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更新日:2024年9月13日

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重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関する基本的な情報

 

重症熱性血小板減少症候群とは

重症熱性血小板減少症候群とは、2011年に初めて特定された、新しいウイルス(SFTSウイルス)に感染することによって引き起こされる病気で、主に西日本で発生しています。
主な症状は発熱と消化器症状で、重症化し死亡することがあります。
国立感染症研究所のまとめによると、感染症法上の4類感染症に定められた2013年3月4日~2024年4月30日時点で、届け出られた患者報告数は955例で、それ以前に報告されていた8例を加えた報告数は963例です。このうち、届出時点での死亡例は106例(11.0%)です。

感染経路~どうやってうつるのか~

ウイルスをもったフタトゲチマダニ等のマダニに咬まれることによって感染します。
マダニは、森や林や草むらなどの屋外に生息しており、市街地でも見られます。
マダニは食品等に発生するコナダニ、衣類や寝具に発生するヒョウヒダニなど屋内に生息するダニとは種類が異なります。

予防方法~よぼうするには~

マダニに咬まれないようにすることが重要です。マダニの活動が盛んな春から秋にかけては注意しましょう。

  • 草むらなど、マダニが生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、肌の露出を少なくすることが大切です。服は、明るい色のもの(マダニを目視で確認しやすい)がお薦めです。これは、重症熱性血小板減少症候群だけではなく、国内で毎年多くの報告例がある、つつが虫病や日本紅斑熱など、ダニが媒介する他の疾患の予防のためにも有効です。
  • 屋外活動後は入浴し、マダニに刺されていないか確認して下さい。特に、首、耳、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏などがポイントです。
  • SFTSウイルスを媒介すると考えられるマダニ類は全国に分布するので、現時点で患者の発生報告がある地域が他の地域に比べて特に危険だということではありません。全国どこにおいても発生し得る感染症と考えられます。
  • マダニ類の多くは、ヒトや動物に取り付くと、皮膚にしっかりと口器を突き刺し、長時間(数日から、長いもので10日間)吸血します。無理に引き抜こうとするとマダニの一部が皮膚内に残ってしまうことがあるので、吸血中のマダニに気が付いた際は、無理に引き抜こうとせず、医療機関(皮膚科など)で処置(マダニの除去、洗浄など)をしてもらってください。
  • マダニに刺された後に、発熱等の症状が認められた場合は、医療機関を受診してください。その際、マダニに刺されたことを医師に説明してください。

医療機関のみなさまへ

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、感染症法において4類感染症に定められており、診断した医師は直ちに最寄の保健所に届け出ることが義務付けられています。

厚生労働省ホームページにおいて、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)診療の手引き2024年版」が公開されております。

このページの情報発信元

保健福祉局医療衛生部健康危機管理課

千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所高層棟9階

ファックス:043-245-5643

kenkokikikanri.HWM@city.chiba.lg.jp

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