更新日:2026年8月19日

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破傷風

破傷風(はしょうふう)とは

破傷風は破傷風菌(Clostridium tetani)の産生する神経毒素によって引き起こされる感染症です。破傷風菌の芽胞が創傷部位から侵入し、神経毒素を産生することで、筋肉のけいれんや硬直が起こり、重症化すると死に至ることがあります。
日本では戦後、年間1,000例以上の報告がありましたが、1952年の破傷風トキソイドワクチンの導入、1968年の三種混合ワクチン(DPT)の定期接種化によって報告数は激減し、現在はワクチン接種歴のない高齢者を中心に年間約100例の報告があります。

感染経路

原因菌である破傷風菌(Clostridium tetani)は芽胞を形成し、土壌などの環境中に広く存在しています。外傷から土壌中の芽胞が体内に侵入することにより感染します。
感染してから発症するまでの潜伏期間は、3から21日(平均10日)となっています。

症状

症状は開口障害、顔面けいれん、嚥下困難などから始まり、呼吸困難や後弓反張に移行します。重篤な場合、呼吸筋の麻痺により窒息死することもあります。

治療法

抗破傷風ヒト免疫グロブリン、抗菌薬による治療を行います。また、創傷部の洗浄、異物等を取り除きます。
必要に応じて、外科的切除(デブリドマン)や人工呼吸器による呼吸管理や抗けいれん薬による対症療法も行います。

感染予防

破傷風の予防として、破傷風トキソイド含有ワクチンが有効です。
現在は五種混合ワクチン(DPT-IPV-Hib)及び二種混合ワクチン(DT)による定期接種が行われています。
ケガをした場合には、土壌などに汚染された傷を洗浄するほか、ワクチンと免疫グロブリンによる曝露後予防も行われます。

定期接種については以下のホームページをご参照ください。
こどもの予防接種のご案内(医療政策課ホームページ)

災害発生時の予防について

破傷風菌は泥や土の中に存在します。災害時は、がれき撤去等の野外作業により受傷し、破傷風に感染する可能性があります。
作業に当たる場合は長袖、長ズボンに加え、軍手や足を完全に覆う服装をして肌の露出を少なくし、ケガをしないようにすることが重要です。

このページの情報発信元

保健福祉局医療衛生部健康危機管理課

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