いろいろな国の言葉で防災情報を受け取れます(千葉市多言語防災メール配信サービス)(PDF:811KB)
なお、平成30年度実施の避難所運営委員会研修会および令和2年度実施の避難所運営委員会研修会もご紹介しております。ご確認ください。
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