更新日:2025年5月15日

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伝染性紅斑(リンゴ病)

伝染性紅斑は、ヒトパルボウイルスB19による感染症で、小児を中心にみられる流行性の発しん性の病気です。
両頬がリンゴのように赤くなることから、「リンゴ病」と呼ばれることもあります。

令和7年第15週(4月7日~4月13日)において、市内定点医療機関からの患者報告数が2.44となり、流行発生警報基準値(2.0)を超えました。
過去5年間の定点あたりの報告数(令和7年4月16日時点)
伝染性紅斑

感染対策として、こまめな手洗いや咳エチケットを心がけましょう!
特に、妊娠中にかかると胎児の異常や流産が生じることがあるため、感染予防や感染した際の経過には注意が必要です。

伝染性紅斑とは

症状

  • 約10~20日の潜伏期間の後、微熱やかぜの症状などがみられ、その後、両頬に蝶の羽のような境界鮮明な赤い発しん(紅斑)が現れます。
  • 続いて、体や手・足に網目状やレース状の発しんが広がりますが、これらの発しんは1週間程度で消失します。
  • 頬に発しんが出現する7~10日くらい前に、微熱やかぜのような症状がみられ、この時期にウイルスの排出が最も多くなりますが、発しんが現れたときには、感染力もほぼ消失しています。

感染経路

  • 飛沫、接触により感染します。

治療・予防

  • こまめな手洗いや咳エチケットが大切です。
    正しい手洗いの方法
    「手を洗っていますか?」(感染症対策課ホームページ)
  • 特に、この病気にかかりやすい子どもが集団生活をしている保育施設や学校などでは注意が必要ですので、感染対策の徹底をお願いします。
  • ワクチンや特別な治療法はなく、経過観察を含め、症状に応じた治療となります。

妊娠中又は妊娠の可能性がある方へ

  • これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が妊娠中(特に妊娠前半期)に感染した場合、胎児の異常(胎児水腫)や流産が生じることがあります。
  • 伝染性紅斑を疑う症状がある場合は医療機関に相談しましょう。
  • 伝染性紅斑の家族がいる場合や、流行している地域で多くの小児と接する機会がある職業の方などは特に注意が必要です。かぜ症状がある方との接触をできる限り避け、手洗いやマスクの着用などの基本的な感染予防を行ってください。

学校への登校について

学校への登校については、学校保健安全法で規定されています。
出席停止期間の詳細については、以下のホームページ内、登校許可証明書の書式をご参照ください。

このページの情報発信元

保健福祉局医療衛生部健康危機管理課

千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所高層棟9階

ファックス:043-245-5643

kenkokikikanri.HWM@city.chiba.lg.jp

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