更新日:2024年11月1日

ここから本文です。

マイコプラズマ肺炎が流行しています

マイコプラズマ肺炎は、「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症です。小児や若い人の肺炎の原因としては、比較的多いものの1つです。
例年、患者として報告されるもののうち約80%は14歳以下ですが、成人の報告もみられます。1年を通じてみられ、秋冬に増加する傾向があります。
また、マイコプラズマ肺炎は、感染症発生動向調査において全国約500か所の基幹定点医療機関から週単位で報告される5類感染症の一つで、2024年春頃から定点あたりの報告数が増加しています。
予防、拡大防止のために、こまめな手洗いや咳エチケット等の基本的な感染防止対策が大切です。せきが長引くなどの症状がある時は、医療機関を受診しましょう。

マイコプラズマ肺炎とは

症状

  • 発熱や全身の倦怠感(だるさ)、頭痛、せきなどの症状がみられます(せきは少し遅れて始まることもあります)。
  • せきは熱が下がった後も長期にわたって(3~4週間)続くのが特徴です。
  • 多くは軽い症状が続きますが、一部の人は肺炎となったり、重症化したりすることもあります。

感染経路

  • 感染した人のせきのしぶきを吸い込んだり(飛沫感染)、感染者と接触したりすること(接触感染)により感染します。
  • 家庭のほか、学校などの施設内でも感染の伝播がみられます。
  • 潜伏期間は長く、2~3週間程度です。

予防

  • 普段から流水と石けんでこまめに手を洗いましょう。
    正しい手洗いの方法「手を洗っていますか?」(感染症対策課ホームページ)
  • 感染した場合は、家族間でもタオルの共用は避けましょう。
  • せきの症状がある場合には、マスクを着用するなど「咳エチケット」を守ることを心がけましょう。

その他

日本呼吸器学会、日本感染症学会、日本化学療法学会、日本環境感染学会、日本マイコプラズマ学会の5学会より合同で提言が出され、一般の方及び患者向けへの啓発・説明並びに医療者向けの留意点が示されました。


このページの情報発信元

保健福祉局医療衛生部健康危機管理課

千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所高層棟9階

ファックス:043-245-5643

kenkokikikanri.HWM@city.chiba.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

このページを編集して、改善提案する改善提案とは?